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三字熟語は日常生活や普段の会話、そして記事のなかにも当たり前のように含まれています。

しかしながら、熟語の意味が曖昧になっている方、使うべきシーンを間違えてしまっている方も意外と多いようです。

何気なく使っている三字熟語、あなたは本当の意味を正しく理解できているでしょうか?

本記事では三字熟語の基礎知識、シーン別で使える熟語などを『一覧表』にしてご紹介します。

自分好みの三字熟語を見つけ出し、豊かな『表現力』を手に入れましょう!

三字熟語とは? 3種類の構成

三字熟語とは? 3種類の構成

三字熟語とは、日本語において【漢字3文字で表される語句】のことです。

そもそも熟語とは、2文字以上の単語または2つ以上の漢字を結合してできた単語を指しています。

要するに【漢字を3文字使って作り上げた単語】のことですが、同じ三字熟語でも以下のような3つの構成によって分類することが可能です。

三字熟語についての説明

熟語構成の簡単な見分け方として、3つの漢字の「どこに意味の切れ目があるかを見極めて区切ることがポイントとなります。

三字熟語の基礎となる部分ですので、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

一字+二字

ひとつめは、〇+〇〇の構成で成り立つ熟語です。

高性能 新時代 有意義 大自然  好都合

低学年 古記事 無気力 小規模 悪知恵

などが挙げられます。

最初の文字が時間や数字の高低、物事の有無のように【状態・性質】を表しているのが特徴的です。

「二字熟語の頭に一字足す」と覚えておきましょう。

二字+一字

『積極的』『図書館』などの熟語は、〇〇+〇の構成で成り立っています。

前の2文字が後の1文字を【修飾】しているのが最大の特徴といえるでしょう。

ほかにも、以下のような三字熟語がこれに当てはまります。

会議室 運動場 日本人 忘年会 消費税

充実感 近代的 耐久性 映画化 支配権

一字+一字+一字

『市町村』『衣食住』などの熟語は〇+〇+〇の構成で成り立つ、いわゆる【並列タイプ】と呼ばれています。

これらの熟語は見てのとおり、一字だけで言葉として成立する単語の集まりであることが特徴です。

松竹梅 上中下 陸海空 和洋中 走攻守

朝昼晩 心技体 天地人 守破離 年月日

この構成には、上記のようなものが挙げられます。

文章に重みや鋭さを与えるかっこいい三字熟語【一覧表】

文章に重みや鋭さを与えるかっこいい三字熟語【一覧表】

三字熟語のなかから「文章に重みや鋭さを与えてくれる、かっこいい三字熟語」の一部を、意味付きでご紹介します。

漢字三文字の見た目も良く、上手に組み込めば『創造力』アップ間違いなしです。

熟語意味・例文
阿修羅
(あしゅら)
意:闘争を好む古代インドの神。
例:争いごとになると、彼はいつも阿修羅のような形相に変わる。
為政者
(いせいしゃ)
意:政治を行う人。政治に携わる人。
例:現代の為政者は、本当に自国のことを考えているのだろうか?
往生際
(おうじょうぎわ)
意:死の直前。諦め。
例:この期に及んで…、なんと往生際の悪いやつだ!
影武者
(かげむしゃ)
意:敵の目を欺くために、大将などの身代わりとなる武者。
例:私は、あなたの影武者として生きるよう命じられている。
下剋上
(げこくじょう)
意:身分の低い者が上の立場の者を打ち負かすこと。
例:無敗のチャンピオン相手に下剋上を果たした。
金輪際
(こんりんざい)
意:断じて。あくまでも。極限まで。
例:もう、こんな仕事は金輪際ごめんだ。
殺風景
(さっぷうけい)
意:景色や風景に変化がなく、面白みのないさま。
例:一人暮らしの男の部屋は、殺風景なものだ。
四天王
(してんのう)
意:分野部門で特に優れている4人。守護神。
例:ここから先へ進むには、四天王との戦いに勝利しなくてはならない。
走馬灯
(そうまとう)
意:影絵の仕掛けがある回り灯籠。死の直前に人生の記憶が蘇ること。
例:事故の瞬間、これまでの人生が走馬灯のように蘇った。
致命傷
(ちめいしょう)
意:取り返しがつかないほど大きな損害、失敗。
例:今回のミスが致命傷となり、経営は大きくマイナスに傾いた。
天王山
(てんのうざん)
意:勝敗を分ける重要な局面。
例:長かった戦いも、いよいよ天王山を迎える。
二刀流
(にとうりゅう)
意:両手に剣を持って攻守を行う技術の総称。
例:エースで4番、キャプテンはまさに投打二刀流の選手。
破天荒
(はてんこう)
意:今まで誰もしなかったようなことをすること。
例:部長は、独創的なアイデアでヒット商品を生み出す破天荒な方です。
不可欠
(ふかけつ)
意:なくてはならないこと。
例:このデータは、プロジェクト達成のために必要不可欠だ。
摩天楼
(まてんろう)
意:天まで届きそうな高い建物。
例:東京スカイツリー、この摩天楼からは絶景を拝める。
未曾有
(みぞう)
意:これまで一度もなかったこと。
例:いま、世界中が未曾有の危機に直面している。
冷血漢
(れいけつかん
意:人間らしい温かみのない冷たい男性。薄情者。
例:冷血漢と思われるかも知れないが、君のために言ってるんだよ。

上記のような三字熟語は、日常会話でも相手に知性を感じさせ、さらにはスマートな印象も与えられるでしょう。

三字熟語クイズ① かっこいい熟語編

理解度を深める三字熟語クイズに挑戦してみませんか?

最初は「使えるとかっこいい熟語」からの出題です。

第一問

Q.次の文章の【】に当てはまる三字熟語はどれでしょう?

「私は今年、ライター業界において【】となる記録を打ち立てた」

A.値千金  B.金字塔  C.試金石

正解は・・・

B.金字塔

金字塔

三字熟語のなかには『金』が含まれるものも多くあります。

ほかの熟語と混同しないよう、文章に取り入れる際は意味をしっかりと理解しておきましょう。

第二問

Q.次の三字熟語の読みは?

『伏魔殿』

正解は・・・

ふくまでん

                                               

伏魔殿

例:裏金事件や汚職事件。大きく淀んだ政界…、ここは現世の伏魔殿

鋭く重みのある三字熟語を加えることで、文章を厳格化させることも可能です。

すっきりした印象を持たせるおしゃれな三字熟語【一覧表】

すっきりした印象を持たせるおしゃれな三字熟語【一覧表】

三字熟語を取り入れると読んでいて爽やか、上手にまとまった文章に見せることも可能です。

以下のような「すっきりした印象を持たせるおしゃれな三字熟語」を、文中に書き加えてみましょう。

熟語意味・例文
青海原
(あおうなばら)
意:一面に広がる青い海。大海。
例:ホテルから眺める青海原は絶景だ。
いざよい
(いざよい)
意:陰暦で毎月16日の夜。
例:十六夜の月の下、美味しいお酒で一杯やろう。
岩(石)清水
(いわしみず)
意:岩と岩の間から流れる清らかな水。
例:ここの岩清水は、冷たくて気持ちいい。
川逍遥
(かわしょうよう)
意:川辺を散策したり遊んだりすること。川に船を浮かべて遊ぶこと。
例:信濃川逍遥の思い出を記録に残す。
月桂冠
(げっけいかん)
意:月桂樹で編んだ冠。競技(スポーツ)の優勝者がかぶる冠。
例:優勝者は、月桂冠と共に栄光を手にした。
桜紅葉
(さくらもみじ)
意:秋に桜の葉が紅葉すること。
例:桜紅葉が、秋を感じさせる。
常緑樹
(じょうりょくじゅ)
意:一年中鮮やかな緑の葉をつける樹木・植物。
例:常緑樹が鮮やかな、美しい街並み。
蝉時雨
(せみしぐれ)
意:多くの蝉の鳴き声を降ったり止んだりする雨の音に見立てた言葉。
例:蝉時雨のなか、穏やかな風が吹く。
月天心
(つきてんしん)
意:満月が天頂から照らすこと。
例:宿に辿り着いたのは、月天心の頃だった。
登竜門
(とうりゅうもん)
意:出世のための関門。人生を左右する重要な試験。
例:新人王戦は、プロになるための登竜門だ。
夏座敷
(なつざしき)
意:風通しが良く、夏らしい開放的な座敷。
例:ここはまさに夏座敷、自然の風が心地よい。
花吹雪
(はなふぶき)
意:花びらが散り乱れる様子を吹雪に例えた言葉。
例:花吹雪のなか、出会いは突然訪れた。
風物詩
(ふうぶつし)
意:季節の特徴を表しているもの。景色、季節の詩。
例:甲子園は、夏の風物詩だ。
冬化粧
(ふゆげしょう)
意:雪が一面に降り積もり、冬らしくなること。
例:外は見渡す限りの冬化粧、真っ白になってるよ。
水菓子
(みずがし)
意:果実、果物のこと。
例:今日は、お土産に水菓子を持って行こう。

秋や初春の情緒ある景観を表したり、真夏に涼しさを感じさせたりと、日本の四季を演出する三字熟語も数多くあります。

三字熟語② おしゃれな熟語編

上述したような「おしゃれな熟語」からのクイズです。

全問正解して、すっきりと『一段落』しておきましょう!

第一問

Q.次の三字熟語のうち、春の季語として活用できるものはどれでしょう?

A.御神楽(みかぐら)  B.青田風(あおたかぜ)  C.初花月(はつはなづき)

正解は・・・

C.初花月

初花月

ちなみにA.御神楽は冬を表す三字熟語、B.青田風は夏の三字熟語でした!

第二問

Q.次の説明文と同じ意味を持つ三字熟語はどれでしょう?

田植えをする女性。田の神に奉仕する女性。

A.機織女  B.早乙女  C.修道女

正解は・・・

B.早乙女

早乙女
早乙女を説明する人

文章に彩りを添える美しい三字熟語【一覧表】

文章に彩りを添える美しい三字熟語【一覧表】

三字熟語のなかでも、特に美しいものを集めてみました。

取り入れることで、モノクロな文章に彩りを添えてくれるでしょう。

熟語意味・例文
合言葉
(あいことば)
意:仲間内・共同体で決められた合図の言葉。目標として掲げる言葉。
例:君と僕、ふたりだけの合言葉
乙女心
(おとめごころ)
意:少女の純情な心。繊細な心。
例:彼の仕草は、乙女心をくすぐる。
朧月夜
(おぼろづきよ)
意:霧やモヤに包まれ、ほのかにかすんだ春の夜に見える月。
例:彼女に告白したのは朧月夜のこと。
花信風
(かしんふう)
意:春の初めに花が咲くのを知らせる風。
例:心地よい花信風に吹かれながら散策する。
綺羅星
(きらぼし)
意:空に輝く無数の星。きらきらと光り輝く星。
例:綺羅星のように輝く選手たち。
蜃気楼
(しんきろう)
意:大気中の光が屈折して起こる現象。
例:揺らめく姿は蜃気楼のよう。儚く、そして美しい。
真善美
(しんぜんび)
意:人間の理想を簡単に表した言葉。
例:真善美を兼ね備えた人でありたい。
雪月花
(せつげっか)
意:雪・月・花。四季の自然を代表する美しいもの。
例:彼女の美しさは、雪月花そのものだ。
手弱女
(たおやめ)
意:たおやかで優雅な女性。優しい人。
例:手弱女だと感じましたが、実は芯が強く頑固な性格でした。
桃源郷
(とうげんきょう)
意:俗界を離れた別世界。理想郷。
例:幻想的な景色は、まるで桃源郷のようだ。
牡丹雪
(ぼたんゆき)
意:牡丹の花びらのように大きな雪片となって降る雪。綿雪。
例:シトシトと音もなく、大きな牡丹雪が降ってきた。
万華鏡
(まんげきょう)
意:筒を回すと次々に変化する模様を楽しむ玩具。
例:スポットライトは、まるで万華鏡のように変化した。
八千代
(やちよ)
意:8,000年。きわめて多くの年代。
例:平和が八千代に続くよう、心から願う。
夜汽車
(よぎしゃ)
意:夜間に走る汽車。夜行列車。
例:今度の旅はゆったりと、夜汽車なんかで行きたいな。
落葉樹
(らくようじゅ)
意:ある季節になると、定期的に葉を落とす樹木の総称。
例:子どもたちが落葉樹を集めて遊ぶ姿を見ると、なぜかホッとする。

以上のような鮮やかさを持った三字熟語は、シナリオや小説などのワンシーンに取り入れても効果的です。

三字熟語クイズ③ 美しい熟語編

美しい三字熟語には、漢字の読み書きが難しいといった特徴を持つものも多く存在します。

ここでは「読み書きが難しく美しい熟語」をクイズにしてみました。

第一問

Q.次の三字熟語の〇に入る、正しい漢字はどれでしょう?

『千〇楽(せんしゅうらく)』

A.秋  B.  C.終

正解は・・・

A.秋

千秋楽

雅楽の世界で、一日の終わりに演奏されるのが『千秋楽』という曲であったことが、言葉の起源だとされています。

千秋楽についての説明

第二問

Q.次の三字熟語の読みは?

『金糸雀』

答えは・・・

カナリア

カナリアは見た目だけでなく、こうして三字熟語で記しても大変美しい小鳥です。

文章がユニークになる面白い三字熟語【一覧表】

文章がユニークになる面白い三字熟語【一覧表】

三字熟語には、文章がユニークになる面白いものも数多く存在します。

「いつも記事が固すぎて、ボキャブラリーがない…」といった方、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

熟語意味・例文
異世界
(いせかい)
意:現実とは異なる世界。別の世界。
例:どうやら僕は、知らぬ間に異世界へと迷い込んだみたいだ…。
有頂天
(うちょうてん)
意:得意の絶頂。うまくいった喜びで夢中になっている様子。
例:すべて計画通り!有頂天だった僕に訪れた悲劇とは…!?
箝口令
(かんこうれい)
意:他人に話すことを禁止する命令。口止め。
例:このことが決して外部に漏れないよう、箝口令を敷いておけ!
下馬評
(箝口令)
意:第三者が行う批評・評判。関係のない人たちの噂。
例:下馬評を覆して、俺はチャンピオンとなった。
三枚目
(さんまいめ)
意:滑稽な役をする俳優。喜劇役者。道化。
例:いつから僕は、三枚目のポジションになったんだ…。
千里眼
(せんりがん)
意:千里も先の出来事を知る能力。心を読む能力を持つ人。
例:私の千里眼を持ってすれば、君の行動を読むなど容易いことだ。
珍無類
(ちんむるい)
意:ほかに例のないほど珍しいこと。例外。特異。
例:珍無類なマンガだったけど、すごく面白かったよ!
如夜叉
(にょやしゃ)
意:夜叉のように恐ろしい性格。
例:彼もまだまだ子どもね。女はみんな如夜叉なのよ。
微温湯
(ぬるまゆ)
意:ぬるくなったお湯。緊張感や刺激のない様子。
例:微温湯に浸かったような毎日にオサラバだ!
武勇伝
(ぶゆうでん)
意:型破りなエピソード。勇敢な手柄話。
例:あなたはいつも武勇伝ばかり語ってるけど…、本当は臆病者ね。
朴念仁
(ぼくねんじん)
意:無口で愛想がない人。物の道理が分からない人。頑固。
例:花の美しさが分からない、朴念仁な彼氏です。
万年床
(まんねんどこ)
意:布団を常に敷いている状態のこと。片付けたことのない布団。
例:彼女が来る前に、この万年床を干しておかないと!
夢心地
(ゆめごこち)
意:夢を見ているような気持ち。ぼんやりした心持ち。
例:アイドルのコンサートが終わっても、しばらく夢心地だった。
錬金術
(れんきんじゅつ)
意:鉄・鉛などの卑金属から、金・銀などの貴金属を製造する秘術。
例:奴が使う錬金術の裏には、必ず秘密があるはず…。

ゲームやマンガなどでよく見かける三字熟語もありますね。

いずれも文章をコミカルに見せたい際には、大きな力となってくれるでしょう。

三字熟語クイズ④ 面白い三字熟語編

ユニークな三字熟語は、まだまだ存在します。

以下のクイズに答えて、自分だけの「オリジナリティ」を手に入れましょう!

第一問

Q.次のようなシーンに活用できる三字熟語はどれでしょう?

食費もない・・・。給料日まで、どうやって暮らせばいいんだ・・・。

A.安本丹  B.内弁慶  C.素寒貧

答えは・・・

C.素寒貧(すかんぴん)

素寒貧

ちなみに、筆者は給料日前でなくとも『素寒貧』です…。

第二問

Q.次の三字熟語の〇に当てはまる漢字はどれでしょう?

『猪〇才(ちょこざい)』

A.口  B.鼻  C.耳

答えは・・・

A.口

猪口才

例:いつも猪口才なことばかり言うけど、なんだかんだで可愛いヤツだよ。

少々トゲのある言葉でも、ユニークな三字熟語で表現すれば温かみのある文章に変換することが可能です。

日常生活で使いやすい三字熟語【一覧表】

日常生活で使いやすい三字熟語【一覧表】

三字熟語のなかには私たちの日常会話のなかにも取り入れやすく、便利なものも多々あります。

ただし、どの熟語もそうですが活用する際には本来の意味を理解してから使うようにしましょう。

熟語意味・例文
悪循環
(あくじゅんかん)
意:1つの原因が悪い結果を生み、別の事象にも悪い影響を及ぼすこと。
例:夜眠れないからスマホを見る、そして昼間に眠くなる、悪循環だ。
円熟味
(えんじゅくみ)
意:十分に熟成・熟達すること。
例:彼の演技は、また一段と円熟味を増したようだ。
及第点
(きゅうだいてん)
意:試験や審査に合格する点数。一定の基準に達すること。
例:可もなく不可もなく、まぁ及第点といったところか…。
決定稿
(けっていこう)
意:完成した原稿。それ以上あらためる必要のない原稿。
例:何度も修正して、ようやく決定稿となった。
再定義
(さいていぎ)
意:一度定められたものを、改めて決めること。
例:それが当たり前だと思ってたが、再定義する必要がありそうだ。
相対的
(そうたいてき)
意:他との関係において成り立つさま。
例:相対的に見ても、僕の作品のほうが出来が良いと思うけど…。
出不精
(でぶしょう)
意:外出したがらず、ずっと家にいること。
例:昔は遠くまで出かけたが、最近はすっかり出不精になってしまった。
党派心
(とうはしん)
意:自分の仲間にだけ偏する心。ひとつの党派に偏って与する心。
例:くだらない党派心なんて捨ててしまえば、もっと仲良くできるのに。
生兵法
(なまびょうほう)
意:兵法(剣術)を少しは知っているが、未熟なこと。
例:そんな生兵法が通用する相手じゃないよ。もっと勉強しておいで。
抜本的
(ばっぽんてき)
意:物事の根本から扱うさま。根本の原因を抜き取ること。
例:経営難から抜け出すには、抜本的改革が必要だ。
不条理
(ふじょうり)
意:事柄の筋道が立たないこと。道理に合わないこと。
例:社長の発言は不条理なものばかりで、納得がいかない!
無造作
(むぞうさ)
意:大事なこととして慎重にせず、手軽にやってのける様子。
例:机の上には、無造作に置かれた小説本の数々。
屋台骨
(やたいぼね)
意:屋台の骨組み。家・家業を経済的に支える資力、働き手。
例:屋台骨を支えているのは、彼の営業力だよ。
流動性
(りゅうどうせい)
意:固定しないで流れ動く性質。状況次第で成り行きが変わること。
例:株や債権のデメリットは、現預金と違って流動性に欠けるところだ。
論理的
(ろんりてき)
意:論理にかなっていること。理詰めに考える様子。
例:先生の話はいつも論理的で分かりやすく、説得力もある。

上記のように普段何気なく発する言葉も、文字にすると三字熟語のひとつなのです。

実は、あなたの口癖も三字熟語のひとつかも知れません。

三字熟語クイズ⑤ 使いやすい三字熟語編

日常会話に出てくる三字熟語の意味、正しく説明できますか?

ここでは「意味を理解しているようで、誤解している三字熟語」について出題です。

第一問

Q.次の三字熟語の意味を、正しく説明しているのはどれでしょう?

『語彙力(ごいりょく)』

A.独自の方法で、新しいものを生み出す能力。

B.言葉の本質を理解し、適切に使用する能力。

C.言葉や文章において、相手に理解させ行動させる能力。

正解は・・・

B.言葉の本質を理解し、適切に使用する能力。

語彙力

筆者は今日まで、語彙力とは単純に「言葉の引き出しの数」と捉えていました。

知り得ている言葉の数だけではなく、適切に使用する能力があってこその『語彙力』だといえるのです

説明をする人

第二問

次の説明文と同じ意味を持つ三字熟語はどれでしょう?

きわめてわずかな違い。わずかな隔たり。

A.紙一重  B.間一髪  C.瀬戸際

正解は・・・

A.紙一重

紙一重

『間一髪』との違いを説明できますか?

間一髪は「何かしらの危機が差し迫っていること」や「危険な状況が寸前にあること」を指す熟語です。

紙一重と比較してり緊張感の高い場面で用いるようにしましょう。

例:決勝戦、僕は紙一重の差で敗れた。

例:間一髪のところで相手の攻撃をかわし、勝利した。

三字熟語クイズ⑥ 総集編

三字熟語クイズ

あなたが持っている、三字熟語に関する知識を存分に活かせるクイズです。

超難問に挑戦して、熟語のプロを目指しましょう!

第一問

Q.バラバラに並べられた漢字のなかから8つの三字熟語を見つけ出しましょう。

すべて見つかりましたか?

使うのは、一字につき一度ですよ!

正解は・・・

意気地   猜疑心   山茶花   高飛車

超特急   目一杯   夜想曲   両成敗

短時間で8つすべて見つけた方は、すでに三字熟語の『先覚者』ですね!

第二問

Q.次の三字熟語の意味を、正しく説明しているのはどれでしょう?

袖時雨(そでしぐれ)

A.袖に落ちる涙を、時雨に例えた熟語。

B.傘を差しても袖が濡れてしまうこと悲しい気持ちを表現する際につかう熟語。

C.干していた衣服の袖が濡れてしまう、晴天に降る急な通り雨の例え。

どれも熟語の意味として成立しそうです。

正解は・・・

A.袖に落ちる涙を、時雨に例えたこと。

とてもおしゃれで、哀愁ただよう素敵な熟語ですね!

袖時雨

最終問題

Q.次の三字熟語の読みは?

最終問題に相応しい、超難問に仕上がりました!

どれも一度は見たこと、聞いたことのある言葉です。

ひとつでも読めたなら、みんなに自慢しましょう!

正解は・・・

あなたは何問正解できましたか?

最近ではスマホやタブレットの普及により、熟語辞典などを使う機会も少なくなりました。

たまには文明の利器に頼らず、自らの力で解読するのも面白いかも知れませんね!

以上、三字熟語クイズでした!

素敵な三字熟語を覚えてさまざまなシーンで活用しよう

三字熟語は滑らかで美しく、シーンに応じて使い分けられる便利さも兼ね備えています。

二字熟語や四字熟語に比べて地味に思えるかも知れません。

しかし、一度覚えてしまえば漢字三文字のテンポの良さ、そして言語の奥深さも同時に感じられるはずです。

より多くの三字熟語を習得し、他の記事にはない『独創的 』な文章を作成していきましょう!

よくある質問

よくある質問

三字熟語に関する質問のなかで、よくあるものをまとめてみました。

同じような悩みや疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

面接で聞かれたときや履歴書に記載できる、おすすめの三字熟語はありますか?

「好きな言葉は?」と聞かれたとき、四字熟語を探してしまう方も多いでしょう。

同様のシーンにぴったりの三字熟語も多く存在しますが、以下の熟語は特におすすめです。

  • 克己心(こっきしん)  意:自分に打ち勝つ心。欲望を抑制しようとする心。
  • 不退転(ふたいてん)  意:何事にも屈せず固く信じて心をまげないこと。くじけないこと。
  • 一貫性(いっかんせい) 意:最初から最後までブレずに芯が通っていること。矛盾がないこと。

座右の銘として活用しても、クールでおしゃれな印象を持たせてくれます。

文章のなかに、三字熟語をたくさん使っても良いですか?

文中に三字熟語を取り入れる際には、乱用せずピンポイントに使用することを推奨します。

なかでも「おしゃれでかっこいい三字熟語」は、記事内に多く使いたくなるものです。

しかし、下手に使いすぎると漢字ばかりの文章となってしまい、読んでいて疲れたり、ストレスを感じたりしてしまいます。

三字熟語の効果をより発揮させるためにも、バランス良く散りばめて使った方が効果的です。

ちなみに、バランスの良い文章とは【ひらがな7:漢字2:カナ英数1】といわれています。

上記のバランスを意識して、三字熟語も活用していきましょう!

記事作成に使いやすい三文字熟語を教えてください!

ライター初心者の方や未経験の方にも、以下のような三文字熟語は使いやすいでしょう。

よく見かける三文字ですが、ギュッと引き締まった文章に変える力を持っていますよ!

衝撃的(しょうげきてき) 意:心理的にショックを受けるようなもの。激しく動揺するようなこと。

例:昨日、すごくビックリする出来事があったんだよ!→昨日、衝撃的な出来事があったんだよ!

第一歩(だいいっぽ) 意:ものごとが始まる、または始める最初の一歩目。第一の段階。

例:コピーライターとして、ついにスタートした。→コピーライターとして、第一歩を踏み出した。

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読書にゲーム、動画視聴から釣り、スポーツ(主に野球)や旅行記事まで!大きな引き出しを武器に多方面・各分野で執筆中! SEO・取材記事・インタビュー記事と幅広くこなしています。お気軽にご相談ください!
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