この記事を書いたライター
avatar
押尾智哉多ジャンル対応型コピーライター

コピーライターと聞くと「文才やセンスが必要」「難しそう」だったりといった印象を抱きがちですが、実際のところ、そんなことはありません。

むしろ求められるのは、ごく一般的な社会人スキルに近いものばかり。

よって、上記の印象が先行してコピーライターになるのを諦めてしまうのは、非常にもったいないことなのです。

そこで、本記事では…

  • コピーライターに必要なスキルと知識
  • どのような人がコピーライターに向いているか
  • コピーライティングの学び方とは?
  • 未経験者がコピーライターになるには?

…など、コピーライターに必要な基礎的なスキルから、掘り下げた内容まで詳細にお伝えします。

「コピーライターが気になる」「コピーライターになりたい」という人は本記事を参考にコピーライターへの理解を深めて頂ければ幸いです。

コピーライターに必要なスキルと知識【基礎編】

まずはコピーライターに必要なスキルの中でも、最低限必須ともいえる3つのスキルについて紹介していきます。

コミュニケーション能力

コピーライターという仕事は、ライティングだけが仕事の全てではありません。

「案件獲得も含めて”仕事”」です。

そのため、最低限のコミュニケーション能力は必要不可欠だと言えます。

むしろコミュニケーション能力がないコピーライターは、どれだけライティングスキルがあっても稼ぐことができません。

またコピーライターの場合、クライアントとのやり取りはメールやチャットなどテキストでのやり取りが多く『顔が見えず、口頭で伝えられない』という状況だからこそ、返信のスピードや言葉の選び方、細やかな説明など、クライアントへの気遣いを示す必要があります。

ライティングスキル

コピーライターになるからには、一定のライティングスキルを持っている必要があります。

しかし、実は「ライティングスキルを全く持っていない」という人はゼロに等しいです。
厳密に言えば、基本的に「ライティングの経験がない人はいない」とも言い換えられます。

これがどういうことかというと、日本人であれば義務教育で「国語」の授業を万人が受けてますよね。

またそこに加えて、国語で身につけたスキルを駆使し、就職活動では履歴書や職務経歴書などで「自分」という商品をセールスする文章を考えています。

仮にここで1社以上採用された経験があるのであれば、それはすでに文章でセールスを成功させた実例があるとも言えるのです。

この図式はコピーライターでも変わらず、営業文がクライアントの目に留まれば仕事のチャンスがもらえます。

つまり、もし「文才がないから…。」という理由でライターをやらないのであれば、それは自身がライティングスキルを持ち合わせていることに気づいていないだけであり、非常にもったいないケースであると言えるでしょう。

一般社会で通用するビジネスマナー

当然ではありますが、ビジネスマナーはこれ以上に大切なことはないくらい重要なスキルです。

なぜなら、いくら高いライティングスキルと営業力を持っていても、クライアントに
「この人と仕事したくない」と思われれば仕事はなくなってしまうからです。

具体的に言えば…

  • 連絡はなるべく早く返信する
  • 納期を守れる
  • 確認作業を怠らない
  • 丁寧な言葉遣いを徹底する

などが挙げられます。

また、仕事の縁に恵まれた場合は、上記のことができるだけでクライアントに「このライターを育てたい」と思ってもらえることもあります。

人によって適切なビジネスマナーを扱うのは難しく、わざとでなくとも不相応な振る舞いをしてしまうこともあるかもしれません。

ただ、ほとんどの方がそういったトライアンドエラーを繰り返して、習得しています。

最初は中々うまくいかなくても根気強くビジネスマナーを身につけていきましょう。

コピーライターに必要なスキルと知識【応用編】

前項まではコピーライターに必要な基礎的なスキルと知識をお伝えしました。

ここからは、より踏み込んだ際の応用的なスキルと知識を紹介します。

語彙力

人気のあるコピーライターにとって、語彙力は必須級のスキルとも言えます。

というのも、コピーライターとして活動する上で表現の多彩さは実力に直結するからです。

そして、実際にどのような場面で役に立つかというと…

  • Web記事のSEO対策(記事の検索順位を上位表示させる対策)
  • 納品した文章が読まれる際に、読者が飽きない
  • 優れた営業文が作れる→案件獲得につながる

といった、上記のような例が挙げられます。

実際に仕事をしながら磨かれるものでもありますが、下記のようなことを実行することで語彙力が向上していくため、語彙力を高めたいという方は実践してみましょう。

語彙力をアップさせるための4つのポイント!
  1. 書籍(電子も紙も可)や辞書を読む
  2. 動画を視聴して字幕を音読してみる
  3. 他人が書いた文章を真似してみる
  4. こまめに類義語を調べる

情報の収集・整理能力

コピーライターには、クライアントの意図に合った文章を、クライアントの狙うターゲット層に届けることがに課せられています。

そのためには…

  • クライアントの意図の深掘り
  • 市場のリサーチ
  • リサーチした情報をターゲット層に刺さるように整理

といった情報の収集・整理能力が不可欠です。

ただ「情報の収集&整理能力」がないからといって、文章自体が作れないというわけではありませんが、情報収集と情報整理を疎かにした文章は、クライアントからも読者からも必要とされません。

そのため、コピーライターとしてやっていく上で、書いた文章が必要とされなければ仕事が成り立たないので「情報の収集・整理能力」は必須のスキルと言えます。

マーケティング知識

コピーライターとマーケティングの知識は密接な関係にあります。

なぜならコピーライターが手がけるコピー(広告文)は、クライアントの売り上げアップに貢献することを目的としているからです。

よってクライアントの市場の状況や、競合の動き、顧客のニーズなどの把握はもちろん、何が顧客獲得につながるか導き出せなければ良いコピーは書けません。

また、顧客獲得の役に立つコピーであればクライアント側としても「外注してでも頼みたい!」となりますが、そうでないコピーを外注してしまった場合はクライアントにとっては経費の無駄遣いになってしまいます。

したがってクライアントに「外注してでもあなたにコピーを頼みたい!」と思われるためにマーケティングの知識は必要不可欠です。

コピーライターに向いている人の特徴

前項まではコピーライターに必要なスキルについて述べていきました。

そして、さらにここではコピーライターに向いている人の特徴を3つお伝えします。

①共感力がある人

コピーライターというと、小説家のように文才や作家性がある人が向いていると誤解されますが、実は全くそんなことはありません。

まず1つ目に挙げられる特徴は、人間らしい「共感力」があるということです。

なぜならコピーライターは人の悩みや、思いに共感したうえで、それらに寄り添い、コピーというわかりやすい答えを示す仕事だからです。

実際のコピーライティングについてもコピーを書く際には、まず消費者やサイト訪問者への共感から導入を書き始めます。

例えば、本メディアサイトを運営しているコピーライター養成講座『Online ApC Academy』のランディングページ(LP)に関しても

「いま、このようなお悩みを持っていませんか?」

といった読者の悩みへの共感が先頭のコピーです。

コピーライターはこのように、読んでいる人に「私のことだ!その先が知りたい!」と思わせるところが基本になります。

よって、小説家のような作家性を発揮した文章を書いてしまえば、むしろ読者は自分ごとに思えず、その先を知りたいとも思ってもらえない可能性が高いのです。

「人の話を聞いたり、相談に乗ったりするのが得意だった」という人は、それだけでかなりコピーライターの才能を持っていると言えるでしょう。

②コツコツとした作業が好きな人

コピーライターというと華やかな印象がありますが、実際にやることは地味な作業が大半を占めます。

クライアントとの打ち合わせなどで、ZOOM面談や出張をすることもありますが…

  • リサーチ
  • コピーの検討及びライティング
  • コピーの習性
  • 新規営業(SNSやクラウドソーシングサイトなど)

基本的には上記の繰り返しがコピーライターの業務ルーティンです。

これらの作業は、基本的にパソコンに向かって一人でコツコツ行うものなので、中には孤独を感じる方もいるかもしれません。

しかしこれらの作業を苦に思わず、むしろ地道にコツコツ1人で作業するのが好きな人には好環境と言えます。

③書くことが好きな人

一番重要なことですが、コピーライターは文章を書くことが嫌いな人には務まりません。

他の仕事と同様に仕事が億劫になったり、書く集中力が切れて辛かったりというのはあっても「もう二度と書きたくない」とまではならなければ、それだけでもライターとして重要な才能を持っています。

「好きこそものの上手なれ」ということばがありますが、コピーライターはまさしくその言葉通りです。

他の業務もありますが書くことが本来の仕事であり、一番の勉強です。

また当然ですが書くことが成果になり、それが報酬に反映されます。つまり書くことから逃れることはできません。

逃れられないことが苦痛を強いられることでは続けられないので「書くことが好きな人」はコピーライターとして優れた才能を持ち合わせています。

また、ここまでお伝えしてきた『コピーライターに向いている人の特徴』をもっと詳しく知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてください。

コピーライターのスキルを学ぶ3つの方法

ここからはコピーライターのスキルを学ぶ代表的な方法を3つ紹介します。

これからコピーライターを目指される方は、どの方法にすべきか検討する参考にしてください。

養成講座

コピーライターを目指す方がスキルを学ぶのに、まず思いつくのが養成講座ではないでしょうか?

また、本メディアサイトを運営するOnliine ApC Academyも数ある養成講座の中の1つです。
そんな養成講座のメリットは、コピーライティングの基礎を自分のペースで学ぶことが可能なことです。

そのため…

  • スキマ時間でできる副業ライターから目指したい
  • ライターの勉強と活動にフルコミットして最速でコピーライターを目指したい
  • 他職種のフリーランスとして活躍中であるが、コピーライティングも学びたい

といったコピーライターを目指す方のさまざまなニーズに対応可能です。

一方で養成講座は有料であり、望む結果が手に入るかは自分次第になってきます。

その養成講座が自分に必要な投資として考えられるか、じっくり検討してみてください。

独学

コピーライターのスキルを独学で身につけることも可能です。

理由としてコピーライティングの基礎を構成する「考える」「リサーチする」「文章を書く」の3つの行為は、実は誰もが経験済みだからです。

具体的には、今の時代小学生でもスマホで検索をすることは日常的な行為ですし、義務教育を修了する課程で「文章を書く」ことは絶対に経験します。

極論を言ってしまえば、誰もがライティングは経験済みなのです。

それに加えて、現在はコピーライティングの最新情報がSNSなどでオンタイムでアップデートされていきます。

自分で常に最新情報のインプット&アウトプットを繰り返せば、ある程度のコピーライティングの知識は身につけられるでしょう。

ただし独学では…

  • 自分の勉強方法が合っているかどうか
  • スキルが身についても正しい営業のかけ方がわからない

などの壁にぶつかる人がいるのも事実です。

そのため、これまでも独学で何らかのスキルや知識をつけてきて、“独学で習得することに自信がある”という方にとってはオススメの学び方だといえるでしょう。

広告代理店や出版社などに就職して、会社員としてコピーライターになってしまうということも1つの手段です。

就職をするメリットは以下の通りです。

就職のメリット
  • 勉強しながら安定してお金を稼げる
  • 独立した際にも、会社員時代の実績と人脈が活かせる

ただ、広告代理店も出版社も就職先として新卒から人気が高く、大手になると応募倍率が100倍近くまで上がることもあります。

そのため、入社自体がおいそれとできるわけでもないうえに「ライターではなく営業からスタート」というケースもあるかもしれません。

よって安定はするものの、コピーライターになるために時間を要する可能性もあります。

未経験でもコピーライターになれる?

結論から言えば、未経験でもコピーライターになることは充分に可能です。

実際にOnline ApC Academy卒業生の中には、未経験から短期間で「月収50万円超えのコピーライター」になったという実例もあります。

ただし、全ての人が短期間で「月収50万円超えのコピーライター」になれるわけではありません。

なぜかと言うと、コピーライティングは決して魔法ではないからです。

具体的に言えば、短期間で月収50万円超えのコピーライターになる人は、尋常ではないくらいの行動量を積み重ねています。

  • 仕事の応募数は1日10件は当たり前
  • ライティングは同時並行で5件以上
  • オンラインスクールを受講している場合、ZOOMや電話相談は上限いっぱいまで利用

上記のことはまずやっているでしょう。

ここまでの内容を読むと「コピーライターになるのって大変…。」と思ってしまうかもしれません。
しかしこれはあくまで、短期間で「月収50万円超えのコピーライター」を目指す場合の例です。

コピーライターの中には副業で「好きな時間にコツコツと好きなことで稼ぎたい」という方もたくさんいます。

その方々も立派なコピーライターですし、続けている限り高単価案件のチャンスを掴む可能性もあります。

いずれにせよコピーライターとして成功を掴むには「諦めずに行動し続ける」ことが必要です。

そして長く続けていれば、最初に経験者か未経験者だったかは大した差ではありません。

まとめ

本記事ではコピーライターに必要なスキルについてお伝えしてきました。

あなたも読んでみて、コピーライターは「文才やセンスが必要」「難しそう」といった先入観による認識には変化があったでしょうか?

コピーライターは誰にでもできる仕事ではありませんが、それと同時に「限られた一握りの人」しかできない仕事でもありません。

またコピーライターは副業からでも始められます。

本記事で述べた「コピーライターに向いている人の特徴」に当てはまる人は、まずはお試しに副業ライターをしてみるのも良いでしょう。

また、途中でお知らせしましたが、コピーライターに向いている人の特徴についてより詳しく知りたい方は、そのことについても詳しくご紹介した記事も用意しておりますので、気になる方はぜひ以下の記事もご覧いただきたいと思います。

また、もし本記事を読んで「副業でコピーライターでも始めてみようかな」と考え、すぐに情報収集に動いた方は、それだけでもコピーライターとしての行動力を備わっていると言えるでしょう。

本記事がそのような方のお役に立てれば幸いです。

この記事を書いたライター
多ジャンル対応型コピーライターの押尾智哉です。
SEO記事を中心に幅広いジャンルの執筆をしております。
今まで多彩なキャリアを歩んできたことを糧に、多ジャンルの執筆に対応することを得意としています!
avatar
押尾智哉多ジャンル対応型コピーライター