Webや新聞、テレビCMなどのメディア媒体に欠かせないのが「コピーライター」という仕事です。
コピーライターと聞くと「特別なセンスが必要なのでは?」という方も多いと思いますが、一定のスキルを学べば、実はセンスは必要ありません。
そこで本記事では『コピーライターになるにはどうすれば良いの?』というテーマで、コピーライターの仕事内容や必要なスキル・資格などの基本情報についてご紹介します。
また、コピーライターに年齢制限はあるの?といった気になる点についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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コピーライターとは
コピーライターのコピーとは、“広告文・原稿”という意味です。
つまりコピーライターとは本来、“広告文や原稿を書く人”のことを指します。
しかし、現代のネット社会においては、広告文のみならず、ネット記事や動画のシナリオなど、あらゆる文章を書く人を意味する言葉となりました。
コピーライターが実際に手がける文章(コピー)の一例を挙げると、
- 新聞
- 雑誌
- キャッチコピー
- 広告文章
- ダイレクトメール
- ネット記事
- 映画やゲームのシナリオ
など、多岐にわたります。
また、コピーライターはコピーを制作するにあたって、まず企業からの依頼を受けることが一般的です。
企業側がプロのコピーライターに仕事を依頼する目的は「自社の商品を買ってもらいたい」「自社のサービスを利用してもらいたい」「企業のブランドイメージを高めたい」「企業理念を伝えたい」など様々。
そんな企業の意図を汲み取り、多くの人の心へメッセージを届けるのがコピーライターの仕事です。
コピーライターはただ文章を書くというだけではなく「クライアント(企業)の想いを言葉にし、コピーを見た人の興味を引き、行動を促す」という大切な役割を担っています。
このようなコピーライターの本質を理解しているほど、企業からの依頼が絶えない優秀な人材として活躍できるでしょう。
コピーライターの起源&成り立ち
コピーライターになるための方法をお伝えする前に、まずはコピーライターの起源や成り立ちについてお伝えいたします。
世界におけるコピーライターの成り立ちについて
世界で初めて“コピーライター”という名称で呼ばれたのは、アメリカのジョン・E・パワーズといわれています。
1880年代、ジョン・E・パワーズがデパートの広告文を担当したことで売上が2倍になったことから、世界においてコピーライターという仕事の認知度が高まり、彼の名前も広く知られるようになりました。
また、そんなジョン・E・パワーズの広告に興味を持ち、後に広告の本質を定義づけるきっかけを作ったジョン・E・ケネディという人物がいます。
ジョン・E・ケネディは「広告は印刷物のセールスマンシップだ」という有名な言葉を残しており『広告文はセールスマンが顧客に話す話を文字にしたもの』という彼の考え方は今もなお、広告業界やコピーライター業界では語り継がれています。
こうして広告の基礎が確立され、コピーライティングの技術が構築されていきました。
日本におけるコピーライターの起源は?
コピーライターの起源は江戸時代にまでさかのぼり、当時の医者で蘭学者でもある平賀源内が日本初のコピーライターといわれています。
現代の日本で「土用の丑の日」にうなぎを食べることは、一般的な習慣として根づいていますが、この習慣は平賀源内によって書かれた「本日土用丑の日」というキャッチコピーがきっかけだと言われています。
“夏の暑い日にうなぎを食べて欲しい”という鰻店主の思いを平賀源内が言葉にし、人々の間に浸透していった結果、今のように土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が定着することとなりました。
その他にも平賀源内は、歯磨き粉の広告文を書いたことでも知られています。
現代のコピーライターを取り巻く環境について
時代は飛んで1962年、東京にコピーライターを養成する「東京コピーライターズクラブ(TCC)」が設立されました。
TCCは、糸井重里さんや仲畑貴志さんなど何人もの有名コピーライターを生み出しています。
糸井重里さんの代表作「おいしい生活。(西武百貨店)」や「生きろ。(もののけ姫)」仲畑貴志さんの代表作「ココロも満タンにコスモ石油」は誰もが一度は聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。
以来コピーライターは、日本の高度成長の波に乗ったこともあいまり、テレビや雑誌などのメディアで大きく活躍するようになりました。
現代ではデジタル化が進み、広告や動画などあらゆるものがネットでつながっています。
それに伴い、コピーライターの活躍の場も、紙面の広告だけではなくWeb広告や動画のシナリオ、企業のホームページ作成など多方面に広がっています。
コピーライターがどんなところで活躍しているのか?
コピーライターのなり方を知る上で、コピーライターの活躍する場所を知らなければなりません。
現代のコピーライターはテレビCM、看板、電車の中吊り広告、ダイレクトメール、Web記事など活躍の場は実に様々ですが、中でも主軸となるものを5つご紹介します。
主軸となるコピーライター5つの仕事
- 広告代理店
- 新聞の広告
- 雑誌の広告
- テレビCM
- ダイレクトメール
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.広告代理店
コピーライターの活躍の場として代表的なのが、広告代理店です。
広告代理店では、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、Webメディアの記事や広告など、実に多方面の記事を取り扱っており、これらの広告文章を書く者こそコピーライターです。
また昨今では、様々な媒体で広告を見る機会が増えましたが、これらの多くの広告が広告代理店のコピーライターによって手掛けられたものとなっています。
2.新聞広告
新聞に掲載されている広告文を考えるのはコピーライターの仕事です。
新聞は毎日情報を発信する媒体として現代においても需要が高く、広告媒体としても機能していることから、コピーライターの需要も高いと言えるでしょう。
また、新聞広告を制作するコピーライターには、新聞広告を掲載している企業の社員として活動していたり、広告代理店の社員として活動している場合もあり、業務形態が多様な点も特徴として見られます。
3.雑誌広告
雑誌の広告文は、写真との一体感もありインパクトに残りやすいものです。
そんな雑誌に掲載される広告文の制作もコピーライターの仕事。
雑誌の広告は、出版社の社員であるコピーライターが直接手がけることもあれば、出版社の外注先である広告代理店や広告制作会社のコピーライターが請け負うケースもあります。
ちなみに雑誌の広告は、グルメやファッションを専門とするコピーライターが多く活躍している場でもあります。
4.テレビCM
テレビCMのシナリオ制作や企画を考案することもコピーライターの仕事のうちの1つです。
商品のコンセプトを決めたり、イメージに合ったコピーを作成するため、CMディレクターやクリエイティブディレクター、営業担当者など様々な人達と打ち合わせを行い、必要があれば実際にCM撮影の現場に行くこともあります。
これらの理由から、テレビCMの制作もコピーライターが活躍する現場だと言えるでしょう。
5.ダイレクトメール(DM)
ダイレクトメール(DM)の文章を考えるのもコピーライターの仕事です。
お客様に直接届けるダイレクトメールは、購入やお問い合わせなどに繋がりやすいため、力を入れている企業は多く、企業から広告代理店や広告制作会社に依頼されるケースがほとんどです。
また、フリーランスのコピーライターが代理店などから、二次請けとして仕事を依頼されるケースも多くあり、ダイレクトメールを制作する現場でもコピーライターは活躍しています。
コピーライターの仕事内容
コピーライターの仕事内容は、広告のキャッチコピーやテレビCM、お菓子や化粧品などのパッケージの文言、動画やゲームのシナリオ、企業理念など様々です。
そんなコピーライターの仕事の中から代表的なものを5つご紹介します。
コピーライターとして仕事を始める上で、取り組みやすいものから順に解説していますので、参考にしてください。
コピーライターの代表的な仕事内容
- キャッチコピー考案
- 広告文章制作
- SEO記事制作
- シナリオ制作
- LP制作
1.キャッチコピー考案
キャッチコピーとは、短い言葉で企業の想いや商品の魅力を伝え、見る人の心にインパクトを与える文章のことを指し、これを制作する仕事がキャッチコピー考案です。
大田恵美さんが考案した「そうだ京都、行こう(JR東海)」や、秋山晶さんが考案した「愛は食卓にある。 (キユーピー)」などは、有名なキャッチコピーとして広く知られています。
これらのキャッチコピーのように『商品・サービスの印象や知名度を上げる』ことがキャッチコピー考案という仕事において、コピーライターが求められる要素です。
そんなキャッチコピーが用いられる媒体は、
- テレビCM
- ラジオCM
- 新聞、雑誌
- Webサイト
- SNS(Twitter・Instagramなど)
などがあり、昨今の急激なインターネットの普及によってキャッチコピーが使われる媒体は増え、それに伴いキャッチコピーを考案する仕事の需要も増えています。
一流のコピーライターともなると、たった数文字のキャッチコピーで報酬は数百万円〜数千万円ともいわれていますが…。
一般的にキャッチコピー考案の報酬は数千円〜数万円が相場となっています。
コピーライターになったばかりでキャッチコピー考案の仕事を請けたい場合、クラウドソーシングサイト(仕事の発注者と受注者を取り持つサイト)でキャッチコピー考案の仕事を見つけ、チャレンジすることから始めるといいでしょう。
そのほか、さまざまな企業や行政機関などのキャッチコピーを公募しているサイトも存在します。
また、キャッチコピー考案の仕事は応募総数が何千人といる中で採用されるのはたった数人。狭き門であることを理解する必要があるでしょう…。
とはいえ、誰でも応募できることから手軽に経験を積める上、制作したキャッチコピーが採用されれば実績となるため、これらの経験や実績はコピーライターとしての大きなアピールポイントになることは間違いありません。
2.広告文章制作
広告文とは、広告や宣伝をするための文章を指し、これを制作する仕事が広告文制作です。
広告文が用いられる媒体としてはおもに、
- テレビCM
- ラジオCM
- 新聞、雑誌
- Webサイト
- SNS(Twitter・Instagramなど)
などがあり、なかでもSNSを活用した広告の需要は目を見張るものがあります。
自信が制作した広告文がSNSのトレンドの波に乗れば、仕事はひっきりなしに舞い込んでくるでしょう。
また、広告文と言っても、Twitterのような140文字程度の比較的短いコピーから、1.500文字程度の長文コピーまで様々。
さらに、広告文は単に文章力が高いだけでは意味はありません。
広告文制作は『広告対象のサービスや商品の集客力・購買意欲を上げるためのマーケティングスキル』も要することから、コピーライターは“いかに顧客目線で文章を制作できるか”というポイントが鍵となっています。
3.SEO記事制作
SEO記事はインターネット広告の中で、最も一般的な仕事の1つです。
「そもそもSEO記事って…?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これを簡単にお伝えすると『ユーザーが検索した答えが書かれている記事』のことを指します。
あなたが普段、GoogleやYahooなどで調べる際に出てくるサイトがSEO記事と呼ばれる記事なのです。
ここまで説明すると分かる通り、莫大なジャンルや物、事がある中で、ユーザーに読まれるほとんどのSEO記事はコピーライターが制作しています。
そのため、SEO記事の内容を執筆するSEO記事制作はコピーライターが行う代表的な仕事だと言えるでしょう。
4.シナリオ制作
あらゆるストーリーのシナリオ制作はコピーライターが行なっています。
シナリオが用いられる媒体は、
- 漫画
- 小説
- 台本・脚本
- 映画
- プロモーションのストーリー
- ゲームシナリオ
- 各メディアの動画広告
- YouTube・TikTokなどの動画
など多岐にわたります。
なかでも動画広告市場の拡大は著しく、2021年4,205億円だった市場は2022年には5,601億円と、1.3倍に達しました。
さらに2026年には、2022年の2.2倍以上にまで達すると推定されています。
引用:サイバーエージェント「動画広告市場規模推計・予測〈デバイス別〉|2021年-2026年」
このような背景を受けて、昨今ではYouTube・ TikTokなどの動画に力を入れる企業が増え、コピーライターへのシナリオ制作の依頼も増加している傾向にあります。
また、動画広告市場と同じように拡大の一途を辿っているのがゲーム市場です。
引用:角川アスキー総合研究所「グローバルマーケットレポート2021」
このようなゲーム業界の拡大に伴い、ゲームシナリオ作成の需要も比例して増えていくことが見込まれます。
シナリオを専門に手がけるコピーライターはシナリオライターと呼ばれており、文字のない動画コンテンツでも、ストーリーがあるものはすべてシナリオライターの仕事です。
シナリオライターの報酬は、1案件数千円のYou Tube動画や1案件10万円のゲームのシナリオなど、低額案件から高額案件まで様々。
シナリオを書くことができれば、高額報酬を目指すことも可能です。
5.LP制作
LP(ランディングページ)とは、検索結果やSNSなどを経由した際に最初に表示されるページのことです。
この制作もコピーライターの仕事のうちの1つで、LPの特徴はただ記事を読んでもらうだけではなく“注文やお問い合わせなどのアクションに結びつけること”を目的としている点にあります。
そのため、LPを制作するためには、クライアントの意図、また商品やサービスの魅力、読み手の気持ちなどをあらかじめ理解しておくことが必要です。
さらに、記事を書く順序(記事の構成)を設計することも重要となっています。
例えば、久しぶりに会う友達に伝えたいことがある場合、いきなり用件を話し始めたりはしないですよね。
まずは、お互いに近況を話したりするでしょう。
LPも同様で、記事の構成次第でクライアントが望む結果は大きく変わってきます。
また、LP制作においては、サイトの色や画像の表示などサイト全体をイメージしてデザイナーに分かりやすく伝えるのも、コピーライターの仕事です。
このように、売り上げや申し込みなどに直結したLP制作の場合、コピーライターは多方面のスキルを求められます。
LP制作はこれまでご紹介したコピーライティングの仕事に比べると、少しハードルは高めです。
ですが、LP制作のスキルを習得すれば、1案件の報酬は数万円から数十万円を見込めるため、年収数千万円も夢ではないでしょう。
コピーライターになるには…?
コピーライターの活躍する現場や仕事内容は前述した通り、幅広く活動しているということはご理解いただけたかと思います。
そしてここからは、実際にコピーライターになるためにはどういった選択肢があるのか…。
コピーライターになるための3つの選択肢をご紹介します。
企業に就職する
先述の通り、コピーライターが活躍する場では広告代理店や出版社が例として挙げられます。
そこで、1つ目にご紹介するのは『企業に就職する』という選択肢です。
広告代理店の他にも、Web制作会社をはじめ、その他一般企業でもプロモーション1を行う企業は数多く存在するため、文章制作のプロ、コピーライターの需要は高くあるのです。
※1.プロモーション:自社サービス、商品等の購入につなげるための認知活動
また、正社員であれば安定した収入を見込めるため、コピーライターになる方法として企業への就職は外せない選択肢でしょう。
ただ、企業によっては『コピーライターとしての実務経験』が応募資格に記されていることもあるため、コピーライター未経験の方は応募資格を確認する必要がありますが、業界未経験者を歓迎している企業も多く存在します。
独学で学ぶ
現在、転職活動を行なっていれば別ですが、「副業でライター業を始めたいと考えている方」や「フリーランスに転身したい方」にとっては、1つ目にご紹介した『企業に就職する』という方法はなかなか難しい選択肢でしょう。
そこで、次にご紹介する方法は『独学で学ぶ』という選択肢です。
昨今、コピーライターを目指す多くの方は独学で始めていると言われています。
メリットとしては…
- 自分のペースで進めることができる
- 学ぶための費用が掛からない、掛かっても安価
- PCかスマートフォンがあれば勉強できる
などが独学で始める方が多い理由として挙げられます。
しかし、勉強するためのモチベーションが保てず挫折する方が多いという実情も存在し、人によって向き、不向きがある選択肢だと言えるでしょう。
養成講座・オンラインスクールで学ぶ
『独学で学ぶ』の選択肢と同様に副業やフリーランスでライター業を始めたいという方に紹介したい方法が、最後にお伝えする『養成講座・オンラインスクールで学ぶ』という選択肢です。
費用こそ掛かるものの、実践思考で、なおかつスキマ時間に学ぶことができるメリットがあります。
働きながらコピーライターとして必要な情報やスキルを学ぶことができることから、コピーライターになる方法としては『独学』に次いで選ばれている選択肢です。
また『養成講座・オンラインスクールで学ぶ』という方法が少しでも気になる方は当サイトを運営する「Online ApC Academy」の無料トライアルにぜひ、ご参加してみてください。
最後まで無料でコピーライターに関するノウハウやスキルを受け取ることができます。
コピーライターに求められる能力とスキル
コピーライターになるには、試験を受けて資格を取得する必要はありません。
資格がなくても始められるのが、コピーライターのメリットのひとつといえるでしょう。
ただ、コピーライターとしてクライアントから仕事を受注し報酬を得るためには、それなりの能力やスキルは必要です。
具体的には「人の心を動かす文章力」と「読み手に行動を起こしてもらうためのマーケティング知識」をバランスよく使いこなすことが求められます。
実際にコピーライターに必要な能力やスキルには、どのようなものが挙げられるでしょう。
ここでは、特に重要なものを5つご紹介します。
コピーライターに求められる能力・スキル
- 日本語力
- リサーチ力
- ヒアリング力
- エンタメ力
- 人間力
1.日本語力
コピーライターは、文章(コピー)で伝えたいことを伝えることが仕事のため、日本語を正しく使うスキルは重要です。
普段の話し言葉やLINEでのやりとりでは、そこまで日本語を意識することはありませんが、コピーライティングでの間違った日本語の使い方は、読み手に伝わらないばかりか誤解を与えかねない文章になってしまいます。
正しい日本語が書けるようにスキルを蓄えましょう。
2.リサーチ力
コピーライターはコピーを書く前に、商品やサービスの市場規模、またどんな人が欲しいと思うのかなどの情報をネットや本で集めます。
リサーチをせずに書いた文章は誰の心にも響かないため、しっかりとリサーチをすることはとても大切です。
読み手の心に届く良い記事が書けるよう、リサーチ能力を鍛えましょう。
3.ヒアリング力
「文章を書くのにヒアリング力が必要なの?」と思われるかもしれませんが、コピーライターとして必要不可欠な能力です。
例えば、クライアントの意図や紹介する商品・サービスを知るには、話をよく聞き内容の理解を深めることが大切となります。
クライアントに喜ばれる記事を書けるよう、ヒアリング力を高めておきましょう。
4.エンタメ力
そもそもエンタメ力とは、“どれだけエンタメに触れているかどうか”のことを指し、
日頃から本やマンガを読み“ストーリーに触れること”がコピーライターとしての能力やスキルを高めることにつながります。
理由としては、ストーリーに触れキャラクターに感情移入することで、“感情が揺れ動くのはどんな文章なのか”を自然と体感できるためです。
その他にも、登場人物の言葉の使い方や文法など、楽しみながら勉強になる要素が豊富であることから、本に限らずドラマや映画など、好きなものでいいので、エンタメに触れる機会を多く持つようにしましょう。
5.人間力
どれほどたくさんのスキルを詰め込んだ記事でも、読み手の共感を得られなければ、クライアントが望む結果を得ることはできません。
読み手を理解し、気持ちに寄り添える文章を書けるかどうかは、コピーライターの人間力による所が大きいでしょう。
これまでの人生で、楽しかった事や辛かった事などさまざまな経験が糧となって初めて、人を感動させる文章が書けるようになります。
経験からかもしだされる文章の雰囲気は読み手の心に伝わるため、人間力はとても大切なスキルです。
さらに、コピーライターはクライアントやデザイナーなど、さまざまな人とコミュニケーションを取りながら仕事を進めていきます。
お互いに気持ちよく仕事をし「また次もお願いしたい」と思ってもらえるためにも、人間力を高めていきましょう。
コピーライターに年齢制限はある?今からでも目指せる?
コピーライターというと若い人の仕事というイメージですが、実はコピーライターに年齢制限はありません。
実際に40代、50代から始めたという方もコピーライターの世界には大勢いらっしゃいます。
なかには、70代から始めて現役のライターとして前線で活躍している方もいるほどです。
コピーライターは年齢に関係なく始められることが大きなメリットであり、むしろ若い人よりも年齢を重ねた人に適した職業ともいわれています。
その理由は、 おもに以下の3つです。
- 資格が要らないため、国家試験などを受ける必要がない
- 在宅でできるため、家事などの合間に仕事をしやすい
- 積み重ねた経験を活かせる
なかでも“経験”はコピーライターとして何よりの財産になります。
例えば、建築関係の仕事に就いた経験があるなら建築メディアの、化粧品関係なら美容メディアのコピーライターとして、クライアントの専属ライターになることも可能です。
さらに、ファッションや釣りなどの趣味に特化したコピーライターを募集しているクライアントもいるため、長年培ってきた趣味等を活かして仕事をすることもできます。
また、コピーライターになったばかりの頃は、クラウドソーシングサイト(仕事の発注者と受注者を取り持つサイトのこと)で仕事を見つけますが、その際、案件によっては“50歳以上歓迎”という募集もあります。
このように年齢制限がないばかりか、年齢に関係なく活動できることがコピーライターの特徴でもあります。
コツコツと続けていけば、一生物のスキルを身につけることができるでしょう。
- プロ講師によるマンツーマンの相談サポートつき!
- 読むだけで技術が身につく『テキストブック(全8巻)』
- ライターの実情を紐解く『講義動画(全4本)』
- 約14日間の完全無料トライアル
- 参加人数6万人超え ※2024年8月23日現在〜
まとめ
本記事では「コピーライターになるにはどうすればいいのか」という疑問に対し、コピーライターに関する基本的な情報から仕事内容、必要な能力、求められるスキルなどをご紹介しました。
コピーライターの仕事や活躍できる現場は実に多様で、一括りに『コピーライターになるには〇〇をすればいい』とは言い切れないのがコピーライターという仕事です。
その上でコピーライターになりたいと少しでも考えているのであれば、まずは『自分が活躍したい現場や、やりたい仕事を知る』ということが重要でしょう。
そして本記事でご紹介した内容が、自身に合ったコピーライターになる方法を見つける参考になれば幸いです。