”コピーライティング”という言葉を耳にしたことはあっても「詳しくは分からない!」という方も多いのではないでしょうか?
コピーライティングは、単純に『広告業に従事する人だけが学べばいい』と言い切れるものではなく、実は一般の人にも役立つスキルなのです。
コピーライティングの手法を学べば『人に伝わりやすい文章力』が身につきます。
その結果、メールやLINEといった文章でのコミュニケーションがスムーズになり、現在の会社での仕事にも活かせるでしょう。
ライター業以外でフリーランスや副業に取り組まれている人も、コピーライティングの基本を学べば、クライアントに自分自身をアピールするコツが分かります。
今回の記事では、誰が学んでも有益なコピーライティングについての基礎知識とコピーライティング成功のコツ、スキルアップ方法について詳しく解説していきます!
コピーライティングとは
”コピーライティング”とは、商品やサービスをPRするために必要な広告の文章や、それを生み出すスキルのことです。
コピー=広告
ライティング=書く技術
コピーライティングの意味をこのように考えると、分かりやすいでしょうか。
このスキルを使って企業の集客に貢献する人が「コピーライター」です。
今のようにWebが発達する以前は、テレビCMやポスター、電車の中吊り広告や新聞といった媒体で広告文章を書く人のことを指しました。
しかしインターネットが発達してメディアも多様化した現代では、単に「商品やサービスを売る」という目的以外の文章もコピーライティングと呼ばれることがあります。
具体的には、SNSの投稿文章を作成したり、YouTubeの台本を書いたりといったような仕事を想像してください。
「それなら自分もやっている」という方も多いのではないでしょうか?
つまり以前のように「広告代理店に勤める人だけがコピーライティングを勉強すればいい」という時代ではなくなってきていると言えるのです。
コピーライティングの役割
では、なんのためにコピーライティングを学ぶ必要があるのでしょうか?
このセクションではコピーライティングの持つ役割について解説していきます。
コピーライティングはマーケティングの一部
製品やサービスを売るための戦略や手法が”マーケティング”です。
分かりやすく5つのステップで見てみましょう。
①市場のニーズを知る
②それに応える商品を作る
③価格を決定する
④流通や販売する場所を確保する
⑤商品を販売する
このようにして商品を生み出し、販売場所を確保したとしても、誰もその商品の存在を知らなければ売れることはありません。
まずは商品に興味を持ってくれそうなお客様に気づいてもらい、興味を持ってもらう必要があります。
そのための宣伝・広告(プロモーション)には、コピーライティングの技術が欠かせないのです。
言葉で企業や商品のブランドイメージを作る
コピーライティングの持つ重要な役割に、”言葉の力で企業や商品のブランドイメージを作る”があります。
販売する商品に適した、キャッチーで魅力的な言葉によって消費者は商品の利点や価値をイメージしやすくなるのです。
例えば、今では当たり前のように使っている人も多いTOTOの温水洗浄便座『ウォシュレット』
初めて世の中に登場した時から、誰もが抵抗なく使い始めたでしょうか?
実をいうと、これは当時のCMのキャッチコピー「おしりだって、洗ってほしい。」という言葉によって「おしりは拭くもの」から「おしりは洗うもの」へのイメージ転換がはかられたとも言えるのです。
このように、コピーライティングは言葉によって企業や商品のイメージを作り上げる力があります。
最終的には購買行動へ結びつける
コピーライティングを駆使してプロモーション活動を行い、世の中の人に広く商品やサービスの存在を知らしめればそれで終わりではありません。
ときには意識改革を促して商品やブランドのイメージを作り、最終的には「欲しい」「買いたい」という気持ちになってもらう必要があります。
つまり、消費者の心を動かし、最終的には購買行動へと結びつけていくのがコピーライティングのもつ重要な役割なのです。
コピーライティングとセールスライティングの違い
ここで『コピーライティング』についての理解を深めるために、似た言葉である『セールスライティング』との違いについても触れておきましょう。
言葉の力で顧客の興味関心をひきつけ、最終的には買ってもらうための文章を作成するという意味では『コピーライティング』と『セールスライティング』は非常に似ています。
しかしながら、厳密に言うと『コピーライティング』は需要を喚起するもの。
つまり「今はまだ欲しくないけど、何度も見聞きしているうちに欲しくなってくる」という顧客層に向けて、商品やサービスの存在を知ってもらったり、良いイメージを持ってもらったりするための文章を作成します。
一方の『セールスライティング』は、ここから更に踏み込んで「すでにその商品に興味を持っている見込み客」に向けて文章を書くと考えれば分かりやすいでしょう。
・すでに企業の公式LINEやメールマガジンに登録している人に向けてセールスレターを書く
・自ら検索して商品のランディングページ(LP)にたどり着いた、購買意欲の高い見込み客の背中を押す
文章の力でダイレクトに商品を売るのが『セールスライティング』であると言えます。
コピーライティングの実例
では、実際にはどういった場面でコピーライティングのスキルが使われているのでしょうか?
言い換えると「コピーライター」という職種の人たちがどういった仕事を請け負っているのかということですが、イメージしやすいようにここから実例を挙げて5つ、ご紹介します。
①CMや広告のキャッチコピー
コピーライティングと聞いて、真っ先に思い浮かぶのがこの「CMや広告で使われるキャッチコピー」ではないでしょうか?
短い言葉で人の興味を引くのがキャッチコピーの役割で、商品やサービスに興味がない人を振り向かせるような引きの強い言葉、印象に残る言葉が求められます。
「やめられない、とまらない」(Calbee/かっぱえびせん)
「おしりだって、洗ってほしい。」(TOTO/ウォシュレット)
「洗濯科学のアリエール」(P&G/アリエール)
②企業のタグライン
タグラインとは、企業や団体のブランドイメージを作る言葉で、理念などを端的に表す「スローガン」のようなものです。
「ココロも満タンに」(コスモ石油)
「お、ねだん以上。」(ニトリ)
「やっちゃえNISSAN」(日産自動車)
自社のブランディングにとって大切な言葉になるので、プロのコピーライターに依頼される仕事というのも納得がいくのではないでしょうか?
③オウンドメディアのコンテンツ
現代では多くの会社が自社のホームページを持ち、その中で企業の経営方針や自社商品の説明、魅力といった情報を発信しています。
そういった自社サイトが「オウンドメディア」です。
大企業であれば自社でコンテンツ作成まで行っているところも多いでしょうが、中小企業では専任の人材を確保できないことも珍しくありません。
そこでホームページの制作を外部に委託するわけですが、制作を依頼された会社はクライアント企業の魅力が十分に伝わるよう、サイト内の文章をプロのコピーライターに依頼するのです。
④SNS投稿
SNSへの投稿を外部のライターに一任する、というパターンもあります。
今や、商品やサービスを幅広い消費者に知ってもらうためにInstagramやフェイスブック、X(旧Twitter)といったSNSの活用が欠かせなくなりました。
とはいえ、SNSに投稿するための文章を1つ作るにも時間と労力がかかります。
本業の合間にSNS投稿を続けることは企業や店舗にとって負担が大きいため、コピーライティングのスキルに長けたライターに任せて、集客の手助けをしてもらうというわけです。
⑤シナリオ作成
コピーライターがテキストベースの広告文章を請け負うことは想像しやすいと思いますが、実は「表立っては見えない文章」であるシナリオ作成に関わることもあります。
YouTubeやTikTok、企業のPR動画など、ストーリーで会社や商品の魅力をより分かりやすく伝えるため、動画を活用する機会は多いもの。
その際の動画は、行き当たりばったりで作られるのではなく”台本に基づいて”作られるのです。
人の心を動かす言葉選びやストーリー展開が大切になるシナリオの作成でも、やはりコピーライティングの技術は欠かせないといえるでしょう。
コピーライティング成功のコツ7選
ここまで、コピーライティングの役割と、コピーライティングの技術が実際にはどういった場で活躍しているかについてお伝えしてきました。
消費者の興味・関心をひき、商品に対していいイメージを持ってもらい、最終的には商品を購入してもらうのがコピーライティングの『成功』であるというのはイメージできたでしょうか?
続いてこのセクションでは、コピーライティングを成功させるためのコツを7つご紹介します。
商品の強みを知る
コピーライティングを成功させるためには、商品を見て、思いつきで言葉を並べ立てるだけではいけません。
まずはその商品の『うり』がどこなのか、詳しく知る必要があります。
専門的にはUSP(Unique Selling Proposition/ユニーク セリング プロポジション)と言い、競合商品との「差別化ポイント」と考えるといいでしょう。
例えばシャンプーならば、似たような商品が棚にたくさん並んでいて、どれを買えばいいのか迷ってしまうことがありませんか?
・価格が安い
・髪のうねりをおさえる
・しっとりとまとまりのある髪になる
・髪にボリュームが生まれる
・赤ちゃんにも使える無添加シャンプーである
このように、同じシャンプーとは言っても、商品には独自の差別化ポイントがあります。
その商品が持つ他との違いを知り、それをうまく消費者に伝えられれば、購入してもらえる可能性も高くなると言えるでしょう。
商品の持つ強みを知らずにコピーを書き始めることはできません。
ターゲットを絞り、分析する
商品の持つ独自性を理解したら、次は「そういった特性のある商品を欲しがるのは、どのような人たちか?」を深堀りして考える必要が出てきます。
先ほどのシャンプーの例で言うと、
・価格が安い=一人暮らしでお金がない大学生ぐらいの10代〜20代?
・髪にボリュームが生まれる=髪のボリュームが減ってきたことに悩む50代以降?
・赤ちゃんにも使える無添加シャンプー=赤ちゃんを持つ20代〜30代のファミリー?
このように、その商品の独自性に惹かれるであろう人物を思い描き、分析することで、ターゲットに刺さる言葉を選べるのです。
ターゲットの年齢、性別、所得レベル、家族構成、職業、地理的な位置など…
より詳細に設定することをマーケティング用語では「ペルソナ設定」といい、コピーライティングを成功させるのに必要な作業の一つと言えるでしょう。
時代の流れ・流行に配慮する
キャッチコピーや広告文章に使う言葉を選ぶ際、文化的なシフトや社会的な問題に対応するために、コピーライティングのスタイルやトーンを調整することも重要です。
もう少し分かりやすいよう、少し前に話題になった結婚情報誌『ゼクシィ』のキャッチコピーをご紹介します。
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」
結婚情報誌でありながら「結婚しなくても幸せになれる」と言い切る潔さ。
結婚に対する価値観が多様化している社会の流れを見事に反映させ、多くの人の共感を呼びました。
このように、時代の流れや人々の価値観の変化に配慮することもコピーライティングを成功させる秘訣と言えるでしょう。
ストーリーテリングを活用する
ストーリーテリングは、情報やアイデアを”物語”として伝える技術やプロセスのことです。
消費者に対してただ情報を伝えるだけでなく、物語を活用することでその情報を相手が理解しやすくなり、共感も生まれやすくなります。
例えば企業のオウンドメディアや広告などに「この商品が生まれるまで」といった開発秘話がのっているのは、ストーリーテリングを活用した例と言えるでしょう。
情報がより深く理解され、相手の心に長くとどまることが期待できるため、ストーリーテリングの活用はコピーライティング成功の一助となります。
コピーライティングのフレームワークを活用する
いざコピーを作成するときには、いくつかのフレームワークを活用すると効果的です。
フレームワークとはあらかじめ作成された『枠組み』のことであり、クッキー型のような文章術の『型』と言ってもいいでしょう。
コピーライティングに活用されるものとして1つだけ例をあげると『AIDAモデル』があります。
Attention(注意を引く)
Interest(興味をもたせる)
Desire(欲望を喚起する)
Action(行動を促す)
このようなフレームワークを活用すると、素早く、効果的な文章を組み立てることができます。
ライターズ.com内でもいくつかの『型』について解説しているので、より詳しく勉強したい方はライターズ.com内にあるこちらのコンテンツも活用してみてください。
明確に行動を促す
最終的には商品を購入してもらう、というコピーライティングが目指すゴールに向かって『明確に行動を促す言葉』も時に必要となります。
というのも、消費者は『読まない・信じない・行動しない』という傾向があるからです。
これはマクスウェル・サックハイムが提唱した『コピーライティングの3NOT』とも言われているもの。
消費者の『行動しない』の壁を超えるためには、分かりやすく明確な言葉で背中を押すことも必要なのです。
例えば、CMでよく耳にする「今すぐ検索!」といった言葉や「もっと詳しく知りたい人はこちらをクリック」といった言葉に覚えはありませんか?
これは、広告に興味を持ってくれた人が次に起こすべきアクションについて、具体的な言葉で教えてくれているもの。
「次に何をすればいいか分かる」という状態を言葉で作り出すことは『行動しない』の壁を乗り越えることにつながります。
テストと改善を繰り返す
商品の強みを知り、ターゲットについて深堀りし、ポイントを抑えてキャッチコピーやオウンドメディアのコンテンツを無事世に送り出したとしても、それで終わりとは言えません。
コピーライティングを成功に導くためには、送り出した文章にどの程度の効果があったのかテストによって確認をする必要があるのです。
よくあるのは『A/Bテスト』と言われるもので、方法としては以下のようになります。
①キャッチコピーをAとBの2種類準備しておく
②本文やデザインは全く同じ内容の広告やメルマガを同時に発信する
③どちらのほうがより多くのターゲットに届いたか、データを分析する
分析するデータはさまざまですが、代表的なのは以下のようなものです。
・サイトの訪問者数
・メールマガジンの開封率
・登録ボタンや購入ボタンのクリック率
こういったデータを分析しながら、より効果の高い、商品にとって最適な広告を作り上げていくことでコピーライティングを成功へと導いていけるのです。
コピーライティングのスキルとテクニックを磨くには?
ここまで、何らかの商品を売るにはコピーライティングを活用したプロモーション活動が欠かせないことや、コピーライティングを成功させるコツについてお伝えしてきました。
商品の独自性を明らかにし、ターゲットを分析して伝わりやすいように工夫もし、テストと改善を繰り返す・・そう言われても、なんだかピンとこない方もいらっしゃるでしょう。
ここで『商品』という言葉を『ライター活動を始める自分』と置き換えてみると、いかがでしょう?
自分の独自性(得意分野や趣味)を明らかにし、ターゲット(仕事をくれるクライアント)を分析し、相手に伝わりやすい言葉を考え、試行錯誤しながら営業し、失敗したら改善を繰り返していく・・・。
こう考えると、ぐっと身近な問題に感じられるのではないでしょうか。
このように、自分自身を商品として売り込む場合にも使えるコピーライティングのスキルとテクニック。
どのようにして磨いていけばいいのか、ここから具体的にお伝えします。
アーカイブを蓄える
一番手軽に、しかも無料で始められるのが「アーカイブを蓄える」という方法です。
これは自分が日常生活を送る中で興味をひかれたキャッチフレーズやタグラインなどをストックしていくイメージ。
電車の中吊り広告、ポスター広告、看板、ビラ、宣伝トラックなど、外に出て日常生活をおくっているだけでもコピーライティングに触れない日はありません。
目に触れただけでスルーしてしまう広告も多い中、自分が思わず見てしまった広告はどのようなものだったでしょうか?
メモをとる、スクリーンショットをとる、コピーしてファイリングする・・・など
どういった形でもいいので保存していきましょう。
量が増えてきたらこれらを見返して共通点を探すなど、自分なりに分析をするのも、スキルアップの役に立ちます。
練習する
いくら水泳が上手な人の泳ぎを見ていても自分が泳げるようにはならないのと同じで、コピーライティングもやはり「練習する」ことでスキルがついてきます。
一番簡単な練習方法は「SNSの投稿」です。
文章を書くだけなら日記でも十分なようですが、実際のコピーライティングはマーケティングと関わりが深く「結果を求められる」ことを頭に置いておかなければなりません。
日記なら自分だけが分かればそれでいいですが、SNSでは投稿する文章によってフォロワーが増えたり、”いいね”を押してくれる人の数が増えたりといった「結果」がついてきます。
文章を書くこと。
そして「結果」を伸ばすために試行錯誤をすること。
トライ&エラーの繰り返しが簡単かつ無料でできるという点で、SNSはコピーライティングスキルをアップさせるための優秀なツールであると言えます。
実践する
コピーライティングについて勉強し、SNSへの投稿で練習をして、少しでも自信がついてきたら早々に実践するのがスキルアップの近道です。
手っ取り早いのは広告代理店などに就職して、先輩や上司に鍛えてもらうことかもしれません。
しかし、今働いている会社を辞めていきなり転職するのはリスクが高いと感じる人も多いでしょう。
「まずは副業から」と考えているなら、リスクの低い『アフィリエイト』から始めてみてはいかがでしょうか?
『アフィリエイト』は自分のブログやSNSでさまざまな商品を紹介し、見た人が商品を購入すると、自分に紹介手数料が入るシステムです。
①商品の差別化ポイントを明らかにし
②文章の力で人をひきつけ
③最終的には商品を購入してもらう
これは、規模が小さいながらも広告事業と言えるもので、コピーライティングのスキルを磨くには絶好の実践機会となります。
筆者のスキルアップ法
ここまでを読んで「この記事を書いているあなた自身は、どうやってスキルを磨いているの?」と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
実際のところ、スキルアップに終わりはなく、私自身もまだまだ勉強中の身です。
自分なりにアーカイブを蓄え、コピーライティング関係の本を大量に読み、SNS投稿や自分のブログにも挑戦しました。
しかし、それらの方法を実践するに至ったのは、真っ先に「コピーライティングについて教えてくれるスクールに入った」ことによるものだと思っています。
電話やチャットでのサポート体制がしっかり整ったスクールに入ったことで「分からないことがあったら講師にすぐ聞ける」という状況が生まれ、実際の仕事に飛び込みやすくなったのです。
ライターの仕事を始めてしまえば、スキルアップせざるを得ない状況に追い込まれます。
「やろうと思っているけどなかなか踏み出せない」とモヤモヤしている方は、やらざるを得ない状況に自分を追い込むのも一つの方法です。
興味がある人は無料トライアルもあってノーリスクで始められる「Online ApC Academy」にトライしてみてはいかがでしょうか…!
コピーライターとして有名な人3選
では、実際にコピーライティングのスキルを極め、数々の名作を世に送り出した有名人にはどういった人がいるのでしょうか?
コピーライターは名前が目立つような仕事ではないため「コピー自体は知っているけど、生み出した人は知らなかった!」というパターンも多いと思います。
業界で有名なコピーライターを3人と、それぞれの代表作を3点ずつご紹介していきましょう。
糸井重里さん
”有名なコピーライター”と言われたら真っ先に名前が思い浮かぶ人も多いであろう、糸井重里さん。
ジブリ映画のキャッチコピー他、多くのコピーを手がけたうえ、タレント活動もしているため、顔まで思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
ゲームのシナリオやエッセイ、作詞も手がけるなど、現在でも幅広く活躍されています。
・生きろ。(映画/もののけ姫)
・カッコイイとは、こういうことさ。(映画/紅の豚)
・想像力と、数百円(新潮文庫)
仲畑貴志さん
糸井重里さんらと共に1980年代のコピーライター業界を牽引してきた1人で「コピーライターの神様」とまで称される仲畑貴志さん。
「コピーライティングの役割」のセクションでご紹介した、TOTOウォシュレットのキャッチコピー「おしりだって、洗ってほしい。」を手がけた人でもあります。
・ココロも満タンに、コスモ石油(コスモ石油)
・目の付けどころが、シャープでしょ。(シャープ株式会社)
・トリスの味は、人間味(サントリー/トリスウイスキー)
尾形真理子さん
尾形さんの名前を知らなくても、ファッションビルLUMINEの広告は印象に残っている、という方は多くいらっしゃることでしょう。
2003年に「朝日広告賞」でグランプリを受賞し、2007年から長期間に渡ってLUMINEのシーズン広告を手がけているのが尾形真理子さんです。
・試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。(LUMINE)
・世界の非常食になりませんように(日清/カップヌードル)
・ラブリーに生きろ(資生堂/インテグレート)
まとめ:コピーライティングを学んで仕事や副業に活かそう
今回の記事では、コピーライティングの役割や実例、成功のコツとスキルアップの方法について解説しました。
・何かの商品を売る際にはプロモーション活動が欠かせないこと
・プロモーションを成功させるためにはコピーライティングスキルが不可欠であること
・成功のためには商品やターゲットの分析といった下準備が重要であること
・広告を出して終わりではなく、テストと改善を繰り返す必要があること
・コピーライティングスキル向上のために、できることから実践していくこと
このようなことが伝わっていれば幸いです。
広告代理店に勤める人でなくても、コピーライティングのスキルは至るところで役に立ちます。
就活生、ブロガー、アフィリエイター、フリーランスなど『商品を売る』以外に『自分自身を売り込む』という人も是非コピーライティングを学んでみてください。
コピーライティングに関するよくある質問
本セクションではコピーライティングについて、知りたい方からよく聞かれる質問を2つピックアップしています!
コピーライティングはアフィリエイトでも活用できますか?
コピーライティングはアフィリエイトで活用できます!
ご自分のブログやSNSアフィリエイトで勉強したコピーライティングのやり方を試してみるのはいい勉強になります。
何らかの成果が出れば、それをクライアントにアピールすることでWebライターの仕事も得られる確率が高まるので、挑戦する価値があると思います。
効率の良いコピーライティングの書き方は?
やみくもに文章を書き連ねるよりも、やはりコピーライティングの法則に従ったほうが効率よく文章を書けるでしょう。
『コピーライティングのフレームワークを活用する』のセクションでもお伝えしましたが、ライターズ.com内の「テクニック・ノウハウ」のページでいくつかの『型』が紹介されていますので、ご活用ください。