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ひがえり小さな店舗のお助けライター

「あなたの文章は”てにをは”がおかしい」

ライターとして活動をする中でクライアントからこのように指摘されると、ショックを受けますよね。

実は人と会話をする場合、”てにをは”がなくても意味が通じることはよくあります。

あなたが「コーヒー 飲みたい」と言ったときに「コーヒーを、飲みたいの?」「コーヒーが、飲みたいの?」などと突っ込んで聞いてくる人はまずいませんよね。

それゆえ、会話をするようにコミュニケーションが取れるLINEのようなツールに慣れ親しんだ現代人にとって、”てにをは”の使い方は難しく感じるのかもしれません。

しかしながら『文章を書く』となると、”てにをは”は無視できない大切な要素になります。

大学のレポートやビジネスメールなど、ライターでなくとも”てにをは”がおかしいと指摘される文章は避けたいところではないでしょうか。

そこで今回の記事では、”てにをは”の基本的な知識から、正しい使い方まで、例文を提示しながらわかりやすく説明していきます。

”てにをは”のコツをマスターして、読み手に伝わりやすい文章を書ける人になりましょう。

『てにをは』とは?

”てにをは”というのは、もともとは1つで単語を成す言葉ではありませんでした。

「て」「に」「を」「は」はそれぞれ別の単語であるところを、合わせて”てにをは”と使われるようになったのです。

ではこの「て」「に」「を」「は」という単語が何を意味するのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

”てにをは”とは助詞を指して使う言葉

”てにをは”とは、日本語の品詞の1つである『助詞』を表します。

東京堂出版の『日本語文法が分かる事典』によると、以前は助詞以外にも幅広い品詞が含まれていたようですが、今では助詞のみを指して使われる言葉となっています。

弓爾乎波(てにをは)の定義

古く助辞(助詞・助動詞・活用語尾)などの代表的なものを並べた言い方。大槻文彦『広日本文典』(1897)で用いた品詞名の1つ。現代の「助詞」に当たる。

出典 日本語文法が分かる事典/東京堂出版

つまり冒頭のように「あなたの文章は”てにをは”がおかしい」と言われたときは「あなたは助詞の使い方を間違えているよ」との指摘を受けたと考えて差し支えありません。

”てにをは”を正しく使い、読み手にストレスを与えない文章を書くためには『助詞』の意味と使い方について理解する必要があるということになりますね。

豆知識:”てにをは”の由来

漢文を訓読するために漢字の周りや中央につけられた符号を「乎古止点(をことてん)」と言います。

100種類以上ある乎古止点を表した点図のうち、ある点図の四隅を左下から時計回りに読むと「て」「に」「を」「は」であったことから、”てにをは”とまとめて使われるようになったと見られています。

漢文を読み解くための工夫が、現代生活の中でも生きていると思うとロマンを感じますね。

”てにをは”で単語と単語を繋ぎ、文章を作る

”てにをは”が助詞のことだと分かったところで、そもそも助詞とは何なのかについておさえておきましょう。

中学校学習指導要領(国語)の言葉を借りるなら

助詞は、単語と単語との関係を示したり、意味を 添えたりする働きをもつ品詞である。

出典 中学校学習指導要領(国語)

ということになります。

これだけでは分かりづらいので、もう少し詳しく見ていきましょう。

単語には『自立語』と『付属語』があり、今回おさえておきたい『助詞』は『付属語』にあたります。

『自立語』は、単独で使われても意味が分かる単語のことです。

自立語の例

・私(名詞)

・美味しい(形容詞)

・みかん(名詞)

・食べる(動詞)

これに対して『付属語』は、単独では意味をなさず、自立語に付属して文章を作ります。

『付属語』は『助詞』と『助動詞』に分けられますが、活用のないものが『助詞』、活用のあるものが『助動詞』として区別されます。

こちらの文章の「は」と「を」が助詞にあたる単語であり、それ自体に意味はありません。

自立語である「私」「美味しい」「みかん」「食べる」の間に入ることで、単語と単語がどのような関係にあるかを示し、文章を成立させているのです。

助詞は格助詞・終助詞・接続助詞・副助詞の4種類

助詞の分類にはいくつかの説がありますが、口語文法(現代文)では4種類に分けるのが一般的です。

副助詞の一部を係助詞と分類する説もあるため、下の一覧表では5種類記載しています。

格助詞

格助詞は、主に体言(あるいは体言に準ずるもの)に付属して、文節と文節の関係性を示すものです。

【格助詞の例文】

ドラえもん  ポケット から ひみつ道具  出した

上の文の『ドラえもん』『ポケット』『ひみつ道具』はそれぞれ自立語である名詞(体言)です。

その間に入って文節と文節の関係を示す(が)(から)(を)が格助詞にあたります。

終助詞

終助詞は、多くの場合文末に付き、感動・詠嘆・禁止・呼びかけなどの意味を添えます。

終助詞の例文

・今日はいい天気だ なぁ

・ドライブにでも行きたい 

・ここでバーベキューをする 

接続助詞

接続助詞は、前の語句と後の語句をつないで順接・逆説といった前後の関係性を示します。

【接続助詞の例文】

明日、天気がよけれ  山登りに行くつもりだ

台風が接近している から、海には近づかないほうがいい

副助詞

副助詞は、体言や体言に準ずるもの、助動詞などのいろいろな語句に付いて補助的な意味を加え、用言を修飾したり、限定したりします。

副詞と似たような働きをすることから『副助詞』と名付けられました。

【副助詞の例文】

りんご  みかん  食べたい

食欲がなくて、すりおろしたりんご さえ 食べられない

なお、副助詞の一部を『係助詞(かかりじょし、けいじょし)として分ける分類法もあります。

『てにをは』の使い分けと例文【 7選 】

”てにをは”は、そのほとんどが1文字〜4文字程度の短い単語であり、それ自体には意味がありません。

にも関わらず、使い方を間違えると全く意味の違う文章になったり、読み手に誤解を与えたりします。

そのため「日本語って難しい・・・」と言われる一因にもなっているのです。

そこでこのセクションでは、日本人でも間違えやすい”てにをは”の使い分けを例文とともにお伝えしていきます。

てにをはの例文①「は」と「が」

A:太郎(は)コーヒーを飲んでいる

B:太郎(が)コーヒーを飲んでいる

主語を表す助詞としてよくあげられるのが「は」と「が」です。

上の例文のような場合、Aの文章とBの文章はどちらも「太郎」が主語であり、文章として違和感なく成立します。

したがって、どちらの助詞を使っても同じだと感じられるかもしれません。

しかし、細かいことを言うと「が」が格助詞であるのに対し、「は」は副助詞(係助詞)にあたります。

「誰がコーヒーを飲んでいるの?」と聞かれたら「太郎が」と答えるほうが自然であるように、より主語を強調したいときに「が」を使います。

助詞の「は」が使われていても主語にならない場合の例文を見てみましょう。

太郎(は)成績(が)良い

この文章の主語は一見「太郎」のようにも見えますが、実は「成績」が主語になります。

「太郎」の後に続く助詞の「は」を「の」に置き換えることができるからです。

太郎(の)成績が良い

このように「の」「を」「に」で代替できる場合の「は」は、主語にならないと覚えておきましょう。

てにをはの例文②「が」と「を」

では「が」を使えば必ず主語を表すのか、というとそうとも言えないのが複雑なところです。

下の2つの例文をご覧ください。

A:イルカ(が)見たい

B:イルカ(を)見たい

Aの文章の場合、名詞(体言)である「イルカ」が主語というわけではなく、主語は明示されていません。

明示されていない主語を補うとすれば「私はイルカが見たい」とするのが自然でしょう。

この場合、Aの文章の「が」は、Bの文章の「を」と同じく目的語の役割をはたしています。

格助詞の「が」は、名詞(体言、あるいは体言に準ずるもの)について主語を形成することが多いものの、「を」と同様に目的語となることもある、と覚えておくと良いでしょう。

てにをはの例文③「が」と「の」

A:私(が)通ったダンススクール(が)都内にある

B:私(の)通ったダンススクール(が)都内にある

上の文章のように、1つの文章の中に2つ文章が入っているような『複文』になると理解するのがいっそう難しくなります。

この文章をよく見ると「私(が)ダンススクール(に)通った」という文章と「そのダンススクール(が)都内にある」という2つの文章がひとまとめになっているのです。

AとB、どちらの文章でも主語は『ダンススクール』です。

「ダンススクールがある」がこの文章の主たる部分で、このダンススクールがどういったダンススクールであるかの説明として「私が通った」というオマケ(従属節)が加えられているにすぎません。

ところが「が」を2回用いているAの文章ではあたかも主語が2つあるように見えてしまい、少々分かりづらさを感じます。

こうした場合には従属節であるほうの「が」を「の」に置き換えることで、文章がスッキリします。

てにをはの例文④「へ」「に」「まで」

A:東京(へ)着いた

B:東京(まで)着いた

C:東京(に)着いた

上の例文では「東京」と「着く」の間に異なる助詞を入れて文章を作っています。

違いを比べてみましょう。

(へ)を使うときの文章

Aの「へ」は、進む目標・方向を表す助詞です。

例えば「今から東京向かう」のように、スタート地点から出発する際に使います。

(へ)を使うときの例文

・明日(へ)向かって走る

・シャボン玉が空(へ)のぼっていく

(まで)を使うときの文章

Bの「まで」は、継続する物事の限界点・到達点を表す助詞です。

例えば「東京まで行くつもりだ」のように、その先がない場合に使います。

(まで)を使うときの例文

・明日は7時(まで)寝る

・あのポスト(まで)競争だ

(に)を使うときの文章

Cの「に」は動作や働きの行き着くところ、目的とするところを表す助詞です。

この文章ではCの「に」を使うのが一番自然だということになります。

てにをはの例文⑤「より」と「から」

A:10時(より)会議を行う

B:10時(から)会議を行う

例文AとBのように「より」と「から」はどちらも出発点を表す助詞です。

この場合、どちらを選んでも違和感はありません。

しかしながら「より」は2つの物事を比較する際にも使われます。

比較の(より

みかん(より)りんごのほうが好きだ

国語(より)英語の方が得意だ

このように、比較を行う場合は「から」で代用することができません。

✕ みかん(から)りんごのほうが好きだ

✕ 国語(から)英語のほうが得意だ

ちなみに「より」は副詞としての役割もあります。例えば、以下のような場合です。

副詞のより)

今(より)もっと美しくなる

この場合の「より」は「今から美しくなる」というスタート地点を表すのではなく「さらに、いっそう」という副詞の意味を持ちます。

てにをはの例文⑥「から」と「から」

A:僕(から)君へ、この花束を贈ろう

B:雨が降っている(から)、行かない

上の例文AとBで使われている「から」は、それぞれ役割が異なります。

Aの文章で使われている「から」は、格助詞の「から」であり、起点を表します。

Bの文章で使われている「から」は、理由を表す接続助詞の「から」です。

見分けるポイントは、接続助詞の「から」である場合、前後の文を2つに切っても意味が通じるところです。

雨が降っている。(だから)行かない。

接続詞「だから」を間に入れてみると分かりやすいですね。

てにをはの例文⑦「も」と「を」

A:猫の手(を)借りたい

B:猫の手(も)借りたい

誰もが知るであろうことわざからも、助詞の使い方を見ておきましょう。

Aの文章は格助詞の「を」が使われています。

明示されていない主語を付け加えるとすれば、

「私は猫の手(を)借りたい(ほど忙しい)」という文章になるでしょう。

この場合、主語である『私』が借りたいのは『猫の手』に限定されており、猫以外の手は想定されていません。

一方、Bの文章では副助詞の「も」が使われています。

「も」は、同類のものを並べあげる役割をもつ助詞です。

したがってこの文章の場合は言外に他の手の存在があることを匂わせています。

「本来なら人の手を借りたいところだが、この際猫の手でも犬の手でもいいから借りたい(ほど忙しい)」

といった意味になるでしょう。

限定するときには「を」を使い、並べあげるものが他にあるときは「も」を使うと覚えておくといいですね。

【例文】

・アイスクリーム(を)食べたい

・チョコレート(も)アイスクリーム(も)食べたい

『てにをは』を間違えると起こる言葉の変化

”てにをは”は、たった1文字であっても文章全体のニュアンスを変えてしまうほど大きな役割を持っています。

使い方を間違えて受け手を嫌な気持ちにさせてしまったり、いらぬ誤解を与えてしまったりすることは避けたいですよね。

そこでこのセクションでは、”てにをは”の使い方を間違えた場合に起こる言葉の変化について、例文で確認していきます。

1字で嫌な言い回しになる

助詞を1ヶ所だけ変えた以下の文章、もし自分が言われるとしたらどちらがいいでしょうか?

A:うちのチームに加わってもらうのは、あなた(が)いいです

B:うちのチームに加わってもらうのは、あなた(で)いいです

多くの人が、Aのように言われたいと感じるのではないでしょうか。

Aの文章では、多くの選択肢がある中から特に「あなた」を選びたいという意思の強さを感じます。

Bの文章では、多くの選択肢があったけれども叶わなかったので仕方がない、という諦めがにじみ出ています。

例えばあなたがパートナーから「何か食事を準備してあげようか?」と聞かれたときに、
「うどん  いいや」と答えてしまうのは諦めを含んだ嫌な言い回しになってしまいます。

たった1文字の助詞の違いであっても、ワード選びには気をつけたいですね。

1字でニュアンスが変わる

1文字違えばニュアンスが変わる例として、助詞だけが異なる以下の例文をご覧ください。

A:寿司(は)おいしい料理屋だ

B:寿司(が)おいしい料理屋だ

助詞に「は」を使ったAの文章では、ニュアンスとして「寿司」だけはおいしいが、寿司以外の料理となるとおいしいとは言い切れない雰囲気が伝わります。

一方、助詞に「が」を使ったBの文章では「料理屋」の説明として、特に寿司がおいしかったことを強調しているだけなので、失礼なニュアンスは含まれません。

上司から小料理屋に連れて行ってもらったと想像してみましょう。

「この前連れて行った料理屋、うまかっただろう?」と聞かれて「はい!寿司おいしい料理屋でした!」と答えてしまうと、上司の顔が曇るかもしれません。

てにをはの選択には十分な注意が必要ですね。

1字で誤解を招く言い回しになる

1字違うだけで反対の意味になる場合も見ておきましょう。

A:紅茶(が)いいです

B:紅茶(は)いいです

「何かお飲み物はいかがですか?」と尋ねられた場面を想像してみてください。

助詞に「が」を使ったAの文章だと、いくつか選択肢がある飲み物の中から「紅茶」を選んだことになります。

「紅茶を飲みたいです」の意味ですね。

ところが助詞に「は」を使ったBの文章だと、どうでしょうか。

いくつか選択肢がある飲み物の中から「紅茶はいりません」「紅茶は結構です」の意味になってしまいます。

助詞が1文字違うだけですが、AとBでは全く反対の意味を表すことになるわけです。

これが顔と顔を突き合わせての会話ならば、表情や身振り手振りである程度正確に伝わるかもしれません。

しかしながら、メールなどの文章で相手に伝えようとする場合、Bの伝え方では誤解を招く可能性が高いと言えます。

文章で人に何かを伝えようとする時は、助詞の使い方に特に注意が必要なのです。

正しい『てにをは』を習得するための3つの方法

ここまで、”てにをは”の使い分けや例文、1文字違うだけで起こる言葉の変化についてご説明してきました。

使い方を間違えたばかりに相手に誤解を与えたり、いらぬトラブルを招いたりする事態は避けたいですよね。

そこでこのセクションでは、正しい”てにをは”を習得するために普段からできる3つの方法についてお伝えしていきます。

”てにをは”を正しく使うコツを知って、”てにをは”マスターになりましょう!

ニュースや書籍の日本語表現に注目する

ライターであれば、多くの文章を読んでリサーチをするため、文章の細かい部分までは気にせず流し読みをすることが多いかもしれません。

しかし、時にはニュースや書籍の日本語表現の細かい部分にまで意識を向けてみましょう。

話し言葉と違って、ニュースの原稿や書籍は基本的に正しい日本語が用いられています。

ニュースは、一度内容を文章化して原稿に起こしているため、文章に近い日本語となっているのです。

また、校正・校閲を経て出版される新聞や書籍も、複数の人の目で確認されているため、正しい日本語が用いられていると言えるでしょう。

情報を得るための流し聞き、流し読みも大切ですが、時には助詞の使い方にまで意識を向けて正しい日本語に触れることで、自然と美しい”てにをは”を身につけられます。

文章・話し方が上手な人を真似る

ニュースや書籍とまではいかずとも「この人の話は聞いていて分かりやすい」と思える話し方をしている人や、人に伝わりやすい文章を書いている人があなたの周りにもいるのではないでしょうか?

こういった人は日本語表現に誤りがなく、正しい日本語の扱いに長けていることが多いです。

そういった人の話し方・文章を真似るのは正しい”てにをは”を習得する上で役に立つでしょう。

反対に、なぜか人に伝わりにくい文章を書いている人や、何が言いたいのか分からない話し方をしている人にも注目してみてください。

入れるべき助詞が抜けている、入れるべき助詞の選択を誤っていることがよくあります。

「人のふり見て我がふり直せ」ということわざもあるとおり、周囲の人の”てにをは”の使い方に注目してみることで気づくことも多いでしょう。

少しの違和感を放置せず「なぜこの文章では伝わりにくいのか」と自分なりに分析する習慣をつけると、あなたの文章力もみるみる向上していきます。

文章を声に出して読む

自分が書いた文章を声に出して読むようにすると、正しい”てにをは”が身につきやすくなります。

というのも、文章を『音読』することで、視覚と聴覚両方からの情報が脳に伝わり、黙読していたときには気づけなかった細かい部分のミスに気づきやすくなるからです。

また、文章には全体の雰囲気というものがあります。

代替可能な類語であっても「どちらのほうがよりふさわしいか」にこだわれば、文章は一段とレベルアップするでしょう。

例えば、戦国武将が活躍する漫画や小説のセリフを想像してみてください。

A:「これ(から)進軍を開始する!」

B:「これ(より)進軍を開始する!」

文法的にどちらも間違いではないものの、時代背景や登場人物の雰囲気を考えれば「Bのほうがふさわしいかな?」という考えが浮かぶのではないでしょうか。

音読をすることで自分の書いた文章を客観的にとらえることができるため、”てにをは”を身につけたい人はぜひ習慣づけてみてください。

”てにをは”を使いこなして正しく伝わる日本語を書こう

今回の記事では、”てにをは”について詳しく解説してきました。

・”てにをは”とは何のことを指すのかといった基礎知識
・名前の由来
・使い方の例文
・間違えた使い方による言葉の変化
・”てにをは”を習得するための方法

”てにをは”についての理解が深まったでしょうか?

世界に数ある言語の中でも、日本語の学習は『最難関』と言われています。その理由の1つに、助詞の使い方の難しさがあるのかもしれません。

今回この記事を書くにあたって、私自身も多数の辞書や事典、参考文献を片手に脳みそをフル稼働して例文を考え出しました。

そうして改めて、日本語を基礎から理解することの難しさ、説明することの難しさを痛感した次第です。

使い方が難しいとは言え、”てにをは”は文章を構成する大切な要素です。あればより正確に伝わったり、なければ誤解を招いたりすることもあります。

日頃から正しい日本語に触れる機会を増やし、”てにをは”の使い方に注意を払いながら、とにかく自分でも文章を書いてみましょう。

そうすることで自然と”てにをは”の使い方が身につき、正しく伝わる日本語が書けるようになるはずですよ。

【参考文献】

広辞苑 第六版/岩波書店

明鏡国語辞典 第二版/大修館書店

例解学習 国語辞典 第十版/小学館

日本語文法がわかる事典 新装版/東京堂出版

きっちり!恥ずかしくない!文章が書ける/前田安正/朝日新聞出版

ていねいな文章大全/石黒圭/ダイヤモンド社
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地方の小さな店舗で集客用SEO記事を書いているパートライター|Webライター|ランサーズ認定ランサー|クラウドワークスライター検定3級
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