今や多くのコピーライター・Webライターが愛用する文章法則、CREMAの法則。
消費者をターゲットにした文章を、簡単かつ効果的に作成できる文章法則であることから、ライティングに限らず様々なビジネスシーンで活用されています。
本記事では、そんなCREMAの法則の特徴や使い方、活用方法について解説していきますので
「消費者に向けた効果的な文章を書きたい」
「文章のテンプレートを知りたい」
「ライティングテクニックを学びたい」
という方はぜひ本記事を参考にしてください!
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CREMAの法則とは?
CREMAの法則(クレマの法則)は購買行動を促す“文章法則・テンプレート”です。
名前の由来は各要素の頭文字をとったもので、以下の要素からできています。
- C:Conclusion(要点・結論)
- R:Reason(理由)
- E:Evidence(証拠)
- M:Method(手段)
- A:Action(行動)
ここからはより、知識を実践で活用できるよう、CREMAの法則を掘り下げていきましょう!
Conclusion=要点・結論
CREMAの法則では、始めに“要点や結論”から伝えます。
要点や結論を最初に述べることで、読み手は知りたい情報をいち早く理解でき、次に知りたい情報への気持ちを掻き立てられるのです!
例えば、自分が普段利用しているSNSの文章。
誰かに伝えたいと思って書いていたとしても、それは単に思いついた言葉を羅列していないでしょうか?
特に何かを説明したり伝えたりする際、ついつい結論を後回しにしがちです。
もちろん、雑談をしている時は必ずしも結論から伝える必要はありませんが『自分の文章をターゲットに届けて読んで貰いたいという想いのある文章』は、始めに結論を書いて伝えてみましょう!
Reason=理由
結論の次に”理由”を伝えると、結論の重要性を高めつつ疑問を解消し、読み進めて貰いやすくなります。
はんたいに、いくら文章冒頭で結論について簡潔にまとめていたとしても、それについての理由がなければ読み手の理解を深める事はできません。
また、理由に組み込む内容として、ベネフィット(潜在意識にある顧客が理想としている価値)や顧客の悩みを紐付けることで行動させやすい文章へと進化します。
とはいえ、ベネフィットや顧客の悩みを理由に織り交ぜるのは応用テクニックといえるため、まずはCREMAの法則の流れを身につけていきましょう。
Evidence=証拠
理由を理解したあと、読み手はその文章の“証拠”を知りたがります。
読み手の「証拠はあるの?」という疑問に対して提示ができなければ、次に続く文章を読んでもらえることはありません。
一方で、証拠をしっかり提示できれば、読み手はさらに知りたい気持ちを高めます。
そのため、証拠は書き手のメッセージに対する信頼性を左右するとも言えるでしょう。
くわえて、権威性を高められれば、読み手の期待値を格段と上げられるでしょう!
Method=手段
「結論」「理由」「証拠」まで読んでいただけたのであれば、読み手の関心度は良くも悪くもハッキリ別れているといえます。
興味を持ってくださっている読み手に対して、”手段”を分かりやすく明確に伝えましょう。
ここでいう手段とは
『〇〇を行うと〇〇という結果を得られます』というような具体例や方法を指します。
そうすることで、読み手は理解を深め、書き手が望む行動へ移してもらいやすくなるのです。
手段の内容も『正当性や価値を感じられるもの』であればより関心が高まるため、画像やイラストを用いて読み手がイメージしやすく工夫してみましょう!
Action=行動
これまでの段階で的確に価値を伝えられていれば、読み手にとって一番行動しやすい心理状態になっています。
そこで”行動”してもらいたい事柄は、分かりやすくハッキリと提示するのがポイントです。
「どこから次の段階に進んだら良いのか?」「どのように進めて行くのか?」
など、読み手に対して疑問を持たせないようにしましょう!
スムーズに進められると、読み手もストレスを感じずに次のステップへ進めます。
例えば、商品を購入してもらうためのページ、LPであればCTA1を目立つ色で大きめにし、動きをつけると、読み手は瞬時に「ここを押して進んむんだ!」と認識できますよね?
※1:CTA:読み手に行動喚起を促すボタン(例:「今すぐ資料請求をする」「申し込みはコチラ」など)
このように、行動を促す場面では読み手に対して特に分かりやすくストレスを感じさせないことが重要です!
ただし、CREMAの法則において行動を促すには「要点・結論→理由→証拠→手段」の流れで読み手の興味、関心が高められていることは必須となります。
各々の箇所で価値を感じさせつつ興味を高めていることを前提として認識しましょう。
もし、CREMAの法則を用いて文章を書いたのにも関わらず
「行動してくれている人が少ない…」「行動のフェーズまで読んでいる人が少ない…」
と感じたらCREMAの法則の『CREM』を見直してみましょう。
CREMAの法則を使った文章【例文】
次にCREMAの法則を使った文章・使っていない文章をそれぞれ比較していきます!
どのような違いがあるのかを感じとれたら、コピーライターとしてのフェーズは一段上がっていると思ってくださいね!
なおCREMAの法則を学ぶ上では、”音読”をすることがオススメです。
これは、ただ文章を目で追うだけではなく、声に出すことにより、文章の流れがより理解できるためです。
そのため、もし声に出せる環境でこの記事を読んでいる場合は、ぜひ音読しながらCREMAの成り立ちを感じてみましょう。
CREMAの法則の例文|パターン①
(R:理由)
ブロッコリースプラウトは、抗酸化力や解読力を高める「スルフォラファン」という成分をたくさん含んでいるため、とても健康的です。
(E:証拠)
実際に国の研究結果として、ブロッコリースプラウトは、がん予防、シミやたるみの改善などのアンチエイジング効果、育毛効果、むくみの解消、高血圧予防など、たくさんの効果があります。
また、近年ではうつ病といった精神病への効果も期待され研究が進んでます。
(M:手段)
一見、希少に感じるかもしれませんが、お近くのスーパーで買えます。
さらに、そのまま生野菜として食べられるので手間なく楽ちんです。
調理方法は、お好みのフルーツと一緒にスムージーにしたり、サラダに混ぜたり多種多様に使えますが、加熱してしまうと栄養分が損なわれてしまうため生野菜として食べることがオススメ。
また、保存期間が短いため購入後は2〜3日以内に食べ切りましょう。
(A:行動)
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ここでは、
「理由」
↓
「証拠」
↓
「手段」
↓
「行動(CTA)」
の順番で例文を取り上げました。
しかし上記の構成だと、前置きが長く感じて一番伝えたい内容が分かりません。
最初に理由を述べてしまうと読み手は混乱してしまうことでしょう…。
そのうえ「証拠」や「手段」も理解しづらく、重要な結論がしっかり明記されていないため、自分にとって必要な情報とは思えない人が大半でしょう。
それでは、CREMAの法則を使った良い例をみていきましょう!
(C:要点・結論)
いつまでも若く健康でいたいなら“ブロッコリースプラウト”を食べましょう!
(R:理由)
なぜなら、ブロッコリースプラウトには抗酸化力や解読力を高める「スルフォラファン」という成分がたくさん含まれているからです。
(E:証拠)
実際に国の研究結果として、遺伝子を再生する酵素が報告されています。
がん予防、シミやたるみの改善などのアンチエイジング効果、育毛効果、むくみの解消、高血圧予防など、私たちの体を再生するたくさんの効果が報告いるほか、
近年ではうつ病といった精神病への効果も期待され研究が進んでいるのです!
(M:手段)
ちなみにブロッコリースプラウトは多くのスーパーで販売されています。
市販で簡単に買えて、調理も簡単なので楽ちんです。
調理方法は、お好みのフルーツと一緒にミキサーにかけたり、サラダに混ぜたり、何にでも使えますが、熱を加えると栄養分が損なわれてしまうため、加熱せずに生野菜として食べることがオススメ。
また、保存期間が短く購入後は2〜3日以内に食べ切りましょう。
(A:行動)
今日から、明日からでも食卓に並べられるブロッコリースプラウトで、元気になる食生活と将来への健康対策をしていきましょう!
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結論が明記されていることで、理由を読んだ際に納得したり「なぜブロッコリースプラウトをおすすめされているのか」が明らかになったように感じられるのではないでしょうか?
また、CREMAの法則に則った文章の場合、読み手が証拠のセクションで内容を難しく感じても、手段を分かりやすく伝えることで難易度を中和できることに加え、
行動を促す際には、行動意欲を後押しするメッセージを入れると読み手は安心して次の行動へと進んでいける傾向にあります。
そのため、CREMAの法則を使っていない文章と比べて、ストレスをあまり感じずに読み進めることが出来る…という方も少なくはないはずです!
より、CREMAの法則に慣れるために別のパターンも見てみましょう!
CREMAの法則の例文|パターン②
(A:行動)
コピーライティングを1週間お試しで学んでみませんか?
(M:手段)
コピーライターになる方法はたったの2ステップです。
まず、ライティングスキルを身につけ実際に文章を作成します。
次に、クライアントへ自分の実績(ポートフォリオ)を提示して、クライアントとの契約までこぎ着ければ実際にお仕事がスタートします。
スキルに応じて報酬が上下しますが、難しいスキルは必要なく自分の成長とともに活動できるのがコピーライターの特権です。
(E:証拠)
巷では感染症対策の一環として推奨されていたリモートワーク、在宅勤務をきっかけに、
「コピーライターになりたい」という方が、今もなお多くいらっしゃいます。
さらにコピーライターは特定の場所で仕事をせずとも、自宅・カフェ・旅先の旅館・ホテルなど
活動の場所は問いません!
つまり、コピーライターは、好きな時間、好きな場所で収入を上げられる仕事なのです!
(A:行動)
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パターン②のCREMAの法則を使っていない文章では、
「行動」
↓
「手段」
↓
「証拠」
↓
「要点・結論」
↓
「行動(CTA)」
このような順番で例文を取り上げました。
しかし、ファーストコンタクトで行動や手段を伝えても読み手の興味は高まらないうえ、読むことを途中でやめてしまう可能性(離脱率)が高くなる傾向にあります。
それでは、CREMAの法則を適切に使った例②を見てみましょう。
(C:要点・結論)
コピーライターは、好きな時間、好きな場所で収入をUPできる仕事です!
(R:理由)
どうして好きな時間、好きな場所で収入を上げられるのか…
それは、スキルさえあればWEB上で作成して納品まで完了できるからです!
(E:証拠)
巷では感染症対策の一環として推奨されていたリモートワーク、在宅勤務をきっかけに、
「コピーライターになりたい」という方が、今もなお多くいらっしゃいます。
さらにコピーライターは特定の場所で仕事をせずとも、自宅・カフェ・旅先の旅館・ホテルなど
活動の場所は問いません!
つまり、コピーライターは、好きな時間、好きな場所で収入を上げられる仕事なのです!
(M:手段)
コピーライターになる方法はたったの2ステップです。
まず、ライティングスキルを身につけ実際に文章を作成します。
次に、クライアントへ自分の実績(ポートフォリオ)を提示して、クライアントとの契約までこぎ着ければ実際にお仕事がスタートします。
スキルに応じて報酬が上下しますが、難しいスキルは必要なく自分の成長とともに活動できるのがコピーライターの特権です。
(A:行動)
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いかがでしょうか?
このように、CREMAの法則で文章に流れをもたせ、読み手の気持ちに寄り添うように話を進めることが、人の心を動かす文章において重要なポイントです。
例えるなら、初対面の人に何かお願いをするとき…
出会ってすぐさま「〇〇してください!」と相手にいきなり行動を促すことが適切かと聞かれると、大半の人は首を横に振るでしょう。
これは文章においても同じで、上記の例のような”CREMAの法則”は『徐々に読み手の心を掴んで、狙った行動をとってもらう』文章テンプレートの型とも言えるのです!
CREMAの法則を使うメリット・デメリット
ここまでの内容で、CREMAの法則を使った文章を比較した際に生じる『メリットとデメリット』はなんとなく把握できたかもしれません。
しかし、具体的なCREMAの法則のメリットとデメリットを知ることで、より効果的に活用できるようになります。
そのため、本セクションで利点と欠点を明確にし、自分のライティングスキルのアーカイブへと落とし込んでいきましょう!
メリット① どんな人でも説得力のある文章力が身に付く
CREMAの法則を使えば、たとえライター初心者であっても説得力ある文章が書けます。
これは結果を出しているライターやマーケターが実際に使用している効果抜群の型であるためです。
内容や言葉の使い方さえ腕を磨いてしまえば、文章スキルはズバ抜けていくに違いありません!
メリット② 文章を最後まで読んでもらえる
ターゲットとなる読み手に限りますが、最後まで読んでもらう文章として適しています。
というのも『CREMA』の構成に文章を当てはめていくことで、自然と流れのある文章となるから。
「離脱率を0%に近づけたい」
「最後まで読んでよく理解してもらいたい」
といった際には大変効果的です!
メリット③ 読み手を行動させられる
CREMAの法則において一番のゴールは『行動』です。
行動が最終目的となるコピーにとって最高の武器です!
この後にお伝えする「〇〇の法則」と一緒に使用すると、一見ハードルが高く感じるコピーライティングでも読み手の心を掴めるでしょう。
メリット④ 読み手の感情を落とさずに上げられる
CREMAの法則では、危機感を煽ったり、読み手の悩みを取り上げずにポジティブなコピーライティングが可能です。
通常、LPやセールスレターでは読み手の気持ちを上げて落とし、さらに上げて落とすといった、感情を上下させる文章も少なくありません。
CREMAの法則は、揺さぶりをかけずに、読み手の感情を上げていきます。
そのため、読み手の立場としてはスムーズに読めるのです。
デメリット① 興味がない人は読まない確率が高い
結論を先に伝えるため、興味がない方に対しては全く刺さらない可能性があります。
また、不安を煽る箇所や、悩みを取り上げる箇所がない点においても同様です。
逆をいえば、興味が高い人には効果的であるといえます。
そのため、取り扱うテーマがポピュラーではない”ニッチな内容”の場合はあまりオススメできません…。
デメリット② 証拠の権威性や信憑性が結果を左右する
証拠を伝える際『専門性があるか・権威性があるか・信憑性があるか』といった角度から、読み手への関心を左右させます。
権威性や信憑性が高い内容を提示できていれば、その効果は大いに期待できるでしょう!
ただし、怪しさがあったり情報が的確でなかったりすると、信頼度はなくなってしまいます…。
そのため、CREMAの法則を使う際には、証拠をしっかり提示できるよう備えておく必要があるのです。
CREMAの法則が効果的な制作物
前セクションまでは、CREMAの法則を使った例やメリットとデメリットといった知識的な部分をお伝えしてきました。
そして、本セクションでは実際にCREMAの法則を活用すると、効果的になる制作物を紹介します。
CREMAの法則がどんな制作物に使えるのか分からない方や、自身のライティングスキルを高めていきたいという方はご参考にしてください!
ブログ記事
CREMAの法則はブログ記事を作成する際に適しており、クオリティの高いブログ記事を作成できます。
ブログ記事では、特定のテーマに興味・関心が高い人が、自分の欲しい情報を求めてページを開くため、活用すると読み手の満足度は高くなります。
例を挙げると、医学的ブログ記事でCREMAの法則を使用しているものはイメージがつきやすいでしょう。
『結論を述べてから、その理由を伝え、医学的・化学的根拠を提示し、具体的な改善方法や推奨している方法を伝える…』
この流れがユーザーの信頼度を高める要素にもなり得ます。
比較的取り入れやすいスキルアップの方法にもなるので、ブログ記事を書く際には取り入れてみましょう!
LP(ランディングページ)
広告業界では主に『LP』と呼ばれるWebページ。
このLPは”CREMAの法則を積極的に取り入れるべき制作物”ともいえるでしょう!
なぜなら、読み手である見込み客を教育するための最初の窓口となるからです。
また、LPの場合は画像やイラストを交えて表現できることから、文章だけで表現する制作物とは異なり、さらなる読みやすさを追求できる制作物でもあります。
そういった特徴をもつ『LP』にCREMAの法則をうまく活用できれば、より狙った行動を促すことも難しくありません…!
アフィリエイト記事
アフィリエイト記事は、読み手に行動(購入)してもらうことこそがゴールです。
そして行動までの過程で、読み手の購買欲求をかき立てておくことがゴールへの近道。
しかし、読み手は商品に対して費用を払うため、何かと不安要素が邪魔してなかなか購入には至らないことが多くあるでしょう。
そこで「どうして自分(読み手)に必要なのか?」「商品を買うことによってどんな効果を得られるか?」
といった悩みを明確にすることが重要となります。
これらを踏まえて、読み手の気持ちを汲み取り、商品やサービスを購入してもらうアフィリエイト記事には『CREMAの法則』は非常に効果的な型です。
- プロ講師によるマンツーマンの相談サポートつき!
- 読むだけで技術が身につく『テキストブック(全8巻)』
- ライターの実情を紐解く『講義動画(全4本)』
- 約14日間の完全無料トライアル
- 参加人数6万人超え ※2024年8月23日現在〜
まとめ: CREMAの法則を実践してみよう!
型にはめるだけで実際にプロのコピーライターが作るような文章を再現できる文章の法則。
今回はCREMAの法則についてご紹介しましたが、ここまで読んでみていかがでしたか?
最初は「難しそう…」と感じていた方も、ご理解を深めていただけたでしょうか…!
本記事があなたの文章力を上げるための一要素としてお役に経てば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!