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nozomiママ×コピーライター

文章を書く人にとって起承転結とは、文章を読みやすくするための文章構成のひとつで、文章を書くうえでの基本中の基本となる構成と言ってもいいでしょう。

文章構成の中には起承転結と呼ばれるものがあり、現代において文章を書く際の成果向上のツールとして使われるポピュラーなものです。

とはいうものの…

「起承転結とはどういうものなの?」

「具体的な使い方とは?」

「どの場面で活用することができるの?」

と、起承転結という言葉を耳にしたことはあっても、その実態はよくわからないと感じる方は少なくはないはず。

そこで、本記事では「起承転結とは?」という要素から説明し、起承転結を用いた具体的な例文や活用方法まで徹底的に解説していきます。

起承転結を理解し身につけることができれば、あなたの文章能力は今まで以上にグッと向上することが十分に期待できますので、ぜひ参考にしてください。

起承転結とは?

起承転結とは?

起承転結とは、ストーリーや文章に緩急をつくり内容を伝えやすくするための構成の組み立てかたです。

「起」「承」「転」「結」の4段階に分けて構成されており、主に小説やドラマ・映画などのシナリオ制作で用いられています。

起承転結を構成する4つの要素
  • 起(序論):ストーリーの始まり
  • 承(本論):ストーリーの深掘り
  • 転(転回):ストーリーの頂点
  • 結(結論):ストーリーの締め

上記のように、起承転結に沿って話を構成していくことは、読み手が1つずつ理解して読み進めることに繋がるので「何の話をしているの?」という読み手のストレスを回避することができるのです。

また、起承転結という構成は、文章を書くことにまだ慣れていない初心者の方や、文章をうまく書ける自信のない方に覚えておいてほしいテクニックでもあります。

ここでポイントとなるのが、起承転結はシナリオ制作のためだけでなく文章を作る際にも活用できる要素を含んでいるということです。

それではさっそく「起」「承」「転」「結」にそれぞれ分けて、詳しく解説していきましょう。

起(序論)

起(序論)

起(序論)はストーリーや文章を始めていくうえでの前提事項や人物像の情報などを説明する『導入』パートです。

起(序論)の例文とポイント

私はコピーライティングの勉強を始めたばかりの駆け出しライター。

どうしたら文章がうまく書けるようになるのか…日々苦悶の毎日です。

▼POINT

・人物像、環境、悩み、状態などを詳細に伝える

上記『POINT』に含まれる内容を的確に提示することで、読み手がどのような話が始まるのかを認知してから読み進めていくため、続くの文章内容が頭に入りやすくなります。

承(本論)

承(本論)

承(本論)は導入の内容の続きをさらに深く展開して伝えるパートです。

また、このパートは次の「転(転回)」を盛り上げるための掛け渡しの役割にもなるため、そういった点も意識して組み立てていきましょう!

承(本論)の例文とポイント

ライターとはいっても実はまだ口コミやレビュー投稿といったタスク作業しか任されず…

クライアントとなる企業に提案文を送っては突き返される毎日…。

「自分はライターに向いていないのかな」と思いながらも根気強く仕事へ応募し続けていました。

▼POINT

・「起」の内容を深掘るために背景をさらに詳しく伝える

このように『承』パートでは読み手に対して「この後どうなるの?」という感情を掻き立てることが重要で、本内容で興味を持ってもらえなければ読み続けてもらうことはできません。

転(転回)

転(転回)

転(転回)は話の流れをガラっと変えてストーリーや伝えたいことを注目させるパートです。

また、ドラマや映画などではこのパートが話の頂点(盛り上げ)になる部分なので、直接的な評価にも繋がってきます。

これらを踏まえて、文章を書くうえでも『転』パートは緻密に考えて作成することが重要だといえるでしょう!

転(転回)の例文とポイント

そうしていつも通りデスクに向かい、PCを開くと有名な広告代理店から一通のメールが届いているのが目に入ってきました。

『〇〇様 先日は提案文の送付ありがとうございました。つきましては一度弊社へお越しいただき、  
 弊社専属のコピーライターとして契約していただけないでしょうか?』

特に大した経歴もない私がテレビでも見るあの企業と契約…?

これが”ごく平凡”な毎日をうなだれながら過ごしていた私の転機でした。

▼POINT

・話の流れや場面、視点を変化させて伝える

上記例文では『悩みを吐露する暗い雰囲気から一変させる内容+駆け出しライターは過去の話』という流れに転回(展開)しています。

結(結論)

結(結論)

結(結論)はここまでの話の内容を完結させるパートです。

話をまとめる締めの作業となる部分のため、最後まで気を引き締めて作成することが重要です。

結(結論)の例文とポイント

この話はもう20年くらい前の出来事になりますが、右も左も分からず慌てる新人さんを見ているといつもあの頃の自分を思い出してしまうのです。

そんな私も…もうベテランと呼ばれる域に達してしましました。

ただ、今の自分におごり高ぶらず勉強は続けていきます。

まだ私はあの時にメールをくれたあの人から見たら駆け出しライターですから…!

▼POINT

・話の内容を締めくくって伝える

このように、起承転結の構成に沿って文章を作成するとストーリーベースでも簡単に文章にして書くことができるのです。

起承転結を使った文章【例文】

起承転結を使った文章【例文】

前のセクションで、起承転結とはどういう文章構成なのか例文を通してもご理解いただけたかと思います。

ただ、ここで『起承転結』を自分のものにするためには概念を知っているだけでは意味がありません。

そこで本セクションでは「起承転結を使っていない文章」と「起承転結を使った文章」を比較して、どのような違いがあるのか考察していきましょう。

起承転結を使っていない文章・使った文章①

まず1つ目は、起承転結の順序が文章の読みやすさとどう関係しているのか「正しい体の引き締め方法」に関する記事を例文にして解説します。

起承転結を使っていない文章①

身体を引き締めるために有効な方法は、筋力トレーニングをして、お菓子やジャンクフードなどの余分な糖質と脂質を控えた食事を摂ることです。

筋肉がつくと代謝が上がり、脂肪燃焼の手助けをしてくれるため身体にメリハリがうまれます。

はんたいに過度な食事制限をすると、筋力トレーニングで疲弊した身体を回復できず、体調不良を起こしてしまう可能性もあるため、適度な食事管理が重要です。

上記の文章でも何となく内容を把握することができますが、一つひとつのメッセージが散らばっているので読みにくく、また「結」がないことが原因となり、何を1番伝えたいのか不明な文章になっています。

よってこれらのことを踏まえ、起承転結の順序に沿いながら書き直していきましょう。

起承転結を使った文章①

【起】

身体を引き締めるために有効な方法とは、筋力トレーニングで基礎代謝をあげることです。
筋肉がつくと代謝があがり、脂肪燃焼の手助けをしてくれて体にメリハリがうまれます。

【承】

さらに、お菓子やジャンクフードなどの余分な糖質と脂質を控えた食事をすることで、
より体の引き締め効果を発揮します。

【転】

しかし「早く効果を出したい」と思い過度な食事制限をしてしまうと、筋力トレーニングで疲労した身体を回復することができずに、体調不良を起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。

【結】

つまり、正しく体を引き締める方法とは「筋力トレーニング+適切な食事管理」が重要であるということです。

「起」→「承」→「転」→「結」の流れで文章を整理することで、まず何から取り組んで最終的にどうすれば問題解決できるのか、明確になりましたね。

要するに、起承転結を用いて順序に沿って文章を書いていくことは『読み手が一つひとつの話を理解しながら読み進むことができる=読みやすい文章になる』ということです。

起承転結を使っていない文章・使った文章②

続いて2つ目は、起承転結の「起」と「承」の役割について”フィクションストーリー”を例文に解説します。

起承転結を使っていない文章②

僕は大学生だが、モノを浮揚させる力を持っている。

ある日、目の前に大きな看板の下敷きになっている女の子がいた。無我夢中で女の子の元に駆け寄ってその看板を浮かせた。無事女の子は助かったのだ。

「ありがとう」と女の子に言われてこの能力も悪くはないなと思ったその瞬間。

目の前がばーっと明るくなって僕は倒れた。

目を覚ますとそこは病院だった。何か違和感があるが、辺りを見回すと特に何も浮かんでいない。
「能力はなくなったのか?」と思った矢先、その違和感の原因に気づいた。

まさか誰が想像しただろうか…?病床に伏す自分を見下ろすことになるとは…。

上記のような文章だと、

「主人公はいつモノを浮揚させる力を得たのか」
「主人公はこの能力に嫌悪感があったのか」

など、ストーリーの詳細が少ないので話の展開が早すぎるように感じます。

これでは、読み手の疑問を解消せずに話が始まり、読者の感情が追いつかない恐れがあるため、
この文章には人物像の情報や背景、環境などの詳細を加えて書き直していきましょう。

起承転結を使った文章②

【起】

僕はごく普通の大学生だ。授業に遅れないよう設定したアラームが鳴っている。
止めようと携帯を触ったその途端、携帯がうわっと浮かび上がった。
そう。僕はなぜか急に触れたモノが浮揚する力を手に入れてしまった。

【承】

触れたモノ全てが浮かんでしまうから、まったく何もできない。
そのことに腹が立ち「こんな力なんていらない!」日用品が浮かぶ家から出ると、
ガッターン!と大きく鈍い音が聞こえた。

【転】

駆け寄ると僕の目の前には、大きな看板の下敷きになっている女の子がいた。
さっきまでの腹立たしい感情は一気になくなり、無我夢中で女の子の元に駆け寄ってその看板を浮かせた。

無事女の子は助かったのだ。「ありがとう」と女の子に言われ、この能力も悪くはないなと思ったその瞬間。目の前がばーっと明るくなって僕は倒れた。

【結】

目を覚ますとそこは病院だった。何か違和感があるが、辺りを見回すと特に何も浮かんでいない。
「能力はなくなったのか?」と思った矢先、その違和感の原因に気づいた。

まさか誰が想像しただろうか…?病床に伏す自分を見下ろすことになるとは…。

こちらの例文では『起・承』に情報の詳細を加えました。

起承転結を使っていない文章②と比較すると、これだけでもストーリーの内容に深みが増し、場面ごとの情景を思い浮かべやすくなったかと思います。

このように情報の詳細を書くことで、たとえフィクションでも読者に状況をイメージしてもらいやすくなるのです。

起承転結を使っていない文章・使った文章③

最後となりますが、3つの目は、起承転結の「転」の重要性について”ある女性の体験談”を例文に解説します。

起承転結を使っていない文章③

私はもうすぐアラサーの主婦。夜ご飯の材料を買いに、近くのスーパーまで歩いていきました。
そこでの帰り道に起こった事件のお話です。

スーパーで買い物を終えいつも通り家に帰るために歩いていると、背後から気配を感じました。
振り向くと、そこにはサングラスをして帽子を深くかぶった大柄の男性が小走りで近づいてきていたのです。

「財布落としましたよ!」と男性は私に財布を渡してくれました。

確認するとたしかに私の財布で、スーパーを出た時に落としていたそうです。
”見た目で人は判断してはいけない”とはまさにこのことだと思いました。

『起』で人物像や環境の詳細を述べて『承』ではさらに話を展開していますが、いきなり『結』の締めがきているので何か物足りない気がします。

そこで「転」で変化を加えて文章を書き直していきましょう。

起承転結を使った文章③

【起】

私はもうすぐアラサーの主婦。夜ご飯の材料を買いに、近くのスーパーまで歩いていきました。
そこでの帰り道に起こった事件のお話です。

【承】

スーパーで買い物を終えいつも通り家に帰るために歩いていると、背後から気配を感じました。
振り向くと、そこにはサングラスをして帽子を深くかぶった大柄の男性が小走りで近づいてきていたのです。

【転】

私は怖くなって、その男性から離れようと必死で逃げますが「まって!」と何度も叫ばれ、
距離もどんどん近くなってきています。
後少しで家に帰れるところまで来たその時!ついに男性に腕を掴まれてしまったのです。

【結】

「財布落としましたよ!」と男性は私に財布を渡してくれました。

確認するとたしかに私の財布で、スーパーを出た時に落としていたそうです。
”見た目で人は判断してはいけない”とはまさにこのことだと思いました。

上記のように『転』がパートを入ることでストーリーに緊張感が生まれ、多少なりとも読み手の気持ちを掻き立ることができました。

そのため、『転』パートでは読み手の感情をピークまで持っていき、ストーリーや伝えたい事柄を盛り上げる役割を果たしているのです。

起承転結を使うメリット・デメリット

起承転結を使うメリット・デメリット

実際に、起承転結をどのように用いて文章を書けばよいのか理解できたところで、ここからは、起承転結を使うメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

それではまず、起承転結を使うメリットを5つご紹介します。

  1. 型にはめるだけで読みやすい文章を書ける
  2. 話の内容が整理される
  3. 読み手の感情を動かすことができる
  4. 説得力と信頼感が生まれる
  5. 他の構成に応用できる

メリット① 型にはめるだけで読みやすい文章を書ける

起承転結は、文章構成の流れが決まっているため型通りに内容を当てはめていけば読みやすい文章を簡単に書くことができます。

言ってしまえば、小学生の作文や日記などに適応できる基礎的な文章構成なので、構成の流れを覚えてしまえば誰が読んでも、誰が書いても読みやすくわかりやすい文章になるということです。

また、起承転結の流れに沿っていくことで「話が脱線してしまう」「何が本当に重要なのかわからない」といった文章を書くうえではよくある問題も未然に防ぐことができるでしょう。

メリット② 話の内容が整理される

起承転結の型にはめることで読みやすい文章を書けると同時に、話の内容が順序よく整理されて、読み手は流れるように読み進めることができます。

というのも、読み手は”次にどのような内容や流れがくるのか予想”して読んでいるため、文章がすっきりと整理させることによりストレスなく読み進められるのです。

さらに話の内容が整理されることで書き手側も、

「始めはどう書くか」

「話はどこで展開していくか」

「最後はどう締めくくるのか」

など、話の流れを1つずつ確認することで文章が書きやすくなり、一貫性のある文章になります。

メリット③ 読み手の感情を動かすことができる

起承転結は、決まった流れがあるので「話が淡々としてしまうのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

というのも、読み手は次の展開を無意識のうちに想像しながら読み進めています。

そこをあえて読み手の想像と逆の方向へいくことで「そうきたか!おもしろい!」という感情へ促すことが可能となるのです。

ただ、そのためには『起・承』で概要や情報の詳細を伝え『転』でこれまでの流れを一変させることが不可欠。

「続きが気になる」と思わせられれば読み手の感情を動かしたといっても過言ではありません。

文章に緩急をつけてメリハリのある文章にすることが重要なのです。

メリット④ 説得力と信頼感が生まれる

起から結に着地するまで、1つずつ段階を追って読み手の理解を深めながら話が進んでいくため、説得力と信頼感が生まれます。

これは文章のみならず、言葉で商品やサービスを販売する、いわゆる”営業マン”も会話のなかで用いると言われており、商品を知らない顧客の理解を深める際には起承転結の順で説明することも多くあるのです。

ただし、いくら起承転結で伝える・書いている場合であっても、不確かな内容では説得力はありませんので、結論までに根拠や魅力を伝えることは忘れてはいけません。

メリット⑤ 他の構成に応用できる

起承転結は、文章を書くうえでの基礎的な文章構成ですので、構成の流れを覚えてしまえば使用する場面に合わせて応用することができます。

たとえば、結論を先に述べたい場合は「結」を1番最初に持ってきた文章に変更してみてください。

また、短時間の中で要件を伝えたい場合は「結」→「起・承」→「結」というように構成を入れ替えましょう。

これらはあくまで一例ですが、起承転結を臨機応変に応用することで、さまざまな場面に役立つことが可能となります。

以上が起承転結を使うメリットでした。

それでは続いて、起承転結を使うデメリットを3つ紹介します。

  1. 結論までが長い
  2. 使用場面を選ぶ必要がある
  3. 自由度が低い

デメリット① 結論までが長い

冒頭でお伝えしたこの起承転結という文章構成は『起→承→転』のプロセスを経てようやく結論にたどりつきます。

これにより「回りくどい」と感じられるかもしれませんので、結論を早く知りたい人には適していないというデメリットがあります。

そのため、結論を先に伝えたい場合は「結(結論)」が先にくるように構成を組み替えて伝えましょう。

デメリット② 場面を選ぶ必要がある

起承転結を使用する際、ところ構わず使ってしまうと読み手は

「何を伝えたいのかわかりづらい」
「前置きが長くて話がくどい」

という印象を受けてしまい、かえって逆効果になってしまう可能性があるため、使用する際は適切な場面を自身で判断しなければいけません。

特に起承転結の構成は”結論”が最後にくるため、事業報告書やスピーチ、メールなどのビジネスでの場面には適さないでしょう。

一方、ストーリーや論文、小説、ブログなどは、話のボリュームある文章の方が面白い話に繋がるので、適切な使用場面と言えます。

起承転結の特徴を理解して、使用する場面を判断しましょう。

デメリット③ 自由度が低い

起承転結は、構成の流れが決まっているため、話が脱線しないというメリットがある一方で、自由度が低いというデメリットが発生します。

構成が固定されているとどうしても「従って書かなければいけない」と、拘束されているように感じてしまうかもしれません。

つまり、型に捉われず話の展開を自由に書きたい人にとっては、不向きな構成となってしまうでしょう。

起承転結を活用するうえで効果的な場面とは…?

起承転結を活用するうえで効果的な場面とは…?

起承転結のメリット・デメリットを比較し、起承転結がより効果的に文章の読みやすさを引き出す場面があるということはおわかりいただけたかと思います。

そこで本セクションでは、実際に起承転結を活用するうえで効果的といえる場面を3つご紹介します。

効果的な制作物① ストーリー

効果的な制作物① ストーリー

ストーリーをより面白くして読み手を引き込むためには、起承転結は必須級のスキルと言ってもよいでしょう。

その理由を例をあげて説明すると、

『今日はとても暑いです。そのため海に行きました。楽しかったです。』

このような単調な文章では、読み手の感情は動かないために飽きてしまい、ストーリー序盤で離脱してしまう可能性があります。

だからこそ、起承転結をうまく活用して抑揚やメリハリをつけましょう!

うまく活用したストーリーは「つまらない」「薄っぺらい」なんてことにはならず、話の内容が濃くなり、読み手の興味・関心を保ち続けたまま、結末でストーリーの良さを最大限に引き立てることが期待できるのです。

効果的な制作物② シナリオ作成

効果的な制作物② シナリオ作成

ここでいうシナリオ作成が存在する場面とは、

  • 漫画
  • 小説
  • 映画
  • ドラマ
  • YouTube
  • TikTok
  • ゲーム

など…。もちろんこれら以外にも数多くのコンテンツがあります。

シナリオ作成の仕様は内容によってそれぞれですが、共通して言えることは『シナリオがあってこそ、ものづくりは成功する』ということです。

というのも、何度もお伝えしているように起承転結は構成の流れが決まってるので、

「どういう展開で小説の話を進めていくか」

「ドラマやアニメは、どの設定で作品を完成させるか」

「YouTubeの視聴率をあげるためにはどのような流れにすればよいか」

など、土台を決めることで迷いなく進み、ベストな作品をつくることができるでしょう。

効果的な制作物③ Web記事

効果的な制作物③ Web記事

ここまでお話していくと「起承転結はストーリーに関する構成でしか使われないってこと?」と思われてしまいそうですが…

ストーリーやシナリオ作成以外に”Web記事”でも十分に起承転結を活用することができます。

実際にこの記事内でも起承転結が組み込まれているのでご紹介していきますね。

▼起承転結を使うメリット・デメリットをご紹介したセクション内の一部です。

解説内容
メリットに関する概要起承転結は、決まった流れがあるため「話が淡々としてしまうのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません
「起」の詳細読み手は次を想像しながら読み進めています。
そこをあえて読み手の想像と逆の方向へいくことで「そうきたか!おもしろい!」という感情へ促すことが可能となるのです。
逆説の接続詞を使用し話を変化ただ、そのためには『起・承』で概要や情報の詳細を伝え『転』でこれまでの流れを一変させることが不可欠。
まとめ「続きが気になる」と思わせられれば読み手の感情を動かしたといっても過言ではありません。
文章に緩急をつけてメリハリのある文章にすることが重要なのです。

このように、Web記事でも起承転結を活用することで、読みやすい文章にするための効果を発揮しています。

Web記事でどのように書けばいいか迷っている方や、うまく伝えたいことが書けない方もぜひ取り入れてみてください。

まとめ 起承転結は文章を読みやすくする基盤の構成

起承転結を身につけることで、読みやすい文章が書けるだけでなく、相手にどのように伝えたいのかという目的によって起承転結を応用することもできます。

また「言いたいことがまとまらない」「結局何を伝えたいのかわからなくなってしまった」
そんな時、起承転結に沿って話の流れを整理することで答えが見えてくるはずです。

すべての文章を読みやすくするための基盤となっている起承転結。

基本中の基本だからこそ、当記事を参考に起承転結をしっかりと習得し、よりクオリティの高い文章を作成してくださいね。

この記事を書いたライター
0歳児育児中に「Online ApC Academy」でコピーライティングを習得。フリーランスとして活動開始。『丁寧・迅速・心を込めて』をモットーにライティングスキルに磨きをかけている。
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