「コピーライターになりたいけど、仕事ってほんとうにあるの?」
疑心暗鬼に陥っているあなたに、現役コピーライターがズバッとお答えしましょう。
実は、コピーライターの仕事は…
『あります!』
筆者が声を大にして断言する、理由とは…?
本記事では、コピーライティング業界のリアルと、ライターとして生き残る術をお伝えします!
コピーライターは仕事がない?ライター業界の現状
まずはじめに、結論から述べましょう。
冒頭でお伝えしたように、コピーライターの仕事は『あります』。
とはいえ、
「文字離れが進んでいる時代で、文字を商売道具にした仕事は厳しいのでは…?」
と、こんな思いを抱いた方も中にはいらっしゃることでしょう。
実際、わたしたちの住む世界は動画社会へと変容を遂げています。
たとえばYoutube、TikTokなどの動画配信サービスやWebサイトでの広告動画など…
あなたも一日に一度くらいは、なんらかの動画を目にするのではないでしょうか?
たしかに、現代の生活は動画で溢れていますし、見るだけで済む気楽さから今後ますます加速していくことでしょう。
しかしだからと言って、文字を主体とした「読みもの」に将来性は見込めないと結論づけるのは、見当違いです。
その根拠は、ライティング市場の実態にあります。
すでにライティング業界は、強固な地盤をもった市場が確立されているのですが、
それというのも、わたしたちがこの市場に依存しきっているからです。
仮に想像してみてください。
Webサイト然り、Web広告然り、それらを排除した生活を。
もはや考えられないですよね…
したがって、動画のような別の新たな市場が台頭したとしても、コピーライティングが使われている市場はなくなりません。
その裏付けとなる業界の内情を、2つほどお見せしましょう。
業界の内情① クラウドソーシングサイト
ライターの主戦場であるクラウドソーシングサイト1ですが、メジャーなサイトのひとつに「Crowd Works(=クラウドワークス)」があります。
※1:外部に仕事を依頼したい企業や個人と、仕事を受けたい個人をマッチングするオンラインサービス
下記に表示しているCrowd Worksのサイト画面中央の、赤枠で囲った数字をご覧ください。
引用元:クラウドワークスホームページ
筆者が本記事を作成している2023年度後期の時点で、ライティング関連の案件はなんと107,191件に上っています。
この数字が示すのは「これからは動画主流の時代だ!」と声高に叫ばれている渦中にあってもなお、
10万件を超える仕事が存在しているという紛れもない事実です。
さらに掲載案件は日々追加されているため、常に一定量を切ることはありません。
つまり、この数字からもわかるように、ライティング及びライターの需要が途絶えることはないのです。
業界の内情② ライターのSNS活動
さらに決定的な補足として、クラウドソーシングサイトを介した取引きとはまた別の受注方法に言及しましょう。
ライターはクラウドソーシングサイトでの活動と並行して、SNS上で自身のライターアカウントを運営しながら、そこでも仕事を請け負っています。
いわゆる中間業者を通さない直接営業もしている…ということです。
ちなみに当然ながら、その営業活動はライターが勝手に行っているだけではなく、その実態を知っている企業側もまた、SNS上でライターを探し依頼をかけているのです。
残念ながらリーガル上の理由により、実際のやり取りを本記事に掲載することはできません。
ですので、すこし手間かもしれませんが、試しにご自身でX(=旧 Twitter)やfacebookなどのSNSから「#ライター 募集」と検索をかけてみてください。
きっとあなたは、コピーライティングの仕事依頼・受託が頻繁に行われてる状況を目の当たりにするはずです。
以上のようなライティング業界の実態がわかれば、筆者が「コピーライターの仕事は『ある』」
と断言するのも納得いただけるのではないでしょうか。
ただ、巷では「コピーライターは仕事がない」とまことしやかに囁かれていることもまた事実…
あなた自身、なんとなく釈然としないでしょうし、当事者である筆者としても見過ごすことはできません!
ではなぜ、このような意見が散見されるのか?
現場に身を置く筆者がその背景を検証しました!
すると、いくつかの誤解が判明したのです…
『コピーライターは仕事がない』と言われる原因とは?
実状と相反して、「コピーライターは仕事がない」という声が上がるのはなぜか?
この疑問に検証を重ねた結果、いくつかの理由にたどり着きました。
ここからはその理由を3つ、解説します!
理由① 仕事の取り方をわかっていない
まず1つめの理由は「仕事の取り方をわかっていない」という自身の問題を
「仕事がない」と思い込んでいるからです。
突然ですが、あなたはコピーライターに会ったことがありますか?
おそらく、ほとんどの方が「いいえ」と答えるでしょう。
それもそのはず。
コピーライターには、ネット上で完結し得るという職業特性があるからです。
反対に、
- コンビニやスーパーの店員さん
- 看護師さん
- 美容師さん
などは、私たちが日常的に対面する機会も多いですよね。
そのため就労経験がなくても、おおまかな仕事の内容はなんとなく把握しています。
一方で、会ったことも見たこともないコピーライターの仕事のあらましを知っている人なんて、滅多にいません。
実はこれこそが『コピーライターは仕事がない』と誤解される要因のひとつなのです。
一般的にコピーライターのような世間の目にさらされない仕事は、職業イメージも湧きにくく、どんな仕事をしているのかもいまいちピンと来ません。
ということはつまり、どんな仕事を、どうやって貰っているのかというライティング業界のスキーム(=体系的な仕組み)を知る術もないということでもあります。
わかりやすく釣りに例えてみましょう。
魚釣りになんとなく興味をもった人が、なんとなく釣れそうな海沿いにきたものの、結局一匹も釣れず、「なんだ、ここには魚なんていないじゃないか」と溜息をつく…。
ここで、彼が魚を釣れなかったのは、その海に魚がいなかったからではなく、釣りに対する彼の見識が乏しかったからに過ぎません。
それにも関わらず、一方的に「魚がいない」と決めつけて、早々に諦めてしまう…。
しかも、自力で釣るのは無理だったにせよ、近くにベテランの釣り師がいれば、釣るコツを伝授してもらえたかもしれませんよね。
この状況とまったく同じことが、ライティング業界でも起きています。
市場がどれほど活況を呈していたとしても、その業界を知る機会がない人、あるいはなにをしていいか分からないまま撤退するしかなかった人からすれば、そこに実在する無数の仕事なんて「無い」と判断するしかないのです。
さらに付け加えたいのが、さきほど触れたクラウドソーシングサイト。
事実として、サイト内には10万件を超える仕事がありましたよね?
にも関わらず、サイト自体の認知度はまだまだ低いという現状があります…
どういうことかと言うと、クラウドソーシングサイトを知らない人たちが熱を帯びた会場を素通りして、「そこにはなにもなかった」と思い違いをしているだけなのです。
こうした「よくわからない」「精通している人を知らない」という事実がいつの間にか、ライターには仕事がないという誤った認識にすり替わってしまっている、という内情があります。
《理由② ライター人口の増加》
昨今の時代の流れを受け、日本におけるフリーランス人口は年々増加しています。
そのなかでも、最も人気を博している職種がライターです。
引用元:Lancers 2023年働き方調査
この傾向から、
「ライター人口の増加に伴って、供給が需要を上回る。つまり、仕事が足りていない」
と捉える人が少なからずいます。
しかし、はっきり言って、その推察はナンセンス。
なぜならば、この極論に至るまでに、ライティング業界の大きな強みをごっそり見過ごしてしまっているからです。
その強みとは…
- Web広告の圧倒的需要過多
- ライティングスキルの汎用性
- サービス媒体の進化
この3つです。
まず、ネット社会でのWeb広告マーケットには、世間一般の想定をはるかに上回る需要があります。
ライター人口が増えているせいで仕事にありつけないどころか、むしろライターが足りていない状況ですらあるのです…!
そこに加わる、ライティングスキルの多種多様な活用方法と新たに生まれ続ける媒体。
ライティングスキルの主な使いどころとして、
- Web広告
- LP2
- シナリオ
- キャッチコピー
- メディア記事
- 文章の校正、編集
- ブログ記事
※2:Web広告をクリックしたユーザーが一番最初にたどりつくページ。商品購入やサービスの申し込みに特化した目的があり、ランディングページとも呼ばれる
など、ざっと列挙しただけでもこれだけの活躍の場があります。
それだけでなく、上記の各ジャンルは、介在ツールごとにさらに細分化されていきます。
たとえば、シナリオのジャンルで言うと、かつては紙でつくられた本、TVくらいしか媒体がありませんでした。
しかし、いまではYoutube、ABEMA、Netflixなどの動画配信サービスはたくさん見受けられますし、Kindleストア、楽天Kobo、まんが王国、といった読み物を扱う電子書籍配信サービスは何十と存在しています。
また、日夜新作がリリースされるスマートフォン向けオンラインゲームでは、多くが独自シナリオを搭載しており、当然その裏側にはシナリオライターが介在しています。
つまり、媒体のバリエーションが増えれば増えるほど、それぞれに特化したライターが必要になるのです。
「ライター人口の増加に比例して、仕事が回ってこなくなる」という安易な見解は、こうしたライティング業界の多様性を見極めきれないがゆえのものだと言えるでしょう。
理由③ AIの発達
「ライターは仕事がない」と言われる最後の理由として、AIの台頭が取り沙汰されています。
たしかに最近のAIは極めて高性能であり、その精度は年々上がっていることも事実。
特筆すると、ChatGPTといった文章生成AIは「こういう文章を作って」と指示をするだけで、だれでもかんたんに違和感のない文章を作ることができます。
もしかするとすでに「使ってみたよ」という方も、すでにいらっしゃるかもしれませんね。
こうした使い勝手のいい最先端テクノロジーが、ライターの領域を浸食する懸念から「仕事がなくなる」という意見が聞こえ始めているわけなのです。
しかし、実際問題、AIがライターに完全に取って代わることは不可能でしょう。
というのも、AIのつくる文章とコピーライターのつくる文章の”色”がそれぞれ異なるからです。
AIには豊富な情報量を瞬時に集めた上で、博識の高い説明文やそつのないフォーマルな文面を作成できるという強みがありますが、人の心情に訴える文章をつくることはできません。
もっと言えば、AIの提示する情報は最新ではないこともあります。
(※現在2023年時点で、2021年までの情報に限られている)
情報精度の審議はもちろん、感情と表現力に富んだ言い回しや内容は、同じ人間だからこそつくることができるもの。
AIの技術が今後いくら進化しようとも、そこにはやはり超えられない壁があります。
そのため、たとえAIとコピーライターが補完しあいながら共存するようになっても、互いに取って代わることは現実的ではないと言えるのです。
こういった視点から「AIの進化によってライターの仕事がなくなりつつある」という一説は誤りで、今後ライターの仕事が完全になくなることは無いとされています。
以上、コピーライターは仕事がないと言われている理由を3つ、お伝えしました!
「実のところ、そうではない」と確信を得ていただければ、ライター冥利に尽きます。
ライターとして仕事を請け負うために押さえるべき“5つのポイント”
ここまで読んでくださったあなたには、「ライターの仕事がない」というのは誤りであることが充分おわかりいただけたかと思います。
ただ、肝心なのはここから。
ライターの仕事は確かにあるのですが、実はだれでもすぐに手に入れられるというわけではないのです…
実際、いざライターの世界に飛び込んでみたものの、結局仕事が取れず諦めてしまう人はたくさんいます。
そこで、ここからは仕事を請け負うためにやるべきことを5つ、お伝えします!
ポイント① ライティングスキルの基礎を学ぶ
言わずもがな、きちんとしたライティングができないライターに仕事は来ません…。
ですので、なによりもまず、ライティングの基礎を学びましょう!
「日本語なんて使いこなせて当然。いまさらなにを学ぶことがある?」
なんて、侮ることなかれ。
私たち日本人が、ライターの商売道具である日本語を日常的に使いこなしているとはいえ、優れたライティングができるかどうかはまったくの別物。
たとえば、家族や友人にLINEやインスタグラムを使って文字のメッセージを送るのと、千差万別の世間一般に向けて正確なメッセージを伝えるのとではワケが違います。
どんなスポーツも基礎トレーニングからはじめるのと同じで、ライティングにも伝えたい人に伝わる文章を書くためのイロハがあるのです。
では学ぶ方法はというと、インターネットや本を使っての独学でももちろんOK。
もし効率的に学びたいということであれば、スクールに入学するのが確実です。
あなたに合ったスタイルで、ライティングスキルの基礎を確実に押さえておきましょう!
ポイント② クラウドソーシングサイトを使う
先ほどお伝えしたように、クラウドソーシングサイトにはライターの仕事がごまんとあります。
(実際の数は10万強でしたが…)
にも関わらず、そもそも認知度が低かったり、トラブルの巣窟なのでは?といったネガティブイメージから敬遠する方も多くいらっしゃいます。
なかにはトラブルに見舞われるケースもあるようですが、違反申告やブロック機能、評価の公開、相談窓口といった監視・サポート体制が整備されているため、上手く活用すれば未然に防止、解決できます。
ただし、その逆もしかり。
身のふるまい方次第では、サイト内での自身の評価が下がり、その結果、仕事を貰えなくなってしまうという最悪の事態に…
このクラウドソーシングサイトは、フリーランスにとってメインの取引場であるため、ここを追い出されるということは死活問題!
そのため、サイト側の監視だけでなく、利用者の節度によって治安が保たれている側面もあるのです。
また、サイトによっては案件の取り方や、ステップアップ方法を教えてくれることも!
ということで、案ずるより生むが易し。
まずはクラウドソーシングサイトを活用して、初案件をゲットしてください!
ポイント③ 常にアンテナを張る
ライターの仕事は、ただ待っているだけではやってきません。
あらゆる方面にアンテナを張り巡らせて、積極的に取りに行きましょう。
すでにお話したように、今の時代、SNSを介して仕事を受注するのはもはや常識。
プライベートとは別のアカウントを用意して、ライターとして自己発信したり、ライター募集の案件がないかを逐一チェックしましょう。
前述のクラウドソーシングサイトもこまめに確認して、「これなら取り組めそう!」と思える案件にどんどん提案3してください。
※3:発注者に対して契約条件や概要、実績などの資料を提示すること。発注者側の選考判断材料となる
良い案件はやはり競争率が高いですし、だれよりも早く応募することでクライアントさんへのアピールになる場合もあります。
何はともあれ、実績のないうちは「当たって砕けろ」が正解!
数打てば当たるということばにあるように、常にアンテナを巡らせて声を上げ続けていけば、いつかチャンスを手にすることができます。
ポイント④ フィードバックをもらう
「ライターに仕事がないと言われる理由①」でも取り上げましたが、ライティングスキルや経験が豊富な人は、あなたがライターとして成功するために欠くことのできない存在です。
熟練ライターからの貴重なアドバイスをもらう方法として、
- SNSを駆使してライターとつながる
- もしくは「○○の方法、教えてください」とSNSで発信
- フィードバック体制のあるスクールに入学
この3つの受け取り方があります。
ただ、上2つは抽象的なアドバイスに終わってしまいがちなのが難点。
やはりスクールに入学した上での、自身のライティングや活動内容を切り込んだ視点でこまかく見てもらえる添削システムがもっとも有効でしょう。
ここでさらに補足したいのが、ライター以外からのフィードバックです。
たとえば、X (旧 Twitter)での投稿に対するいいねの数やコメント内容、あるいは個人のブログサイトやnoteの読者の反応などなど…
このような世間の反応は、自身の文章力を測るものさしのようなもの。
目に見える形で現われる読み手の反応は、自分のライティングにどれほどの力があって、何が足りないのかのヒントを与えてくれます。
読者の反応をしっかりと分析して、次のライティングに反映…と何度も繰り返していくうちに、あなたなりのコツが見つかるはずです。
フィードバックによる検証を重ねていくことで、あなたのライティングスキルはどんどん磨かれ、継続的な契約やより良い条件の仕事をもらえるようになります。
ポイント⑤ コピーライター✕もうひとつのスキルを磨く
文章力+αのスキルがあると、仕事の取りやすさが格段に上がります。
たとえば…
- 医療
- 美容
- 法律
といった、一定の専門分野にぞうけいが深いライターは信頼性の高いライティングができるため、高単価の仕事に繋がりやすいという大きなアドバンテージがあります。
とはいえ、資格がない人は今から取りましょう!というわけではありませんのでご安心を。
あなた自身の人生経験や趣味から得た知識も、大きな強みになります。
たとえば、子ども向けの学習教材に関する案件では、子育て経験を生かした質の高いライティングができるでしょう。
デザインセンスがあれば「デザインも任せられるライター」として引く手あまたの存在になれます。
これから身につけていくのならば、CMS入稿4などの技術的なスキルによって
他のライターと大きく差をつけることもできます。
※4:Word Pressなどのシステムに直接記事を入力すること
こうした文章力とは別の腕を磨いていきながら、ライターの差異化を図り、活動範囲を広げていきましょう。
以上、仕事を得るための5つのポイントをお伝えしました!
これらを身につければ、今からライターを目指したとしてもしっかり仕事を請け負えるようになります。
ぜひ参考にしてください。
閲覧注意⚠︎ 仕事がないコピーライターの共通点
ここまで「ライターは仕事がない、ということは『ない』」とお伝えしてきましたが、中には実際に仕事を受けられずに困っている方もいます。
しかし、ふたを開けると、仕事がないライターにはみな同じ傾向が見受けられるのです。
では、その共通点を3つ、お話ししましょう。
共通点① 行動力不足
「仕事を請け負うためのポイント」でも触れましたが、ライターの仕事が向こうからやってくることはありません。
かくいう筆者も「こんなにやってるのに仕事が取れない」と悩んだことがあります。
思いあぐねて、先輩ライターの活動を教えてもらうと、そこには私の何倍もの行動力の痕跡がありました。
「やってるつもりでも、やりきれてない」
ここに気付くかどうかが、ひとつのターニングポイントになるでしょう。
共通点② 勉強不足
「日本語が使えればだれでもなれるライターに、勉強は要らない」と考えている人のライティングは仕事として成立しません。
理由は2つ。
まず、
1つめ、普段何気なく使っている日本語が正しいとは限らないからです。
単語にせよ、熟語にせよ、間違った解釈や誤った言い方をしていたり、誰がなにをしたのかがわかりにくい文章を、最後まで読んでくれる人はいません。
そして2つめ。
ライティングの世界で必要とされるのは日本語能力だけではないからです。
人の心を掴む文章を書くには、国語力以外のさまざまなスキルが求められます。
こういった背景をクライアントさんも理解しているため、契約の前に「テストライティング」と呼ばれる実力テストを受けるよう、指示されることが多くあります。
もちろん、このテストを突破しないと本契約にこぎつけることはできません。
こういった契約成立までの道のりを踏まえても、一定のスキルを習得する必要があります。
共通点③ こだわりが強く限定し過ぎ
仕事を選り好みしていると、チャンスを逃すことになります。
「文字単価が労力に見合ってない」
「〇〇のジャンル以外の仕事は受けたくない」
と、初心者ライターが目の前にある仕事を片っ端から切り捨てたところで、その先で理想の案件を獲得できる可能性はほぼ0です。
経験の浅いライターがまず手に入れなければならないのは実績。
実績を積むごとに、仕事を任される機会も増え、いつかあなたが本当にやりたい仕事を手に入れられる日がくるでしょう。
・金銭的なリターンは二の次、くらいに考えてとにかく実績を積む。
・最初から「できない」「やりたくない」と決めつけずに、幅を広げて取り組む。
この2点を念頭に、案件に当たってみてください。
このように、活動の仕方や考え方次第では、いくら仕事があろうともそこにたどり着けない可能性があります。
「仕事がない」ではなく、自分自身のやり方や意識をふり返って、都度見直しましょう。
おわりに
本記事では、ライターに仕事がないと言われる理由と、業界で生き抜くためのノウハウをお伝えしました。
本編でも触れたように、筆者もライターの仕事が取れず「自分には向いていない」と挫折しかけたことがあります。
しかし、その状況を客観的に見たとき、原因はやはり自分にあることに気付かされたのです。
これからライターになる人も、なったばかりの人も、お伝えしたポイントを心がけつつ行動すれば、突破口は見つかるはず。
同志として、あなたを応援しています!
「何歳になっても自分に挑戦する、泥臭い母の姿を子供に見せたい」
たどり着いた育児論を貫くべく、全くの未経験からライターに転身。