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夏目シオリコピーライター&デジタルマーケター

ポートフォリオとは、自身の経歴やスキル・実績をまとめたものを指し、自分自身の人間性を伝えることができるコミュニケーションツールでもあります。

そして、コピーライターとして活躍していくためには、このポートフォリオは必要不可欠です。

というのも、クライアントはポートフォリオを通じて、あなたに仕事を依頼するかどうかを判断するからです。

もちろん、まだコピーライターとして実績がない場合でも、ポートフォリオを作成することは可能です。

むしろ初心者のコピーライターこそ、ポートフォリオの有無が仕事獲得に直結すると言っても過言ではありません。

そこで、本記事では初心者でも「仕事を受注できるポートフォリオ」を作成する方法をご紹介します。

自己PRとして盛り込むべき内容、おすすめのポートフォリオ作成ツールも紹介するので、ポートフォリオ作成に疑問を抱えている方はぜひ参考にしてください。

ポートフォリオとは?

ポートフォリオとは

ポートフォリオとは本来、書類をまとめておくためのケースを意味しますが、ここでいうポートフォリオは自身の制作物をまとめた「作品集」を指しており、フリーランスや副業などで活動する人の必須アイテムです。

コピーライターはもちろん、デザイナーや写真家などのクリエイティブな職業を目指す方にとっては自分自身をアピールするための重要な営業ツールと言えます。

コピーライターはポートフォリオを通じて、自分自身の経歴や実績に加えて、文章力や人間性もアピールすることができるのです。

仕事を発注したいクライアント側からすると、ポートフォリオは応募者の能力・適正を判断するための重要な資料となっています。

会社員として就職・転職をする際の「履歴書」や「職務経歴書」にあたるものだと考えれば分かりやすいかもしれません。

実際にポートフォリオを作成する際には自分自身の経験を整理して、わかりやすくまとめることが大切です。

フリーランスや副業などで仕事を獲得していくためには、あなたがどのような人物なのかを伝えなければ何も始まりません。

「仕事を受注できるポートフォリオ」を作成するために、自分自身のスキルや実績、これまでの経験から活かせるものが何か、整理してみることをおすすめします。

コピーライターにとってポートフォリオは必需品!

コピーライターにとってポートフォリオは必需品

クライアントは、ポートフォリオを判断材料にして仕事の発注を決めています。

例えばクライアントがコピーライターを探す際、

「この人はコピーライターとしての知識を持っているか?」
「コミュニケーションに問題はないか?」
「どんな文章が書けるライターなのか?」

…と様々な不安を抱えています。

そのような不安要素を取り除くために、判断材料とするのがポートフォリオです。

特にクラウドソーシングやSNSでは相手の顔や素性が分かりにくいため、ポートフォリオがあなたという人物を伝える重要な役割を果たしてくれます。

もし、あなたが何かサービスを購入する側だとしたら、どのようなサービスなのかサンプルを確認したくなるはずです。

ポートフォリオは、このサンプルと同じ役割を持っています。

そのため、ポートフォリオの有無や書かれている内容次第で、ポートフォリオは
『あなたのコピーライターとしての魅力をアピールする強力な武器になる』と言えるのです。

実際にランサーズなどのクラウドソーシングサイトでコピーライター募集の案件を見ていくと、ほとんどの案件でポートフォリオの提出が必須の応募条件となっています。

案件の具体例▼

このように、ほとんどの案件でポートフォリオについて言及されており、中にはポートフォリオが無ければ応募すらできないこともあります。

また、人気の高いジャンルや単価の高い案件には応募が集中するため、たくさんの応募者の中から選ばれるためには、ポートフォリオの内容も重要になるのです。

実際に筆者である私も、クラウドソーシングで案件に応募を始めた当初は、まだポートフォリオを作成していなかったため、10件以上応募をしても全くお仕事が頂けない状況でした。

ところが、ポートフォリオを作成してからというもの、応募した半分以上の案件で「採用」や「テストライティング」のご連絡を頂くようになり驚いた経験があります。

ポートフォリオがあるだけで、こんなにも差がつくのだと実感しました。

もしライターとして活動はしているが、未だにポートフォリオを作成していないという方がいらっしゃれば、これからご紹介する「必須項目」や「ポートフォリオ作成ツール」を確認してみてくださいね。

無料で使えるツールも多いことに加え、すぐに作成できるため、ぜひご参考にしてください。

コピーライターがポートフォリオを作る上での必須項目

ここでは、コピーライターがポートフォリオに記入するべき項目をご紹介します。

全て記載する必要はありませんが、以下の項目が、押さえておくべき主な内容です。

  • 自己紹介
  • 経歴
  • スキル、実績
  • サンプル記事
  • 担当範囲、可能業務
  • 参考価格
  • 連絡先、SNS…など

自己紹介

まずは自己紹介を簡潔に記入しましょう。

 ● 名前
 ● 年齢
 ● 性別
 ● 得意な執筆ジャンル

自己紹介では上記の基本情報を記載します。

また、これらの内容に加えて、趣味や家族構成などを盛り込んでも良いでしょう。

仕事とは直接関わりがなさそうな内容でも、あなたの個性や人間性が伝わるようなポートフォリオになることが大切です。

【具体例】

初めまして、コピー花子と申します。

大阪在住、30代女性です。夫と娘・息子の4人で暮らしています。

趣味は「建築巡り」「写真」「サイクリング」です。
建築やアウトドアなどの執筆を得意としています!

経歴・スキル

経歴として、これまでの職歴や学歴、保有資格を記載しましょう。
具体的には、以下のような項目です。

 ● 卒業した学校名
 ● 勤務した企業名
 ● 企業のカテゴリ
 ● 経験した職種
 ● 勤務年数
 ● 保有資格
 ● ライター歴

これらの情報から、あなたがどの分野に明るいコピーライターなのかを伝えることができます。

あらゆる分野の企業がライターを募集しているため、ご自身が取り組んできた分野の案件に応募する場合、これまでの経歴が大きな武器になります。

あなたがチャレンジしたい案件にコピーライターとして採用される可能性がぐっと高まるため、コピーライターとして活動する上で有利になる情報は強調して伝えましょう。

また、一般企業で働いてきたという経験だけでも、採用するクライアント側にとっては安心材料となります。

「一般企業で働いてきた経験=ビジネスマナーがある人」である可能性が高いと判断されるからです。

納期を守ることや、報告・連絡・相談ができるというコミュニケーション能力はどのような案件でも重要視されていますので、しっかりと経歴に記入していきましょう。

【具体例】

✗✗建築専門学校を卒業後、2級建築士資格を取得。

◯◯建築事務所にて建築士として6年間勤務しました。
個人向け住宅の設計を得意としています。

在職中に宅地建物取引士の資格も取得し、建築・不動産分野のライターとして活動を開始。
これまで3年間ライターとして活動しております。

実績・サンプル記事

これまでに手がけた実績がある場合は、可能な限り記載しましょう。

その際、ライター名やプロフィールが掲載されている「記名記事」があれば、URLを設置するとわかりやすいです。

というのも、記名記事を任されるということは、クライアントから一定の信頼を得ていると理解され、別の仕事に繋がる可能性が高いからです。

また、記名記事ではなくても、ポートフォリオへの記載を許可してもらえる場合もあるので、必ずクライアントに掲載可否を確認することをおすすめします。(無断での掲載はNG)

守秘義務によって内容を公開できない場合は、手掛けた記事数や執筆分野を記載することも効果的です。

「美容系WEB記事 10本以上 SEO順位1位あり」など、数値実績を盛り込むことで、継続的に仕事をしていることや、SEO対策のできるコピーライターであることのアピールに繋がります。

とはいえ、掲載できる実績がほとんどない場合、架空のサンプル記事を作成して提示するという方法もおすすめです。

「SEO対策の知識があります!」「丁寧なリサーチと執筆を心がけています!」などのメッセージを記入したとしても、あなたがどんな文章を書けるのかは確認できません。

「百聞は一見にしかず」と言いますが、やはり実際に書いた文章を確認したい、というのがクライアントの本音です。

ご自身のブログなどもサンプル記事として活用できますので、クライアントにとって魅力的に映るように、実績やサンプル記事を整えましょう。

【具体例】

SEO記事の作成が得意です。

美容系サイト✖️✖️にて執筆をしており、多数の記名記事がございます。

◯◯などのキーワードで検索順位1位を5回獲得しました。(許可を得ている場合はリンクを貼付)

また、その他にも多数のメディアで執筆を担当しております。

・美容系SEO記事 20件以上

・アパレル系SEO記事 15件以上

・不動産系SEO記事 10件以上

担当範囲・可能業務

一口にコピーライティングと言っても、必要な業務は多岐に渡ります。

WEB記事の場合、キーワード選定から始まり、構成、執筆、画像選定など、様々な工数を経て記事が完成するのです。

初心者ライター向けの案件では、執筆のみを担当することも多いですが、画像選定や構成もできるということになれば、採用される可能性やライティングの単価アップも見込めます。

ぜひスキルアップをして、担当範囲や可能な業務を広げ、クライアントにアピールしましょう。

その際、対応範囲を箇条書きで明確に記載することをおすすめします。

【具体例】
  • 執筆
  • リサーチ
  • キーワード選定
  • 画像選定
  • 取材、インタビュー
  • WordPress入稿
  • 画像作成
  • 写真撮影(一眼レフ)

連絡先

ポートフォリオを見てくれたクライアントが連絡を取れるように、あなたと直接やりとりができる連絡先を記載しましょう。

クライアントによって使用しているツールが異なるため、メールアドレス、ChatWorkなど複数の連絡先を準備しておくことをおすすめします。

また、SNSのアカウントを記載することも効果的です。

特にTwitterはコピーライターと相性の良いSNSであり、Twitterを通じてコピーライターの募集を行っているクライアントも多く存在しています。

あなたの日頃の発信を通じて、人となりをアピールしたり、人間関係を広げていくこともできるでしょう。

以上が、コピーライターがポートフォリオを作成する上での必須項目です。

これらを踏まえたポートフォリオの一例をこちらに掲載します。

【ポートフォリオ例】

【自己紹介】

はじめまして、コピーライターをしている◯◯◯◯と申します。

私のポートフォリオをご覧いただき、ありがとうございます。

大阪在住、30代女性。
夫と娘・息子の4人で暮らしています。

趣味は「建築巡り」「写真」「サイクリング」です。

建築やアウトドアなどの執筆を得意としています!

【経歴】

建築士をしながら、兼業でコピーライターをしています。

✗✗建築専門学校を卒業後、二級建築士資格を取得。

◯◯建築事務所にて建築士として6年間勤務しました。

個人向け住宅の設計を得意としています。

在職中に宅地建物取引士の資格も取得し、建築・不動産分野のライターとして活動を開始。

これまで3年間ライターとして活動しております。

【スキル・得意な業務】

二級建築士、宅地建物取引士の資格を生かした専門記事が得意です。
(もちろん、上記以外の分野も承っております)

SEO対策を意識したライティングや、趣味のカメラを活かした取材・インタビューも得意としています。

【実績】

  • 建築・不動産関連のライティング

クライアントより読者の目線に寄り添った内容だと高評価をいただいています。

記事タイトル□□□□□□□□(https:// ・・・・・・)
記事タイトル□□□□□□□□(https:// ・・・・・・)

その他、WEB記事20本以上を執筆(検索順位1位あり)

  • 取材・インタビュー関連のライティング

業界のレギュレーションに対応したライティングが可能です。

記事タイトル□□□□□□□□(https:// ・・・・・・)
記事タイトル□□□□□□□□(https:// ・・・・・・)

その他、WEB記事10本以上を執筆(検索順位3位あり)

【参考価格】

文字単価◯◯円~◯◯円でお引き受けしております。

金額はご依頼の内容に応じて異なりますが、ご予算に応じて対応させていただきます。
ぜひお気軽にご相談ください。

【連絡先】

お仕事のご依頼は下記よりお願いいたします。

E-mail:〇〇〇〇〇〇〇〇@△△△△.com
Twitte:@〇〇〇〇



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
丁寧な執筆には定評がありますので、ぜひご連絡のほどよろしくお願いいたします。

自分自身の実力やスキルをアピールすることができるよう、しっかりとしたポートフォリオを作成しましょう。

初心者ライターでも作成可能?簡単に作成できるツール【7選】

ここでは、初心者のコピーライターでも使いやすい【ポートフォリオ作成ツール】を紹介します。

何を使ってポートフォリオを作成するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

また、それぞれのメリット・デメリットについてもお伝えしておりますので、これらを踏まえて、ご自身で作成するうえでの参考にしていただければ幸いです。

ツール① Word Press

ツール① Word Press

WordPressは、ポートフォリオを作成するためのツールとして非常に便利です。

ホームページ作成ツールならではのテンプレートが多数あり、初めてのポートフォリオ作成でも手軽に書き始めることができるうえ、WordPressでの執筆・入稿・レイアウト調整などができると、コピーライターとしてのスキルアップにもつながります。

ブログ作成のためにすでに使用している方も多くいらっしゃるかもしれませんが、日々の文章力アップもかねて、この機会にブログを始めたい方にもおすすめです。

一方で、WordPressで作成したWEBページをインターネット上で公開するためにはドメイン取得やレンタルサーバーの契約が必要になるため、初期費用や毎月の維持費用が数千円ほどかかってしまいます。

詳しい費用についてはよく検討して下さい。

また、WordPressはカスタマイズ性が高いため、オリジナリティ溢れるデザインや機能を実現することができます。

以上のように、WordPressはコピーライターにとって非常に便利なポートフォリオ作成ツールです。
費用は必要ですが、スキルアップに繋がる投資として考え積極的に活用していきましょう。

ツール② note

ツール② note

noteは、文章や画像、動画などを投稿できるプラットフォームです。

様々なクリエイターが活用しているため、コピーライターのポートフォリオ作成にもおすすめできます。

使い方はとても簡単で、無料でアカウントを作成し、投稿するだけとなっており、文章構成や、画像・動画も簡単に埋め込むことができます。

そのため、手軽にアカウント作成から投稿までが完了するnoteは、初心者にとって最も使いやすいツールといえるでしょう。

また、noteを使うメリットは「いいね」や「フォロー」機能があることです。

フォロワーを増やすことでポートフォリオがより多くの人に見てもらえるようになるうえ、note内でのいいねやシェア数が多い投稿はnoteのトップページに掲載されることがあることから、多くの人にアピールすることができます。

ただ、noteはポートフォリオに特化したツールではないため、デザインやレイアウトの自由度が低いというデメリットもあります。

ツール③ edireco

ツール③ edireco

edirecoは、ライター向けのポートフォリオ作成ツールです。

特徴的なのは、編集者・ライターに特化したポートフォリオ作成ツールであること。

使い方は簡単で、テーマやレイアウトも豊富に用意されているため、初心者でも簡単にデザイン性の高いポートフォリオを作成することが可能です。

ペンネーム別で複数のポートフォリオを作成できる機能や、過去実績の公開・非公開も特定の相手だけに公開できるなど、クライアントとのコミュニケーションに役に立つ機能が用意されています。

さらに、今後は有料プランとして、限定機能が追加されていくようです。

とはいえ、現状の無料版でも充実した内容となっていますので、簡単な操作でデザインにこだわりたい方は使ってみることをおすすめします。

ツール④ Wix

ツール④ Wix

Wixは簡単にホームページを作成できるツールとして人気があります。

最大のメリットは、操作性です。

WEBページを作成するために必要となる”CSSやHTML”などの知識がない初心者でも、ドラッグ&ドロップなど直感的な操作でポートフォリオを作成することができます。

また、デザイナーが監修している多彩なテンプレートを使って、ポートフォリオやブログ、オンラインショップなどを作成することができるため、デザイン性も高いツールと言えるでしょう。

デメリットとしては、無料版では広告表示がある点や、テンプレートのカスタマイズが難しいことが挙げられます。

とはいえ、Wixは初心者にも使いやすいツールなので、デザイン性の高さにこだわりたい方にはおすすめのポートフォリオ作成ツールです。

ツール⑤ クラウドソーシングサイトの利用

ツール⑤ クラウドソーシングサイトの利用

クラウドソーシングサイトには、プロフィールやポートフォリオを作成する機能があります。

ここではランサーズのWebページ画像をご紹介していますが、もちろんクラウドワークスなどでも同様にポートフォリオ作成ができます。

初心者のコピーライターはクラウドソーシングサイトから仕事をスタートする場合が多いので、こちらのポートフォリオ作成機能を利用することで、案件獲得に直結することがメリットです。

一方デメリットとしては、実績数やクライアントからの評価が赤裸々に見えることが挙げられます。

そのため、一度悪い評価がついてしまうと、クライアントから悪い評価をつけられているライターとみなされて仕事を請けにくくなる可能性があるのです…。

それでも、多くの実績を積んでいくことでクラウドソーシング内でのランクアップが狙えたりと、良い実績で挽回することも可能となっているため、効率よくクラウドソーシング内で一元化したい方は検討すると良い方法です。

ツール⑥ WordやCanvaをPDF化する

ツール⑥WordやCanvaをPDF化する

WordやCanvaなどで作成したポートフォリオをPDF化することも一つの選択肢です。PDF化することで、WEB上での公開や送付が簡単になります。

この方法のメリットは、手軽に作成できること。

また、PDF形式なので相手の環境によって見た目が変わらない点です。

デメリットとしては、PDF化すると修正が難しいため、作成したファイルの内容を細かく確認する必要があること。また、PDFの容量が大きくなりすぎると送付やアップロードが困難になることが挙げられます。

とはいえ、特にWordは普段から使い慣れている方も多いツールかと思いますので、スムーズにポートフォリオ作成に取り組めるかもしれません。

ツール⑦ Googleスプレッドシートを使う

ツール⑦ Googleスプレッドシートを使う

実は、Googleスプレッドシートでも分かりやすいポートフォリオを作成することが可能です。

Googleスプレッドシートは、マイクロソフトのエクセルにあたる機能です。
Gmailのアドレスを持っている方なら誰でも利用できるので、利用したことのある方も多いのではないでしょうか。

このツールはリンクを共有するだけで送付したい相手に共有することができるので、その汎用性の高さが魅力です。

また、エクセル同様に表で一覧性を持たせる表現が得意なので、ご自身の実績記事やサンプル記事名を記載して、隣りのセルにリンクURLを貼り付けるなどの表現が可能になります。

コピーライターとしての日常業務にも使えるツールのため、一度も使ったことのない方は是非試してみて下さい。

以上、初心者コピーライターにもおすすめのポートフォリオ作成ツールをご紹介しました。
それぞれの特徴を踏まえて、簡単に出来そうなものからチャレンジしてみてください。

ポートフォリオを作成する上での注意点

ポートフォリオを作成する上での注意点

ポートフォリオは、コピーライターにとって非常に重要な営業ツールです。

しかし、作成する際には意外と見落としがちな注意点があるのです。
そこで本セクションでは、ポートフォリオを作成する上での注意点を3つ紹介します。

【注意点1:虚偽の情報を記載しない】

ポートフォリオに記載する情報は、すべて真実である必要があります。

ポートフォリオに虚偽の情報を記載し、それが明るみになった場合はコピーライターとしての信頼性が完全に失われるでしょう。

また、最悪の場合はクライアントから法的に訴えられる可能性もあります。

例えば、「ある企業のプロジェクトに関わったことがある」という情報が虚偽の場合、その企業から事実無根であると訴えられる可能性は十分にありえます。

WEB上に掲載するポートフォリオは、誰もが見ることができることを肝に銘じましょう。

【注意点2:必ずクライアントの許可をとる】

クライアントから許可を得ていない情報をポートフォリオに掲載するのはNGです。

許可のない情報を掲載すると、損害賠償請求などに繋がる可能性があります。

多くの場合が「機密保持契約書」などを締結するため、しっかりと内容を確認することがマストです。

自身のポートフォリオに作品を掲載したい場合、掲載可否を直接クライアントに確認する癖をつけましょう。

【注意点3:倫理的に問題のある内容は掲載しない】

ポートフォリオの内容は「倫理的に問題がないか」を注意深く確認しましょう。

例えば、非道徳的な内容や人種・宗教・性別に対する差別につながる内容などは、ポートフォリオに記載するべきではありません。

言葉は時として”無意識に人を傷つける道具になる”という前提に立って、注意深く内容の見直しを行ってください。

以上のように、基本的な信用を得るためにはポートフォリオを作成する上でマナーを守ることが大切です。注意点を守りながら、自分自身のスキルや実績をアピールできる最強のポートフォリオを作成しましょう。

また、当然ながらコピーライターとして活動していくにしたがって実績も増えていきます。

定期的に更新を行い、より魅力的なポートフォリオを目指しましょう。

ポートフォリオはライターの魅力を伝える営業ツール!

コピーライターにとって、ポートフォリオは仕事獲得のため必要不可欠なもの。

本記事では、ポートフォリオは何か、その必要性、そして初心者でも簡単に使える作成ツールや必須項目をご紹介しました。

初心者コピーライターにとって、仕事を得ることの難しさは最初にぶち当たる壁のひとつ。
その壁を壊し、先に広がるコピーライターとしての道を歩む上で、ポートフォリオは非常に重要なアイテムです。

もしあなたが、なかなかライティングの仕事を獲得できないと悩んでいる状況であれば、まずは自分自身のスキルや経験を整理し、それをアピールするためのポートフォリオを作成することが大きな一歩となります。

自分自身の実績を積み上げ、コピーライターとしてのキャリアを積んでいくために、ぜひ本記事で紹介したポートフォリオ作りの方法を参考にしてみてください。

この記事を書いたライター
約10年間の商品プランナーとしての経験から、お客さまの気持ちを考えたストーリーの組み立てが得意です。美味しいご飯と母ちゃんがおうちで待っている生活がしたいと思い、コピーライターを志しました。
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夏目シオリコピーライター&デジタルマーケター