あなたは『コピーライティング』という言葉をご存知でしょうか。
仕事で広告やマーケティングに携わっている方は耳馴染みがあるかもしれませんが、そうでない方は『コピーライティング』とは何か、『コピーライター』との違いは何かと疑問をお持ちかもしれません。
この記事ではコピーライティングの基礎知識からはじまり、コピーライターが実際に使う応用テクニックやコピーライティングの本質、実際の業務について詳しく解説いたします。
「コピーライティングがどんなものなのか気になる」
「コピーライターの仕事について知りたい」という方はこの記事を参考にして下さい。
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コピーライティングとは
はじめに『コピーライティング』を直訳すると、
広告文(コピー)を書くこと(ライティング)となります。
コピーライティングが用いられている例としては、テレビCM、新聞広告、ウェブサイト広告、ポスターなどが挙げられますが、
現代においてのコピーライティングは上記の例に限らず、”文章全般の執筆業務”を指します。
(SEO記事、HP記事、YouTubeやTikTokなどのシナリオなど)。
そして、ここではコピーライティングを行う上でもっとも大切な『コピーライティングの本質』についてお伝えします。
コピーライティングの本質
まず、コピーライティングで最も大切なことは、
読み手の心理を理解し、文章を使って心を動かし、行動させることです。
そして、企業がコピーライターに仕事を依頼する目的とは、
自社商品やサービスの認知拡大や購入、契約に繋がる『行動』を取ってもらうことであるため、企業は必ず“ターゲットとなる人物”を細かく設定して、顧客の悩みを解決するための商品やサービスを生み出しています。
そのため、どんなに日本語として綺麗な文章でも…
ターゲットの心を動かすことができなければコピーライティングとは言えません。
そんなコピーライティングを行う上で重要な要素として、読み手となるターゲットが生活の中で感じている様々な気持ちを想像することが挙げられます。
- 普段どのような気持ちで過ごしているのか?
- どのような不満があるのか?
- なにを実現したいのか?
など、読み手の心理を考え抜くことが、ただ綺麗な文章を書くことよりもコピーライティングでは重要となるのです。
ここで例として、30代女性向けの美肌サプリメントのWEB広告の依頼を受注した想定として、実際にコピーライティングについて見ていきましょう。
【30代女性向けの美肌サプリメントのWEB広告(コピーライティング無し)】
「30代の女性におすすめしたい美肌サプリメントです。」
上記の文章は日本語としては間違っていませんが、読者の心を動かすポイントがコピーライティングとしては不足しています。
そこで、より良いコピーライティングを制作するためにターゲットの心理を深掘りしてみます。
悩み
- 仕事や子育てなどの生活が忙しくお手入れを疎かにしてしまいがち
- 日々の疲れで肌が荒れて表情が暗くなりがち
- 自分の身体のお手入れが面倒だが手軽に綺麗になる方法を知りたい
- 30代になってからは以前よりもこまめにケアをしていない
- 20代の頃よりも自信がない
上記の悩みを元にコピーライティングを作成すると…
「鏡の前で疲れた顔をしている30代女性のあなたへ、
【飲む美容液】で内側から笑顔に自信。」
いかがでしょうか。
シチュエーションを想像させることで自分に言われていると感じさせたり、美肌になり「笑顔に自信を取り戻す」というワクワクする未来を想像させることができます。
このように、読み手の心理を考え、商品やサービスの特徴がどのように役に立つのかを文章で気づかせることがコピーライターの務めなのです。
実は日本人なら誰でも持っているコピーライティング能力
先ほどお伝えしたように、コピーライターになるためには、良い文章を書くだけではなく読者の心理を理解することが必要です。
今から勉強するには時間がかかりそうだと感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
実は日本で教育を受けてきた方は、すでにコピーライティングに必要なスキルをかなりの時間学んできているのです。
これについては文部科学省 教育課程部会の資料参考1を見ると分かるのですが、義務教育で設定されている“国語の授業時間”は小学校で『1,461時間』、中学校で『385時間』となっています。
つまり、中学校卒業までに1,800時間以上を学んでいることとなるのです。
すでに日本語の基礎が身についているとなれば、コピーライティングスキルを実践していくことで更に磨きをかけることは難しくありません。
そのためコピーライティング能力とは、
日本人の多くがすでに基礎を学んでいる…いわば、特殊能力なのです。
コピーライティングの基礎と実際に使われるテクニック
コピーライティングとは何かについては『読み手の心理を理解し、文章を使って心を動かし、行動させること』ですが、実際のコピーライティングに欠かせない要素として『心理学』を文中に取り入れることが挙げられます。
”良いコピーライティング”とは、ただ闇雲に読み手(ターゲット)に対して行動を促しているわけではなく『心理学』を取り入れた文章を指すと言っても過言ではありません。
そこでここからは、コピーライティングで活用されている『心理効果』を5つご紹介いたします。
1.カクテルパーティー効果
カクテルパーティー効果は、
どんな騒がしい場所にいても、自分に関係のある情報は無意識に聞こえてしまう現象
のことを指します。
この行動心理学は、1953年にイギリスの認知行動心理学者エドワード・コリン・チェリー氏によって提唱されました。
身近な具体例をあげると…
『電車の中でつい眠ってしまった時、熟睡していたはずなのに、
自分の降りるべき駅名がアナウンスされた途端に目が覚めた』
なんていう経験はないでしょうか?
この現象こそがカクテルパーティ効果です。
実は眠っている間も脳は音を聞き、自分に関係のある情報をキャッチしています。
自分が聞こうと意図しなくても、無意識にこの心理効果が働いているのです。
また、チェリー氏の研究によると、
- 人は【自分の名前】を呼ばれると強制的に意識が向く
- 会話の中で【自分の名前】を呼ばれると相手に好意や親しみをもつ
と言われています。
つまり、カクテルパーティー効果を活用すれば、人からの印象を操作することができるのです。
コピーライティングでこの効果をうまく活用するポイントは、
【不特定多数の人に向けられたコピー】ではなく、
【これはまさに自分に向けられたコピー】だと感じさせることです。
ターゲットの人物像(ペルソナ)を細かく設定する
↓
心に刺さるピンポイントな表現を使う
↓
ターゲットに「これは自分のことだ」と感じさせる
↓
行動させる
このような流れを生み出すことで、カクテルパーティー効果を活用することができます。
具体的な活用例としては、
「痩せたい30代女性のみなさん」と言われるよりも、
「最近、太ってしまった30代女性のあなた」の方が
「自分に関係のあることだ!」という気持ちを感じるでしょう。
以上のように、カクテルパーティー効果をコピーライティングに活用することで、読者にこの商品やサービスは自分に関係のあることだと認識させることができます。
2.スノッブ効果
続いて、スノッブ効果とはアメリカの経済学者ハーヴェイ・ライベンシュタイン氏が提唱した理論の1つで、
社会において他者の消費が拡大すると、購買意欲が低下する
という現象です。
分かりやすく表現すると、
「欲しかったけど、みんなが持っているなら要らない!」
「みんなと同じものはイヤ!」
という風に、自分より先にたくさんの人がその商品を購入したことによって購買意欲が下がってしまう心理のことです。
そもそも「スノッブ」という言葉の意味を噛み砕くと、
「特別な存在でいたい」
「優越感をもちたい」
「希少な存在でありたい」
といった気持ちを表しています。
このように、多くの人が簡単に手に入れられるものよりも、「自分だけの特別なもの」や「なかなか手に入らないもの」に魅力を感じる心理は、どんな人にも共通するのではないでしょうか。
実際に、コピーライティングでも「自分だけの特別なものがほしい」という心理を揺さぶることでスノッブ効果を活用することができます。
アピールすべきポイントは2つです。
【希少性】と【限定性】です。
・「あなただけの」
・「世界にひとつだけの」
・「非売品」
など
・「数量限定」
・「期間限定」
・「登録者限定」
など
これらはあくまで例文ですが、スノッブ効果は活用の幅が広く、身の回りでもよく使用されています。
他の行動心理学とも組み合わせがしやすいテクニックです。
3.カリギュラ効果
「ここから先は絶対に読んではいけません!!!」
このように書かれると、かえって何が書かれているか気になってしまう。
ダメだと言われると反発したくなるのが人の心理というもの。
このカリギュラ効果とは、
何かを禁止されればされるほど興味をもち、破ってしまいたくなる心理現象
のことです。
実際に、日本の昔話【鶴の恩返し】では「絶対に見てはいけません」と言われながら部屋をのぞいてしまったり、同じく日本の昔話【浦島太郎】も「絶対に開けないでください」と言われた玉手箱を開けてしまいます。
このように、禁止されたのにやってしまうという人間の行動は、昔から変わらない本能なのでしょう。
そしてカリギュラ効果をコピーライティングで活用する最大のポイントは、
【読者が行動すれば乗り越えられるハードルのものごとを禁止する】
ということです。
例えば、ダイエット商品の広告コピーとして、より多くの人が買いたくなるのはどちらでしょうか?
A:50年間、毎日続けられる人以外は買わないでください!
B:3日間、毎日続けられる人以外は買わないでください!
答えはやはりBでしょう。なぜなら、ただでさえ継続が難しいダイエットを50年間毎日続けることは、多くの人にとって現実的ではないからです。
実現するのが難しいことを禁止されても興味がわかず、カリギュラ効果をうまく活用することはできません。
一方で「3日坊主」という言葉もあるように、3日間であれば多くの人が続けられると感じるためカリギュラ効果が働きます。
このように、コピーライティングでカリギュラ効果をうまく活用するためには、【簡単に超えることができるハードルを禁止する】ことを意識してください。
4.ザイガニック効果
続いて、ザイガニック効果とは、
未完成のものや、一部の情報が隠されているものの方が印象に残りやすいという心理現象です。
別名ツァイガルニク効果と呼ばれており、旧ソ連の心理学者ブルーマ・ツァイガルニク氏が提唱しました。
人は物事が途中で中断されたり、完成していない状態だと
「やり遂げたい」
「完全な情報を知りたい」
「未完成の情報を埋めたい」
という心理がはたらき、モヤモヤするものです。
実際に日常の中でザイガニック効果が生まれる例を挙げると、
- もう少しで完成しそうだったテストで時間切れになり、次のテストに集中できない
- ドラマのストーリーが盛り上がったところで「To be continued」と来週に持ち越され、続きが気になってたまらない
- 叶わなかった恋ほど忘れられない
など、どれも【未完了】な物事ほど心に強い印象を与えています。
そのため、コピーライティングでも【未完了】や【未達成】という状況を組み込むことで、ザイガニック効果を活用することが可能です。
クイズのように、
「答えはなんだろう?」
「続きが気になる!」
と読者の好奇心を掻き立てるコピーを書くことがポイント。
具体例を考えてみると、
「〇〇を3日間使ったら、10年来のシミが消えました!」
「【令和版】結婚相手に求める3つの条件とは」
「稼げるコピーライターはアレを使っている」
これらのコピーは答えが気になり、次のページを読みたいという気持ちを掻き立てています。
このように、完成したものよりも未完成のものが気になるというザイガニック効果をうまく活用すれば、アピールしたい商品やサービスの情報に読み手を誘導できる可能性が高くなるので、是非活用してみてください。
5.マジカルナンバー
最後に、マジカルナンバーについてご紹介します。
これは1956年にアメリカの心理学者ジョージ・ミラー氏が発表した、
人が瞬間的に覚えられる情報の容量は7個前後(7±2)である
という法則です。
「マジカルナンバー7」として知られています。
つまり、「7±2個」=「5個〜9個」であれば日常的な物事を短期的に記憶することができるということです。
確かに、古くから7という数字で区切る週間は存在しており、
「7つの習慣」
「学校の七不思議」
「親の七光り」
などの言葉が多くの人の記憶に残っていることも頷けます。
そして、この研究はその後も続けられ、2001年にネルソン・コーワン氏が「マジカルナンバー4」を提唱しました。
これによると短期記憶の容量はもっと少なく、
「4±1個」=「3〜5個」の情報のかたまりは記憶できる
というものでした。
主張はそれぞれですが、要するに、人の記憶できる情報量はあまり多くはないので、ポイントを絞って伝えることが大切だということです。
コピーライティングで活用する場合、「◯◯7選」や「5つのステップ」などの表現をよく使いますが、
内容が難しいものや、読者にとって馴染みのないものほど情報の数を少なくするよう意識すると良いでしょう。
コピーライターの業務形態とは?
コピーライターには大きく3つの働き方があります。
未経験からコピーライターを目指す場合も同様です。
就職をして企業のコピーライターになる
ひとつ目は、企業に就職して会社の中でコピーライターになる働き方です。
広告やマーケティング、ゲーム系の企業にはコピーライターという職種が存在することが多いです。
会社員のため、毎月の収入が安定することや、社会保険にも加入できるというメリットがあります。
また、未経験から応募が可能な求人も存在します。
もちろん面接でコピーライターとしての資質があるかどうかを確認するため、【日本語能力があること】や【パソコンを使用できること】を伝えるためのポートフォリオ1を準備することをお薦めします。
1 ポートフォリオ…自身の実力を示すための実績や証拠
コピーライティングは人の心理を読み取ることが最も重要なので、小説や漫画、ゲームなど様々なエンタメが好きで多く触れてきた方は、その経験も強みとしてアピールできるでしょう。
フリーランスでコピーライティングを請け負う
コピーライターの中には、フリーランスで働く人も多いです。
どんな企業でも自社のホームページやメディアを持つ時代のため、コピーライティングの仕事が継続的に発生するのですが、たいていの企業は自社の中にコピーライターがいません。
そのため、フリーランスのコピーライターと契約をして、コピーライティングを外注しています。
フリーランスのコピーライターは個人事業主のため、自分で取引先を見つけ、請求書や契約書の管理も自分で行うなど大変なこともありますが、
在宅で仕事ができること、スケジュールの管理や取引先も自分で選ぶことができるという自由度の高さがメリットです。
プロのコピーライターとして継続的に仕事の依頼をもらうためには、やはり「あのコピーライターに頼めば結果が出る」という実績が大切。
人の心を動かす技術を磨き、実績を積むことで、フリーランスのコピーライターとしての信用を築いていきます。
副業としてコピーライティングを始める
最後に、副業コピーライターという働き方をご紹介します。
副業コピーライターは、会社員等の本業を続けながら、お休みの時間を活用してコピーライティングの仕事をしています。
仕事を得る方法としては、クラウドソーシングサイト(クラウドワークス、ランサーズ等)を介して仕事に応募する方法や、SNS、人からの紹介など様々です。
本業の収入があるという安心感を持ちながら、コピーライティングの技術を磨き、収入を得ることができるというメリットがあります。
また、副業コピーライターからフリーランスを目指す人も少なくありません。
とはいえ、未経験からコピーライターとしての仕事を得るためには、一定のコピーライティングスキルが必要です。
書籍やウェブサイトなどで独学で学ぶ方法もありますが、困った時に相談できる人がいない場合、習得に時間がかかり途中で諦めてしまうということにもなりかねません。
このような状態に陥らないためには、コピーライター養成講座やスクールを活用することも賢い選択と言えます。
ライティングスキルだけではなく、添削をしてくれる、相談に乗ってくれるなどスクールによって特徴があるため、自分に合うものを比較検討することがおすすめです。
特に確認したいのは「何度でも添削してくれる」や「個別相談に乗ってくれる」というサポートがあるか。
今ならこれらのサポート体制があるOnline ApC Academy(オンラインApCアカデミー)が無料体験講座を行っています。
Online ApC Academyは『行動心理学』を組み合わせた独自の『コピーライティング』が学べる、コピーライター養成に特化したWEBスクールです。
LINE登録で受講できる無料セミナーは、無料なのに課題を添削してくれたり、有料級のプレゼントがもらえたりと、累計29,000人の方が受講したという実績も頷けます。
コピーライターに興味のある方ならとても楽しんで取り組める内容なので、まずは何か学んでみたいという方は、是非チェックしてください。
【資格は必要?】求められる能力と知識
コピーライターに便利な資格
コピーライターになるために特別な資格は必要ありませんが、学ぶことで仕事に活かせる資格は存在します。
今回は3つの資格をご紹介します。
Webライティング能力検定
Webライティング能力検定は、日本WEBライティング協会が主催する民間資格です。
2012年から始まり、約3,000名の方が受験しています。
テキストはWebライティングに興味のある人なら1〜2時間で読むことができる内容で、勉強期間の目安としては2週間ほどあれば充分。
6課目(国語/Webライティング基礎/コピーライティング&メールライティング/SEO/法律、倫理、炎上対策/ミニ論文)の試験を受け、点数によって3級〜1級の認定があります。
合格後のメリットとしては下記2点です。
- 資格保有者リストに名前を掲載できる
- 資格保有者であることを自身のポートフォリオに掲載できる
比較的チャレンジしやすい価格(13,500円)で、一定水準以上のライティング能力があることを証明できる資格と言えます。
SEO検定
一般社団法人日本SEO協会が主催するSEO検定は、最新のSEO技術を学べる資格です。
4級〜1級の難易度に分けられているので、初めてSEOを学びたい方からプロレベルの方まで、ご自身のレベルを測ることができます。
そもそもSEOとは、Serch Engin Optimization(検索エンジン最適化)の略称。
検索エンジンでキーワードを入力した時に、AIが「役に立ちそうな情報」だと判断するとページの上の方に表示される仕組みのことです。
上位表示されるページほど読んでもらえる確率が上がるため「SEOが高い」と表現されることもあります。
SEO検定を学ぶメリットは以下2つです。
- SEO対策の知識が身につく
- SEOが高い文章を書けるコピーライターであるとアピールできる
コピーライターとしてWEB記事を書くときにSEO対策は必ず考えるべきポイントのため、学んでおいて損はしない資格です。
ビジネス著作権検定
コピーライティングを行っていると避けては通れないのが「著作権」の問題です。
ウェブサイトで見つけた文章や画像を、自分が作ったものかのように使用することは著作権侵害にあたります。
こういったトラブルを回避するために、著作権や知的財産に関する知識を身につけられるのがビジネス著作権検定です。
個人受験は初級、上級の2レベルに分かれており、日常生活に関わることからビジネス範囲まで網羅しています。
受験するメリットは、
- 著作権に関する知識があるライターとし信用が高まる
- クリエイティブな仕事の幅が広がる
コピーライターとして仕事をしていくと、自分で画像を選定したり、デザイナーさんと一緒に仕事をする機会も出てくるでしょう。
著作権の知識があることで、自分の判断に自信が持てるようになる資格です。
【AIに負ける⁈】コピーライターの将来性は?
約10年前から「AIが人間の仕事を奪う」と言われ始めました。
実際、一部の職種ではこういったことが現実になり始めています。
例えば、コンビニやスーパーではセルフレジが導入されたり、一般事務や受付、警備員なども機械に置き換わるようになりました。
コピーライターもAIに負けてしまうのではないかと心配する方もいるかもしれませんが、「現段階ではそんなことはない」というのが見解です。
そもそも「AIが人間の仕事を奪う」という議論のきっかけになったのが、2013年に英国オックスフォード大学の研究者2人が発表した論文(フレイ&オズボーンの推計値)でした。参考2
参考2:独立行政法人経済産業研究所「AIが日本の雇用に与える影響の将来予測と政策提言
この論文の中で、その仕事がどれくらい【機械に代替されにくい性質】を持っているかを3つの指標で調べています。
- コミュニケーション力(Social Intelligence)
- クリエイティビティ(Creativity)
- 人の感覚や熟練のコツ(Perception and Manipulation)
つまり、これら3つの能力が必要な仕事は、AIに奪われにくいと考えることができます。
最近はライティングができるAIが話題になっていますが、あくまで「書くという作業」を行っているにすぎません。
コピーライターとして仕事をするには、取引先とコミュニケーションをとり、読み手に伝えるべき内容を明確にして、文章の構成を考えたり、内容の根拠を確認するなど、いろいろな視点で考えることが必要です。
業界ではまだまだコピーライターが不足しているという認識のため、副業として始めるにはおすすめの職種です。
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- ライターの実情を紐解く『講義動画(全4本)』
- 約14日間の完全無料トライアル
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まとめ
今回は、コピーライティングの考え方やテクニック、コピーライターになるための方法についてご紹介しました。
コピーライターは文章によって人の心を動かし、行動を促す、とてもクリエイティブな職業です。
そして世の中のコンテンツは、ほとんどすべて文章からできていますが、まだまだコピーライターは不足しています。
コピーライターという仕事に少しでも興味をもった方は、育成スクールや無料講座も多数存在しているので、上手に活用してまずは一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。