
Webライターを目指す中で納品という過程は、避けては通れない作業です。
納品といってもクライアントから依頼される方法はさまざま。。。
「記事は書けたけど納品ってどうするの?」
「Googleドキュメントなんて初めてなんだけど。」
「ゲッ、WordPress(ワードプレス)!?」
使ったことのないツールやソフトを指定されると困惑してしまいますよね。
最近では、正しい使い方さえ知ってしまえば便利なツールやソフトがたくさんできました。
ここでは、「基本的な納品方法」や、「ライターによく使われる納品形式」、「納品時に気を付けなければいけないポイント」などをご紹介いたします。
この記事の後半部分には、納品前に確認しておきたいチェックリストを掲載していますので、ぜひ最後まで読んで納品への不安を解消させちゃいましょう!
目次
そもそも【納品】ってなに?

納品とはその名の通り、品物を納めることを指します。
当たり前な話になりますが、この品物とはライターでいうところの「記事」になります。
記事を書くことがメインで、文章のクオリティーや構成組みなどに目がいきがちですが、その後の納品が出来ないことには報酬は獲得できません。
意外に見落としがちですが、納品方法もしっかりと抑えておくべきポイントなのです。
また、納品時に丁寧な対応ができることでクライアントから好印象をいただき、今後の案件継続にもつながる可能性が高くなります。
納品時のメッセージ例:
お世話になっております。〇〇(自分の名前)です。
先日、ご依頼いただいた記事が完成いたしました。
納品いたしますので、ご査収ください。
お忙しいかと思いますが、よろしくお願いいたします。
上記のような文章を添えると、「またこの人に頼みたい」と信頼を得られやすいでしょう。
【絶対おさえて!】基本的な納品方法
クライアントによって納品方法もさまざま。
ここでは絶対に抑えるべき基本の納品方法をご紹介します。
基本的に、クラウドソーシングサイトに納品する場合と、直接クライアントに納品する場合の2パターンがあります。
◆クラウドソーシングサイト経由で納品する方法
よく使われているクラウドソーシングサイトの3つ
・Lancers(ランサーズ)
・Crowd Works(クラウドワークス)
・ココナラ
Lancers(ランサーズ)
ランサーズでは、基本的に以下の3つの方法で納品します。
①メッセージに添付
クライアントと仕事のやりとりができるメッセージ機能があるのですが、そこにファイルを添付して納品することができます。

プロジェクトごとに分かれている「ファイル管理」ページがあります。
③ワークスペースで納品
この3つの方法にはそれぞれ容量や添付件数に制限があるので注意しましょう。
・メッセージ欄:1ファイルあたり100MB、最大10件
・ファイル管理ページ:1ファイルあたり10MB、最大50件
・ワークスペース:1ファイルあたり5MB、件数制限なし
Crowd Works(クラウドワークス)
マイページにある「契約一覧」から該当する案件を選択すると、契約の詳細ページに移動します。

ページ右下に「納品する」というボタンが表示されていますので、そこをクリックしてください。
すると納品メッセージの入力欄とファイルを添付する欄が表示されます。
依頼された成果物を添付しましょう。
あとは「納品完了」ボタンをクリックすると納品が完了となります。
ここで上記でも説明しましたが、納品メッセージに「納品が完了いたしました。ご査収の程よろしくお願いいたします。」と添えると、クライアントに好印象をもってもらえます。
クラウドワークス上で送信できる容量は、1ファイルあたり100MBまでなので注意が必要です。
ココナラ
トークルームでやりとりや納品を行います。

このトークルームは購入者が決済することで開くようになります。
画面下部にある「納品する」ボタンをクリックし、1ファイルあたり100MBを超えないよう確認してから納品ファイルをアップロードしてください。
納品の旨をメッセージに添えて送信すると完了です。
◆クライアントに直接納品する方法
クライアントによっては直接納品を依頼される場合もあります。
主にGoogleドキュメントやWordファイル、WordPressへの直接入稿などです。
それぞれの特徴をふまえ、オススメを以下に紹介します。
Webライターの納品形式はどれがオススメ?
ファイルの形式は数種類ありますが、ここではWebライターがよく使うものを取り上げています。
◆ファイル/URL納品
ファイルやURLでの納品は、簡単に行えるというメリットがあります。
ファイルを添付したり、URLを共有するだけでいいので納品がスムーズです。
Word(ワード)
パソコンを、仕事で触ったことのある人はよく目にしているのではないでしょうか?
特徴としてはそのまま社内資料として使えたり、校正・修正がしやすい点があげられます。
簡単に操作できるので、Wordで納品を希望されるクライアントが多く、今でも需要があります。
主に、企業や法人案件で取り扱うことが多いでしょう。
Googleドキュメント
いちばん多く利用されており、今後ライター業をする中で必ずといっていいほどこの形式で納品依頼をされることがあります。
Googleのネット上で文書を作成したり保管、編集ができます。
構成が分かりやすくコメント機能が使えるので記事の強調したい部分などが伝えやすいことがメリットです。
ついうっかり保存をしわすれてしまう方も、自動保存機能があるので安心してください。
使用には、無料で登録できるGoogleアカウントの作成が必要です。
URLを送ることで相手と共有することができるのですが、権限を正しく反映させることが重要となります。
「誰に」「どこまでの権限をあたえるのか」が設定でき、画面右上の「共有」ボタンから、「制限付き」をクリックして「リンクを知っている全員」に変更しましょう。
以下の3つの権限を選択してあたえることができます。
・閲覧者:読むだけ
・閲覧者(コメント可):修正指示がもらえる
・編集者:修正が加えられる
クライアントから指定された権限を正しく反映できるようにしましょう。
◆CMS納品
CMS(Contents Management System)とはWebサイトを簡単に管理出来るシステムです。
専門的な難しい操作をしなくてもWebページ制作ができます。
WordPress(ワードプレス)
無料でホームページやブログ作成ができるソフトウェアです。
テンプレートが豊富で、初心者でも簡単に操作できるという特徴があります。
世界の約40%のホームページがワードプレスを利用して作られていることから、使い方を知っていることで仕事の幅が増えること間違いなし。
ワードプレスに直接入稿し納品する方法です。
クライアントのユーザー名やURL、パスワードを聞いてログインして直接記事を書きます。
その後、クライアントに連絡し納品完了になります。
note
無料で始められるプラットフォームで、ブログと違い手軽に記事執筆ができるメリットがあります。
最近ではnoteの代筆依頼も増えてきており、WordPressと比べ操作が簡単です。
スムーズな納品に必須な3つのツール
Webライターをする上で、使い方をおぼえておくと便利なツールを紹介します。
主に以下の3つです。
・ChatWork
・Slack
・Eメール
◆ツール①Chatwork
国内利用者数No.1のビジネス向けチャットツールです。
特徴としては、シンプルで使いやすくセキュリティ面でも高度な対策が施されているため安心して使えます。
基本機能には、チャットやタスク管理、ファイル管理、ビデオ・音声通話などがあります。
その他にグループ単位でチャットルームが作れるので、効率的にコミュニケーションを図り業務がスムーズになるでしょう。
◆ツール②Slack
企業や組織運営で利用される多機能チャットツールです。
Chatworkと同じように、チャットやファイルの添付、効率的に情報共有ができます。
特徴としては、
・リマインダー機能:日時を指定し、メッセージを通知できる。
・返信のスレッド化:複数の話題があっても内容が把握しやすい。
・ポスト/スニペット:長文を投稿したり、テキストエディタとしても使える。
などがあります。
◆ツール③Eメール
みなさんもよく目にしたり使ったりしているのではないでしょうか?
Webライターとしては、クライアントとの初期段階の連絡として使います。
最近ではチャットツールの普及で使用頻度は減っていますが、知名度が高いことから信頼性のあるメールアドレスということでプロフェッショナルな印象を与えることができます。
これで大丈夫!納品前のチェックリスト
「やっと記事ができた。さあ納品しよう!」
でもそれ、ちょっと待ってください!
忘れていたり、見落としたりしていることはありませんか?ほんとに大丈夫ですか?
納品前は必ず、一通り見直してミスを防ぎましょう。
◆レギュレーションの再確認
レギュレーションとは記事執筆のルールのことで、最も基本的なチェック項目としてあげられるでしょう。
例えば、その記事の目的やペルソナ(人物像)など記事の雰囲気を共有し、方向性を明確にします。
クライアントからも最も指摘されやすいポイントですので、必ず抑えてしっかりと確認しましょう。
◆納品形式の確認
前述したとおり、納品にはさまざまな形式がありましたよね。
クライアントによって、
「Wordでお願いします」
「Googleドキュメントで納品してください」
「ワードプレスぬ直接書いてください」
などの要望があります。
「せっかく頑張って作ったのに違う納品形式だった。。。」なんてことにならないよう注意してください。
◆納品ファイル名の確認
意外に忘れやすいのがファイル名です。
もちろん、クライアントからあらかじめ指定されればそれに従いますが、特にない指定がなければ下記がオススメ。
→日付_記事名_名前
こうすることで、
・いつの納品か?
・どんな内容か?
・誰からのものか?
などが明確に分かります。
クライアントの目線に立ち、どのように納品すればスムーズになるかを考えることが大切ですので、ぜひ取り入れてみてください。
◆誤字脱字の確認
記事に誤字脱字が多いということは、責任を持って記事執筆ができていないとクライアントに判断されても仕方ありません。
ライターとしての実力も疑われ、そんな相手に「次も頼もう」なんて思わないですよね。
そんなことにならないよう、誤字脱字を防ぐ方法として以下の3つが有効です。
・音読をする
・時間を置いてから確認する
・ツールを用いてチェックする
音読をする
声に出して読むことで、耳でも確認でき間違いに気づきやすくなります。
文章のねじれや読んでいたら苦しくなる部分を見つけたら、主語述語の繋がりを調整したり、息継ぎができる場所に読点をうったりして修正しましょう。
時間を置いてから確認する
記事を書いてすぐというのは、違和感に気づかないものです。
半日から1日ほど時間を空け、客観的な視点で再確認しましょう。
ツールを用いてチェックする
「チェックしたけど、それでも不安」
「チェックの時間を短縮したい」
「もっと読者に伝わりやすいスマートな文章を書きたい」
と悩まれている方もいると思います。
そんな方は文章校正をチェックできるツールを利用するのがオススメです。
文章校正ツール(so-zou.jp)は
・完全無料で登録不要
・10,000文字までチェックできる
・シンプルで使いやすい
文章の質を、もう一段階高めてくれる強力な相方となること間違いなしでしょう。
◆表記揺れの確認
表記揺れとは、文中に同じ意味の言葉が複数表記されている状態のことをいいます。
表記揺れの例:
牛乳/ミルク
きらきら/キラキラ
です/である
WEBライター/webライター など
さまざまな表記が混在していると、読者に違和感を与えます。
その結果「読みづらいな」と思われ、最後まで読まずに離脱される場合がありますので表記の統一を意識しましょう。
◆一致率・類似率の確認
納品する記事が他からコピーされていないか、確認することをいいます。
他人の文章を無断で利用する行為は著作権の侵害になりますので注意してください。
クライアントからの指示があれば必ず行い、指定がなくてもあらかじめチェックしておけば後から指摘されるリスクを回避できます。
コピペチェックツールhttps://ccd.cloud/ は無料で使えるツールです。
使用方法は以下のとおりです。
①「調査対象テキスト」に文章を入れる
一度にチェックできる文字数は、無料版であれば4000文字、有料版は8000文字です。
数秒すると完了通知が届くので、ページを再読み込みして一致率・類似率を確認しましょう。
◆出典・参考資料の確認
他サイトから資料を引用する場合は、引用元を文章中に明記しましょう。
このルールを守らないと著作権法違反になってしまう恐れがあるので注意が必要です。
記載方法としては引用に用いたサイトのページ名、Webサイト名、運営者、アクセス日、更新日を記載しURLを張ります。
正しく引用して、自分の記事内容の信憑性を高めていきましょう。
◆納品日と納品時間の確認
事前に納期の確認を行っていても、勘違いしているケースがまれにあります。
納品前に今一度、確認しておきましょう。
どうしても納期に間に合わない場合は、スケジュール調整をクライアントにお願いしてください。
納期遅れの謝罪の例文:
〇〇(クライアント名)様、お世話になっております。〇〇(自分の名前)と申します。
先日ご依頼いただいた記事の納期について、ご相談させていただきたくご連絡いたしました。
〇〇(納期予定日)日に納品予定でしたが、期限までの納品が難しい状況です。
理由といたしまして〇〇(遅れる理由)のためです。現在は〇〇(文字数や工程)まで完成しています。
大変申し訳ございません。ご都合がよろしければ、〇日までに期日を延長していただけないでしょうか?
こちらの都合で納期が遅れますことをお詫び申し上げます。
今後は納期が守れるよう徹底した管理に努めます。
お忙しいと思いますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
納期とは仕事をする上で大事な約束の1つです。誠意をもって守ってくださいね。
【体験談】初心者ライターが納品で盛大にやらかした話
準備万全で臨んでもミスはつきものです。
初心者ライターの誰しもが通る道だと思います。
ここでは体験談を用いて、その失敗の中から学びや改善方法などをお伝えします。
◆失敗①:クライアントとのイメージのずれ・確認不足が生んだ悲劇
仕事を受注する前にしっかりとレギュレーションやマニュアルを確認しておきましょう。
私が初心者の頃ですが、「だいたい分かった」とあいまいな解釈のまま受注し記事を納品したことがありました。
クライアントからは「思っていたイメージでない」「頼んだ内容と違う」などのクレーム。。。
その後、修正を繰り返し無事納品できましたが、事前の確認の大切さをひしひしと感じました。
分からないことや、あやしいなと思った場合は、遠慮せずしっかりと確認することでこういった齟齬を回避できます。
◆失敗②:指定された文字数をオーバー
レギュレーションには「3000文字以内」と書かれており、確認はしていたのですが、
「少ないより多いに越したことはない」と勝手に思い込み、3300文字で納品してしまったことがあります。
その後クライアントからは「構成のバランスを考えて3000文字以内でお願いしているので」と丁寧に修正をお願いされました。
その当時は、構成や記事のバランスなどクライアントへの理解が足りていなかったんですよね。。。
ここで学んだのは「これぐらいいいだろう」という憶測で行動しない大切さ。
相手のことをしっかり理解する能力が必要だと感じました。
以後の私は、指定された文字数の3%の余裕を持って納品しています。
◆失敗③:記事タイトルが未記載のまま納品
まだライターとして駆け出しの頃、やっとできた記事を納品したのですが「タイトルが記載されていません」と修正の連絡を受けました。
これは、記事本文ばかりに気を取られていたのが原因でした。
納品前には視野を拡げ、必ず全体を見渡すということの大切を痛感しました。
これ以降、独自のチェックリストを作成し納品前の確認は怠りません。
まとめ:Webライターとして納品の仕方をマスターしよう!
今回Webライターの納品方法や、形式、注意するポイントに関してご紹介いたしました。
記事本文だけに意識を向けてしまい、書けたからと言って油断してはいけません。
納品前は必ず以下のチェック項目をしっかり見直してくださいね。
納品前のチェックリスト
・レギュレーションの再確認
・納品ファイル名の確認
・誤字脱字の確認
・表記揺れの確認
・一致率・類似率の確認
・出典・参考資料の確認
・納品日と納品時間の確認
誠実にクライアントと向き合い、「またこの人に仕事を頼みたい」と思ってもらえるようなWebライターを目指しましょう。
よくある質問
Q:よくある質問①納品物に請求書も添付すべきですか?
A:納品物と同時に請求書を提出することをオススメします。
同時にすることで完了と支払いのタイミングが近くなり、お金の流れが分かりやすくなります。
また、どの取引先かや支払い忘れなどのリスクを回避できます。
そもそも請求書というのは、
・提供した成果物の対価であるお金を回収する
・請求行為の証拠を残す
という役割があります。
のちのちのトラブル防止のために請求書は適切に管理しましょう。
Q:よくある質問②納期に間に合わないときはどう連絡すればいいですか?
A:まずは丁寧に謝罪しましょう。
その後、理由と残りの文字数を具体的に説明します。
クライアントはあなたの記事納品をスケジュールに組み込んでいます。
こちらが遅れる理由と現在の進捗状況を伝えることで今後の対応がしやすくなるのです。
最後に、次回からは「絶対に納期を守る」という文章を追記し、継続して案件がもらえるよう配慮が必要です。
Q:よくある質問③納品後の修正依頼への対応はどうすればいいですか?
A:まずは指摘された内容を真摯に受け止め、成長のチャンスと捉えましょう。
修正を依頼されるということは、単に「やり直し」というのではなく、「もっと読者に届きやすい記事にする」という機会が与えられたということです。
その際、修正を求められた意図をしっかりと考えることで次のライティングに活かせることができます。
自分の未熟さを恥じるのではなく、「次に活かせる!」という希望を持って臨みましょう。
