
外部からの依頼を請け負い、クライアントと納期や記事内容を決めて記事を執筆をするWebライター。
作業に必要なPCがあれば、いつでもどこでも場所や時間を問わずに仕事が可能です。
こうした魅力から、近年注目を集めている仕事のひとつとなっています。
しかし、誰でも簡単に始められることから「儲からない」「やめた方がいい」などのネガティブなイメージを抱いている人もいるでしょう。
そこで本記事では、Webライターに対するネガティブなイメージが本当に正しいのか、筆者の実体験をもとに解説していきます。
Webライターを始めようと考えている方や、何か新しいことに挑戦しようとしている方は必見です!

【Webライターは儲からない?】やめたほうが良いと言われる背景

まずWebライターがどんな職業なのかを、簡単に説明します。
Webライターは、Web上に掲載される記事を執筆するのが主な仕事です。
日本語の読み書きができれば誰でも始められるため、ハードルは比較的低め。
しかし、誰でもできる職業という印象からネガティブなイメージを持たれることも少なくありません。
Webライターは多くの場合、外部から依頼を受けたり自分で提案をしたりして、記事の執筆をします。
特に初心者のうちは、クラウドソーシングサイトから案件を獲得し、実績を増やしていきます。
Webライターは、PCの専門的な知識や資格がなくても始められるので、副業初心者や未経験からでも始められる職業です。
(ちなみに筆者も、PCのタイピングができるだけの状態からWebライターを始めました!)
こうした誰でも始められる手軽さがある一方で、
- 明確に教えてもらう機会がなさそう
- 環境を定めるのが大変そう
- 中途半端な気持ちでやっている人が多そう
などの「信頼性に欠ける」「やめた方がいい」という意見につながりやすいネガティブなイメージがあるのが現実です。
義務教育のように国語や算数をきちんと教わる機会があるわけではないため、Webライターはある意味“敷居の低い職業”とも言えます。
その結果、誰でもできる職業という誤解が広まり、ネガティブなイメージを持たれる原因になっているのでしょう。
Webライターが儲からない・やめとけといわれる「3つの理由」

Webライターに対してネガティブなイメージをもたらす背景が分かりました。
このセクションでは、具体的なネガティブなイメージとなる要因を3つご紹介していきます。
要因を知ることで、Webライターとして活動する時に気をつけていけるでしょう。
初心者ライターは案件獲得するまでに疲弊してしまうことが多いから

初心者Webライターは実績や経験が少ないため、記事執筆の要領をなかなか掴めないことが多いでしょう。
特に、実績がないうちは、外部に売り込みをしても契約に繋がらないことがほとんどです。
どんな業界でもそうですが、やはり「実績や経験がある人」に依頼したほうが、クライアントも安心できますよね。
Webライターは勉強の仕方がスクールだったり独学だったりと、人によって違います。
そのため、クライアントからすると“どの程度の実力があるのか”が伝わりづらく、不安を感じる要素になってしまいます。
ここが、初心者Webライターにとって最初の大きな壁。
案件獲得に時間がかかることで途中で諦めてしまう人も少なくありません。
だからこそ「最初は案件がなかなか取れないもの」と割り切り、焦らず続けることが大切です。
Webライターは自分1人で作業をすることが増えるため孤独も感じやすいですが、根気強く案件が取れるよう働きかけることが重要です。
Webライター・コピーライターとしての文章力を上げられないから

Webライターは学校に通ったり、誰かから教えてもらったりする機会がほとんどありません。
それは、Webライターという仕事が独学でも始められるため、外部からのアドバイスを取り入れづらいことにあります。
日本では義務教育のおかげで、誰しもが“勉強をする”という空間や場所を与えられてきました。
しかし、Webライターの勉強は義務教育でもなんでもないため、教えてくれる人が身近にいません。
すると初心者Webライターは「これで合っているのか?」という不安や疑問を抱えながら活動することになります。
不安なまま作業を続けてしまうと、クライアントから記事修正を求められても具体的な改善方法がわからずに悩んでしまうこともあるでしょう。
Webライターの仕事は読者に『いい記事だった』と感じてもらうことがゴールです。
もちろん経験値が物をいう部分もありますが、自分での努力も必要不可欠です。
「教えてもらってないから分からない」と立ち止まるのではなく、向上心を持って学び続けることが必要です。
道のりは平坦ではありませんが、地道な努力を重ねれば、Webライターとして収入を得られるようになります。
こちらの記事も併せてご覧ください。
経験者のほうが圧倒的に稼げるから

Webライターの世界に限らず、クライアントが仕事を依頼する相手を選ぶとき
「この人に任せて本当に大丈夫か?」という信頼が非常に重視されます。
実績が少ない初心者よりも、経験豊富なライターに仕事が集まりやすいのは自然な流れといえるでしょう。
そのため「未経験だと稼げない」「経験者でないと続かない」などのネガティブなイメージが自然についてしまったと考えることができます。
しかし、よく考えてみてください。
今、安定して稼いでいるWebライターたちも、最初はゼロからのスタート。
誰もが小さな案件をコツコツ積み重ね、少しずつ実績を作り今のポジションを手に入れたのです。
経験者の方が稼げるのは当たり前です。
そこで「未経験だから…」と諦めてしまうのではなく、クライアントに信頼されるようなWebライターを目指してコツコツと経験と実績を積み重ねていくことが大切です。
経験を積むためにオススメな方法を3つご紹介します。
- クラウドソーシングサイトで小さな案件から始める
- ポートフォリオを作って発信を続ける
- 専門スクールに通い、フィードバックを受けながら早めに改善点を見つける
Webライターのネガティブなイメージを真に受けず、きちんと仕事として続けていけば大成することは間違いないでしょう。

Webライターで儲かるためにやるべきこと【5選】

Webライターは誰かと会う機会が少ないこともあり、ネガティブなイメージを持たれやすいことが分かりました。
そんなWebライターですが、もちろん全く稼げないわけではありません。
きちんと活動を継続することで収入を得ていけますし、長く続ければ初心者Webライターとの差を明確に示すことが可能です。
このセクションではWebライターとして収入を得ていくためにやるべきことを解説していきます。
①まずは実績・ポートフォリオを充実させる

Webライターは直接クライアントと会ったり話したりする機会は少ないです。
そんなWebライターがどのようにして自分の実績を知ってもらうかというと、“ポートフォリオ”を活用しましょう。
ポートフォリオとは自分の実績を見てもらうツールのことで、自分が執筆した記事を見せる資料のようなものです。
ポートフォリオをあなたの実績や執筆記事で埋めることで、あなたの実績をたくさんの人に見てもらうことができます。
初心者Webライターにとって、実績が少ないのは当然のことです。
しかし、自分が執筆した記事を一つずつ積み上げて公開していけば、あなたの実績や実力を提示できます。
さまざまなジャンルを掲載すると「複数のジャンルで執筆ができる人」というアピールもできます。
ポートフォリオを充実させることで、Webライターとしてのあなたの実績を知ってもらえるでしょう。
②自分の得意ジャンルを見つける・開拓する

Webライターとして記事執筆するジャンルはさまざまです。
- 漫画やアニメのネタバレ記事
- 美容クリニックの口コミ
- iPhoneやその他ガジェットについて
- 転職サイトの運営
- 海外FXについて
上記はあくまで一部で、この他にも多数ジャンルで執筆をすることになります。
記事執筆するうえで知識があれば楽に執筆ができますが、知識0の状態で執筆をすると膨大な時間と労力を費やします。
時間は有限なので、効率よく記事執筆をしようと思うならば自分の得意ジャンルを見つけるほかありません。
趣味でも良いですし、前職での知識を活かせるような記事ジャンルでも構いません。
例えば海外FXについて知識がない状態から7,000文字の記事執筆をするとします。
この場合、知識や経験が少ないうちはどれだけ頑張っても3日はかかります。
実際に海外FXについての知識が0だった筆者も、初めて記事執筆に挑戦したときは3日かかりました。
初心者Webライターの報酬は、一般的に
- 1文字1円
- 1本あたり5,000円
といった単価が多いです。
つまり、7,000文字の記事を3日かけて仕上げた場合、報酬は5,000〜7,000円程度になります。
しかし、3日で最低5,000円の報酬では、最低賃金を大きく下回ってしまい、時間に対して非常に効率が悪いことがわかります。
ここで大切なのは、知識を身につけて作業スピードを上げることです。
もし海外FXに詳しくなり、1日で7,000文字を書き上げられるようになれば、同じ記事でも1日で5,000〜7,000円を稼げるようになります。
このように、得意ジャンルを見つけて知識を深めることで、作業時間を短縮し、効率的に収入を増やす鍵となるのです。
Webライターのジャンルについて、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧くださいね。
③ライティングスキルを伸ばすための環境を作る

WebライターはWeb上に掲載される記事を執筆する仕事です。
そのため、仕事をするうえでPC環境を整えることが不可欠です。
デスクトップPCでもノートPCでも構いませんが、大切なのは集中できる環境を作ることです。
よく『自分の部屋で勉強するよりリビングで勉強する方が集中できる』という考えを耳にしませんか?
これは適度に人の目があることで緊張感が生まれ、集中できるからです。
Webライターは基本的に、独学でもスクールでも1人で学び、1人で仕事を進めることが多いです。
そのため、油断するとダラダラと過ごしてしまい、納期ギリギリになってしまうことも少なくありません。
落ち着いて作業できるスペースを確保することで、効率的に仕事を進められ、Webライターとしての活動もぐっとやりやすくなります。
④社会人としてのマナーを守る

Webライターとして活動するうえで、社会人としてのマナーを守るのは当然のことです。
- クライアントとの速やかな連絡、コミュニケーション
- 納期を確実に守る
- スケジュール管理をしっかりする
これはWebライターに限らずですが、仕事をするうえでどれも必要なことですよね。
多くの企業では、何か作業をするときにチームで協力するのが一般的です。
しかし、Webライターはすべての作業を1人で完結させることが求められます。
つまり“誰かがやってくれる”という甘えは一切通用しません。
記事執筆だけでなく雑務もしっかりできなければ、Webライターとしての腕前がどれだけあったとしてもクライアントは付いてくれません。
Webライターはクライアントと直接顔を合わせることが極端に少ないからこそ、マナーの悪さは仕事のイメージに直結します。
社会人としてのマナーを守ることで、あなたが“きちんとしたWebライターだ”とクライアントに認識してもらえるでしょう。
⑤ライター活動を続ける

Webライターは初心者からでも始められますが、敷居が低いこともあり継続する人が少ない職業でもあります。
初心者が最初に当たる壁として“案件が取りづらい”ことがありますが、そこで諦めてしまう人が圧倒的に多いのです。
ストレスを感じてしまうほど無理に続ける必要性はありませんが、ある程度案件をこなすことで実績や経験を作ることが可能です。
実績を作っていくことで案件を獲得しやすくなり、安定した収入も得られるようになります。
独学でWebライターを始めても問題ないですが、より早く成果を出したいなら、Webライター専門のスクールを受講するのがオススメです。
スクールにはオンラインと通学の2種類がありますが、オンラインスクールなら学校に通う必要がなく、自分のライフスタイルに合わせて学習を進められるのが大きなメリットです。
筆者は「Online ApC Academy」というオンラインスクールで学び、Webライターとしてのノウハウや記事執筆スキルを身につけました。
オンライン上には講師が常にいるため、壁にぶつかったときもすぐに質問でき、問題をスムーズに解決できます。
また、スクールに通うことで外部の意見を聞く機会が増え、自分だけでは気づけない課題にも向き合えるようになります。
さらに、仲間や講師の存在が刺激となり、ライター活動を継続するモチベーション維持にもつながります。
Webライターは初心者からでも始められますが、安定した収入を得るためには守るべきルールやマナーが存在します。
特に、Webライターはクライアントと直接会う機会が少ないため、信頼関係を築くうえでルールやマナーをしっかり守ることが欠かせません。
これができていないと、たとえ記事の質が高くても、クライアントからの評価は大きく下がってしまいます。
逆に、基本をきちんと守れるWebライターは信頼され、安定して案件を獲得し、収入アップにもつながっていくでしょう。
筆者がライターを始めた”きっかけ”【体験談】

Webライターには守るべきルールがいくつかあることが分かりました。
しかし、Webライターは初心者でも始められるので、そこまで気負いせず始めても大丈夫だと筆者は考えています。
このセクションでは、そんな筆者がWebライターを始めるきっかけをお伝えしていきますね!
前職は教育系の仕事

筆者は元々教育現場で仕事をしていました。
よく『教育現場はブラック企業だ』なんて言われますが、まさしくその通りで持ち帰りの仕事や長時間労働は当たり前の環境でした。
何度か教育系で転職をした後、寿退社をして少しゆっくりしようと考えました。
ゆっくりする期間に思ったこと

しばらくゆっくり時間を過ごしているうちに、猛烈に「暇だな〜!」と感じるようになり、再就職を考え始めました。
しかし1人の時間を過ごす中で、前職の労働環境を思い出し「対人関係でモヤモヤするのは嫌だ」と感じたのです。
そこで、自分のペースで働ける仕事を探そうと考えた筆者は【副業 おすすめ 初心者】と検索。
その中でWebライターという働き方と出会いました。
さらに、Webライターとして効率よく収入を得るにはスクールに通うのが近道だと知り、専門スクールをいくつか比較検討することにしたのです。
自分にはオンラインスクールが合っていた

Webライター専門のスクールは、オンラインと通学の2種類です。
自分にとってどちらが合っているかを考えることが大切です。
筆者の場合は圧倒的にオンラインスクールの方が都合が良く、受講を決めました。
筆者がオンラインスクール選びに求めた条件は、以下の5つになります。
- 講師や運営と一度も直接会う必要がないか
- 無理な勧誘はないか
- 講師やスクールのサポート体制が充実しているか
- 添削指導に回数制限がないか
- 予算内で学べる環境か
もちろん、あなたにも「これだけは譲れない」という条件があるはずです。
このリストはあくまで参考ですが、
スクールを選ぶときは「どんなサポートがあったら安心できるか」「どんな環境なら続けられるか」などをを明確にしておくと、自分に合ったスクールを見つけやすくなりますよ。
スクールを卒業した現在

現在はスクールを卒業し、Webライターとして活動しています。
スクールに通っている間は、困ったときに講師に相談したり、ライティングスキルを添削してもらったりすることで、効率よく学びを深めることができました。
自分では限界があることでも、誰かに教えてもらえる環境があるだけでWebライターとしての経験は段違いになります。
もしあなたもWebライターとしてしっかり活動していきたいと考えているなら、スクールで学ぶ選択を検討してみるのも1つの方法です。
ちなみに、筆者が通っていたオンラインスクール「Online ApC Academy」では公式LINEを追加するだけで参加できる、無料トライアルを実施しています。
気軽に誰でも参加できるので、気になった方はぜひ参加することをオススメします!

まとめ:Webライター・コピーライター…実は稼げる!

いかがでしたか?
Webライターは初めこそ、案件が獲得しづら挫折する人も多いですが、繰り返し執筆することで安定して収入を得ることができます。
そこまでは少ない収入・低賃金かつ最低時給を下回ることもあるでしょう。
しかし、そこで踏ん張ることで、地に足のついたWebライターになれるだけでなく、Webライターとしてしっかり収入を得られるようになります。
安定して稼げるようになれば、月収30万円以上を目指すことも十分可能です。
副業から始めた場合でも、本業の収入を超えるなんてこともあるんですよ!
もちろん、慣れるまでは大変かと思いますが、頑張った先には必ずWebライターとしての輝かしい未来が待っていることでしょう!
Webライターは”儲からない・やめとけ”と調べている方からよくある質問

このセクションではWebライターが儲からない・やめた方がいいと思われる方からよくある質問を3つ解説します。
Webライターに対するネガティブなイメージをを払拭できるかもしれません。
ぜひ最後までしっかりチェックしてみてくださいね!
よくある質問①独学で始めちゃダメなの?
独学で始めても問題ないですが、効率よく収入を得ることは簡単ではありません。
独学で始めた場合、スムーズに作業を進めることがが難しくなった際に、誰にも相談できずに行き詰まってしまうことが多いからです。
一方で、オンラインや通学のスクールに通って勉強すれば、万が一問題が発生した時に講師に相談できるため、スムーズに問題解決ができます。
効率よく収入を伸ばしていきたいなら、スクールに通って問題対処の知識や経験を積むことが、最短ルートと言えるでしょう。
よくある質問②月収はどれぐらいになるの?
Webライターとして軌道に乗れば、月収30万円は可能です。
初心者のうちは効率よく作業を進めていくことが難しく、時間もかかるため月収5万円程度が限界でしょう。
しかし、継続していけば作業効率も上がっていき、あなたのWebライターとしての価値も上がっていき、文字単価や記事単価が徐々に上がっていきます。
そのため、初心者の頃に受けた案件でも、再度依頼を受ける際には以前より高い報酬を得られるケースもあります。
継続して取り組んでいけば月収も自然と伸びていき、月収30万円を超えるのはもちろん、月収50万円を目指すことも十分可能です。
よくある質問③案件を獲得する先は安全なの?
多くのWebライターは、クラウドソーシングサイトを通じて案件を獲得し、作業を進めています。
クラウドソーシングサイトにはさまざまな種類がありますが、大手である「ランサーズ」や「クラウドワークス」なら、比較的安心して利用できます。
ただし、どのサイトにも一部「地雷案件」と呼ばれる注意すべき案件が存在するので、自分で違和感を覚えた際には、無理に関わらず早めに回避する判断も大切です。
