【プロが解説】副業ライターが単価を10倍にするLPの書き方

「ライターとして活動しているけれど、なかなか単価が上がらない……」

「文字単価1円前後の案件から抜け出したい」

「もっと高単価な仕事に挑戦したいけれど、何を学べばいいかわからない」

このような悩みを抱えている副業ライターの方は多いのではないでしょうか。

実は、ライター業務の中でも特に高単価なのが「LP(ランディングページ)ライティング」です。

SEO記事が1本5,000円〜2万円程度の案件が多い一方で、LPライティングは1案件5万円〜30万円以上になるケースも珍しくありません。

しかし、LPには独特の構成や考え方があり、記事ライティングと同じ感覚では成果を出しにくいのも事実です。

そこで本記事では、現役コピーライターの視点から、

  • LP(ランディングページ)の基本
  • 売れるLPの8つの構成要素
  • プロが実践するLPの書き方
  • LPライティングを上達させる勉強法

をわかりやすく解説します。

この記事を読み終える頃には、LPライティングの全体像が理解でき、高単価案件へ挑戦するための第一歩を踏み出せるようになるでしょう。

そもそもLP(ランディングページ)とは?

LPライティングを学ぶ前に、まずはLP(ランディングページ)そのものについて理解しておきましょう。

LPは単なるWebページではなく、商品やサービスの購入、申し込みなどの行動を促すために設計されたページです。

高単価案件を獲得したいライターにとって、LPの役割や構成を理解することは欠かせません。まずは基本から確認していきましょう。

LPの定義は?

LP(ランディングページ)とは、商品やサービスの購入・申し込みなど、特定の行動(CV:コンバージョン)を促すことを目的とした1ページ完結型のWebページです。

一般的な企業サイトは複数のページで構成されていますが、LPは読者を迷わせず、ひとつの行動へ導くことに特化しています。

たとえば、

  • オンライン講座の申し込み
  • サプリメントの購入
  • 保険の資料請求
  • 美容サービスの予約

などでよく活用されています。

SEO記事が「情報提供」を目的とするのに対し、LPは「行動を起こしてもらうこと」が目的です。

そのため、ライターには文章力だけでなく、読者心理を動かすセールスライティングのスキルが求められます。

LP制作はどれくらい稼げる?

LPライティングはライター業務の中でも特に高単価です。

案件例をまとめると次のようになります。

案件レベル報酬目安
初級3万円〜5万円
中級5万円〜15万円
上級15万円〜30万円以上

なぜ高単価なのかというと、LPは企業の売上に直結するからです。

たとえば、LP改善によって売上が100万円増えるなら、企業にとって10万円〜20万円のライティング費用は十分投資価値があります。

つまりLPライターは、「文章を書く人」ではなく「売上を生み出す人」として評価されるのです。


LPの3つの構成要素

 ファーストビュー(FV)

読者が最初に目にする部分です。

ここで興味を持たれなければ、その先は読み進めません。

  • キャッチコピー
  • メインビジュアル
  • CTAボタン

などで構成されます。



ボディコピー

読者の悩みに共感し、商品やサービスの価値を伝える部分です。

  • 問題提起
  • 解決策
  • ベネフィット
  • 実績やお客様の声

などを使いながら購買意欲を高めていきます。


クロージング

最後に行動を促すパートです。

購入や申し込みを迷っている読者の背中を押します。

  • 特典
  • 保証
  • FAQ
  • CTA

などが配置されることが一般的です。


【保存版】売れるLPに共通する8つの構成要素

成果を出しているLPには共通するパターンがあります。

もちろん商品やサービスによって表現方法は異なりますが、読者の心理に沿って構成されている点は共通しています。

ここでは、多くの売れるLPに取り入れられている8つの構成要素を解説します。LPライティングの型として覚えておくことで、案件対応の幅も広がるでしょう。

①ファーストビュー(FV)|3秒で離脱を防ぐ最重要パート

結論から言うと、LPで最も重要なのがファーストビューです。

なぜなら、読者の多くはページを開いて数秒以内に「読むか・離脱するか」を判断するからです。

キャッチコピー+メインビジュアル+CTAで構成

基本的な構成は以下の3つです。

  • キャッチコピー
  • メインビジュアル
  • CTAボタン

たとえば、

「副業ライターでもLP案件で月5万円アップ」

というコピーと、

  • ノートPCで執筆する人物写真
  • 無料相談ボタン

があれば、読者は内容を瞬時に理解できます。

読者の8〜9割はここで読むか離脱を決める=LPの命運を握る

どれだけ優れた商品でも、FVで興味を持たれなければ先は読んでもらえません。

逆に言えば、FVを改善するだけで成果が大きく変わることもあります。

良いFVの条件:誰の・どんな悩みが・どう解決するかが一目で分かる

良いFVには共通点があります。

  • 誰向けなのか
  • どんな悩みを解決するのか
  • どんな未来が手に入るのか

が一目でわかることです。

読者に考えさせるのではなく、瞬時に理解させることを意識しましょう。

②共感・問題提起|読者に「自分のことだ」と思わせる

悩む読者のイメージ

LPでは、いきなり商品説明を始めてはいけません。

まずは読者の悩みに寄り添います。

例えば副業ライター向けなら、

  • 単価が上がらない
  • 案件獲得が安定しない
  • 将来への不安がある

といった悩みがあります。

ポイントは、読者がまだ言語化できていない気持ちまで代弁することです。

「まさに私のことだ」と思ってもらえれば、続きを読んでもらえる確率が高まります。

③解決策の提示|悩みの“答え”として商品を登場させる

十分に共感を得られたら、次は解決策を提示します。

ここで重要なのは、「売り込み」に見せないことです。

悪い例

「この講座を買ってください」

良い例

「その悩みを解決する方法として、LPライティングという選択肢があります」

読者は押し売りを嫌います。

そのため、商品やサービスは“悩みを解決する手段”として自然に登場させましょう。

④ベネフィット|“機能”ではなく“得られる未来”を語る

LPライティングで初心者が最も苦戦しやすいのがベネフィットです。

特徴(機能)とベネフィットは異なります。

機能ベネフィット
動画100本収録好きな時間に学べる
添削付きプロ目線の改善点がわかる
オンライン受講自宅でスキルアップできる

読者が欲しいのは商品そのものではありません。

商品を使った結果として得られる未来です。

ベネフィットを書く際は、

「だから読者はどうなるのか?」

を繰り返し考えることが大切です。

⑤証拠(お客様の声・実績・データ)|信頼を担保する

どれだけ魅力的な商品やサービスでも、読者は簡単には信じてくれません。

なぜなら、企業や販売者は自社の商品を良く見せるのが当たり前だからです。

そこで必要になるのが「証拠」です。

人は、自分で語る長所よりも第三者の評価を信頼する傾向があります。

例えば、

  • お客様の声
  • 利用者の口コミ
  • 導入実績
  • 販売実績
  • メディア掲載実績
  • 専門家や権威者の推薦
  • データや調査結果

などが代表的です。

特にお客様の声は、読者と近い立場の人の体験談であるため、高い説得力があります。

実際にLP制作を行う際も、クライアントへヒアリングを行い、できる限り実績やレビューを集めることが重要です。

信頼を獲得できれば、購入や申し込みへの心理的ハードルを大きく下げられます。

⑥オファー|価格・特典・限定性で“買う理由”を作る

商品価値を理解してもらえたら、次は「今行動する理由」を作ります。

それがオファーです。

オファーとは、読者が行動しやすくなる条件や特典のことを指します。

例えば、

  • 初回限定価格
  • 無料特典
  • 個別相談付き
  • 返金保証
  • 期間限定キャンペーン

などがあります。

ここで重要なのは、単純な値引きだけに頼らないことです。

例えば、

「通常価格30,000円→今だけ20,000円」

よりも、

「30,000円相当の特典を無料プレゼント」

の方が価値を感じるケースもあります。

また、期間限定や数量限定といった要素は、読者の行動を後押しする効果が期待できます。

ただし、実態のない限定性を作るのではなく、事実に基づいた訴求を行うことが大切です。

⑦不安の払拭|Q&A・保証で“買わない理由”を消す

購入直前の読者は、多くの場合「欲しい気持ち」と「不安」の間で揺れています。

例えば、

  • 本当に効果があるのか
  • 自分にもできるのか
  • 追加費用はかからないか
  • サポートは受けられるのか

といった不安です。

こうした疑問を放置すると、申し込み直前で離脱される可能性があります。

そこで活用したいのが、

  • よくある質問(Q&A)
  • 返金保証
  • サポート体制の説明
  • 利用開始までの流れ

です。

読者が抱きそうな疑問を先回りして解消することで、安心して行動してもらえるようになります。

実際のLP制作では、過去の問い合わせ内容や口コミを参考にすると、読者が感じやすい不安を見つけやすくなります。

⑧クロージング+CTA|最後のひと押しで行動させる

LPの最後は、読者の背中を押すクロージングです。

ここまで読んだ読者は商品やサービスに興味を持っています。

しかし、行動するかどうかはまだ決まっていません。

そこで、

「この機会を逃さないでください」

「まずはお気軽にご相談ください」

など、行動を促すメッセージを添えます。

そしてCTA(Call To Action)を設置します。

CTAとは、読者に取ってほしい行動を示すボタンやリンクのことです。

例えば、

  • 無料相談を申し込む
  • 資料をダウンロードする
  • 今すぐ購入する

などがあります。

CTAは複数設置するよりも、基本的には1つに絞った方が読者は迷いません。

「何をすればいいのか」を明確に示すことが大切です。


【5ステップで完成】プロが実践する売れるLPの書き方

次は実際の制作手順を見ていきましょう。

初心者の方は「何から書き始めればいいのかわからない」と悩みがちですが、プロのLPライターは感覚で執筆しているわけではありません。

ここでは、私自身も意識しているLP制作の基本的な流れを5つのステップに分けて解説します。


STEP1誰に・何を・どう動かすかを1行で決める

LP制作は文章を書く前に勝負が決まると言っても過言ではありません。

最初に明確にするのは、

  • 誰に
  • 何を
  • どうしてほしいのか

です。

例えば、

「副業ライターにLPライティング講座を提案し、無料相談へ申し込んでもらう」

という形で言語化します。

この軸が曖昧なまま執筆すると、読者に刺さらないLPになってしまいます。

STEP2|売れる根拠を集める「リサーチ」

プロのLPライターほどリサーチに時間をかけています。

私自身もLP制作時は、執筆時間よりリサーチ時間の方が長くなることがあります。

主なリサーチは以下の3つです。

①商品理解

  • 商品の特徴
  • 強み
  • 開発背景
  • 他社との違い

を把握します。

②競合LP分析

競合がどのような訴求をしているかを確認します。

③ターゲット調査

  • SNS
  • レビュー
  • 口コミ
  • Q&Aサイト

などから読者の本音を集めます。

特に口コミやレビューには、LPで使える生の言葉が多く眠っています。

私自身、LP制作では執筆よりもリサーチに時間をかけることがあります。読者の言葉をどれだけ集められるかによって、共感やベネフィットの質が大きく変わるためです。 

STEP3|型に当てはめて「構成」を設計する

材料が集まったら構成を作ります。

LPは思いつきで文章を書くものではありません。

基本的には、

共感

問題提起

解決策

ベネフィット

証拠

オファー

CTA

という流れで設計します。

ここで意識したいのは、読者の感情の流れです。

「読み進めるほど納得できる状態」を作ることが重要です。

STEP4|各ブロックを箇条書きで「肉付け」する

構成ができたら、いきなり文章を書かずに箇条書きを作ります。

例えばベネフィットパートなら、

  • 単価アップが狙える
  • 高単価案件へ応募できる
  • クライアントからの評価が上がる

などです。

この段階で内容を整理しておくと、文章化がスムーズになります。

また、クライアントとの認識合わせもしやすくなり、修正の手間を減らせます。

STEP5|読者を動かす「執筆」と「推敲」

最後に箇条書きを文章へ変換します。

執筆時は、

  • 難しい言葉を避ける
  • 一文を長くしすぎない
  • 読者へ語りかける

ことを意識しましょう。

書き終わったら必ず推敲を行います。

おすすめは音読です。

実際に声に出して読むと、不自然な表現や読みにくい箇所を見つけやすくなります。

さらに一晩置いてから見直すと、客観的な視点で改善できます。


LPライティングが上達する勉強法

写経をする

LPライティングを学ぶなら、まずは写経がおすすめです。

写経とは、成果が出ているLPを実際に書き写す学習法です。

文章の流れや表現を体感的に学べます。

ただし、丸暗記するのではなく、

「なぜこの順番なのか」

「なぜこの言葉を使っているのか」

を考えながら行いましょう。


セールスライティングの名著を読む

基礎知識を学ぶために、セールスライティング関連の書籍を読むのも効果的です。

読者心理や購買行動を理解できるようになるため、LPの説得力向上につながります。

インプットだけで終わらせず、学んだ内容を実際の執筆へ落とし込むことが大切です。

実際に書いて添削・フィードバックを受ける

最も成長できる方法は、実際にLPを書くことです。

さらに第三者から添削やフィードバックを受けることで、自分では気づけない改善点が見えてきます。

学習と実践を繰り返すことで、LPライティングのスキルは着実に向上していきます。


まとめ:LPライティングは副業ライターの単価アップにつながる

LPライティングは、ライター業務の中でも特に高単価を狙いやすいスキルです。

売れるLPには、

  • ファーストビュー
  • 共感・問題提起
  • 解決策の提示
  • ベネフィット
  • 証拠
  • オファー
  • 不安の払拭
  • クロージング+CTA

という共通の構成があります。

まずは型を理解し、小さな案件から実践を重ねていきましょう。

LPライティングを習得できれば、ライターとしての市場価値を高め、より高単価な案件へ挑戦できるようになります。

よくある質問

よくある質問①LPライティング未経験でも案件は獲得できますか?

可能です。

まずはポートフォリオ用にLPを作成し、クラウドソーシングなどで実績を積むのがおすすめです。

未経験歓迎の案件から挑戦し、経験を増やしていきましょう。

よくある質問②LPライティングの相場はいくらですか? 

案件内容によって異なりますが、一般的には3万円〜30万円以上が目安です。 

商品単価や求められるスキルによって報酬は大きく変わります。

よくある質問③SEO記事ライティングとの違いは何ですか? 

SEO記事は検索流入を集めることが目的です。

一方、LPは商品購入や申し込みなど、読者の行動を促すことが目的です。

そのためLPライティングでは、セールスライティングや読者心理の理解がより重要になります。