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ひがえり小さな店舗のお助けライター

やらなければいけないことは分かっているけれど、どうにもやる気が出ない時ってありますよね。

自分のモチベーションを上げることさえ難しいのに、他人にやる気を出してもらうのはなおさらどうにもならず、モヤモヤすることも多いのではないでしょうか?

やる気のない子供。

やる気のない後輩。

やる気のない部下。

頑張ってほしいという一心から言ったつもりでも、反抗されたり、うるさがられたり、下手をするとパワハラ扱いされたり・・・。

そういった途方に暮れてしまう状況で、一体どのような言葉をかければ相手の心に響くのでしょうか?

今回の記事は”言葉の力で人の心を動かすこと”に日々取り組み、心理学も学んでいるライターの視点から考える『人をやる気にさせる魔法の言葉』についてお伝えしていきます。

具体的な言葉のかけ方の例、心に響く漫画や映画の名言、反対に人のやる気を失わせてしまうNG言葉についてもご紹介します。

何か1つでも心に残る言葉を見つけて、日々の生活に活かしてみてください。

人を動かす魔法の言葉とは?

「痛いの痛いの飛んでいけ〜!」

幼い頃、親や先生から言われたこのおまじないのように、たった一言で相手がやる気を出す魔法の言葉はないか…?と探し求めている方もいらっしゃるかもしれません。

ただ残念ながら、いつでも、誰にでも、どんな状況でも効果を発揮する言葉などないと考えたほうがいいでしょう。

人の心を動かすために大切なのは「下準備」です。

ライターの世界でも、いきなり文章を書き始めるわけではなく、リサーチから始めるのと同じですね。

以下で詳しく見てみましょう。

相手のことを理解して言葉を選ぶ

人の心を動かしたいのなら、まずは相手を知ることが肝心です。

相手が何に困っているのか、なぜやる気が出ないのかを知らない限り、相手に響く言葉を選ぶことはできないからです。

・やることが多すぎて疲れ切っている

・プライベートで嫌なことがあって気分がのらない

・壁が高すぎて乗り越えられる気がしない

自分の言いたいことをただ言うのではなく、こうした相手の状況を知り、相手が何を言って欲しいのかを考えることこそ「人の心を動かす」ための大切な下準備だと言えます。

信頼関係があればこそ言葉が沁みる

人の心を動かすためには「誰が言うか」も重要なポイント。

商品を買うときに、お医者様や専門家がおすすめしていると安心して購入してしまうのと同じで「この人の言うことは信用できるのか?」というのが聞く側の土台にあります。

信頼している上司や先輩からの言葉なら素直に聞き入れられても、嫌いな人からの言葉ではなかなか耳を傾ける気持ちになれませんよね。

まずは普段から何気ないことで会話をし、顔を合わせたら挨拶をするなどコミュニケーションをとって、信頼関係を築いておくことも必要です。

POINT
ちなみに、特殊な肩書きや専門家の意見を盲信してしまう心理効果を『権威性の法則』と言います。

知りたい方はコチラの記事をご確認下さい!

中学生・高校生をやる気にさせる魔法の言葉

「相手のことなら十分すぎるほど理解している!」と思っているようで、実は全く理解できない手強い相手が、思春期・反抗期と言われる時期にあたる中高生です。

・「もっと自分からやる気を出して勉強に取り組んで欲しい」

・「ゴロゴロしてスマホばかり見ている暇があるなら、少しは家の手伝いもしてほしい」

このように考えると親と、やる気がないように見える子どもとの間でバトルになることも少なくないでしょう。

筆者自身も高校生2人と小学生の子を持つ母であることから、この悩みは他人事ではありません。

余談ですが、ちょうど思春期真っ只中にある筆者の子供たちにも質問してみました。

親からどんな言葉をかけられたらやる気が出る?

高校生

「親から何を言われてもやる気なんか出ないんだよ?」

小学生

「何も言われないのが一番やる気が出る!」

このようになんとも残念な結果になってしまいましたが、これが真実だと考えたほうがいいでしょう。

思春期・反抗期の子供たちに対して「この言葉を言えば必ずやる気が出る」という特効薬のようなものは残念ながら期待できません。

とはいえ、私自身5年にわたって教育相談員の仕事をしてきた経験から、中学生・高校生への伝え方にはコツがあると感じているのも事実。

このセクションでは、中学生・高校生との不必要なバトルを避け、少しでもやる気を出してもらうための”伝え方のコツ”をご紹介します。

中学生・高校生へのNG言葉

「どのような言葉をかければ子供がやる気を出してくれるのか?」

それを考える前に知っておいたほうがいいことは、絶対に使ってはいけないNG言葉の存在です。

NG言葉によって子どもが心を閉ざしてしまっては、その後にどんないい言葉を続けようと何も伝わらないからです。

このセクションでは、意識していないとついつい口から出てしまう子どもへのNG言葉を3つ、ご紹介します。

①〇〇しなさい

「遊んでばかりいないで、少しは勉強しなさい」

「スマホばかり見てないで、家の手伝いをしなさい」

「部屋の片付けをしなさい」

こういった命令口調での「〇〇しなさい」は、親の立場であればつい言ってしまいがちですが、子供の反発を招くNG言葉です。

ドキッとした方も多いのではないでしょうか?

人は自分の自由を制限されたり強制されたりした際、それに必死で抗おうとする「心理的リアクタンス」という状態に陥ってしまうのです。

頑張ってほしいからこそかけたつもりの言葉でも、相手はなんとか抵抗しようとしてしまい、残念ながら逆効果になります。

②どうせ〇〇でしょ

「どうせまだ宿題もしてないんでしょ」

「どうせ言ってもやらないんでしょ」

「どうせ3日坊主でしょ」

といったように、諦めと決めつけを含んだ言葉は子どもの反発を招き、やる気を失わせてしまいます。

「今からやろうと思ってたのに」「お母さん(お父さん)のせいでやる気をなくした」などと言われてしまいがちです。

いつもの行動パターンを知っているからこそつい言ってしまいがちな言葉ですが、「きっとできる」「今度こそできる」と相手を信じて、ぐっと飲み込みましょう。

③〇〇になっても知らないよ!

「赤点とっても知らないよ!」

「どこの高校にも受からなくても知らないよ!」

「そんなんじゃ、ろくな大人になれないよ!」

勉強もせずにゴロゴロしている子供を見ていると、つい言いたくもなるこうした「先回り言葉」

これも子どものやる気を削ぐNG言葉です。

大人にとってはすでに自分が通ってきた道であり「学生時代もっと勉強しておけば」といった後悔を抱えている人も少なくないでしょう。

仮に自分はそうなっていないとしても、周りで苦労してきた人をたくさん知っているはず。

子供にはそうなってほしくない、という一心から出た言葉だとしても「私のことを信用してないんだ」と受け止められてしまいます。

中学生・高校生への伝え方のコツ

ここまで見てきたように「反抗期」と言われる中学生や高校生をやる気にさせるためには、命令口調、諦め、決め付け、先回りはNGです。

それでは、何も言わずに本人がやる気を出すまでただ放置しておけばいいのでしょうか?

「それではいつまでたっても変わらない」と焦ってしまうのが親や教師の本音だと思います。

そこでこのセクションでは、中学生・高校生が少しでもやる気が出るような言葉かけのコツについて、3つご紹介します。

①命令をやめて「提案する」

先ほどご紹介したように、人は命令されるとそれに抵抗してしまう「心理的リアクタンス」という状態に陥ってしまいます。

あくまで自分の意志で決定したことでなければ、やる気が出ないのです。

とはいえ「勉強しなさい」という言葉をやめて「そろそろ勉強したらどう?」という言葉に変えても、これは提案しているようにみえて大きな違いはありません。

あくまでも、本人が自分で決められるような提案が必要。

具体的な言葉かけの例として、我が家で成功する場合のパターンを挙げてみます。

言葉かけの例

「今はゲームで忙しいみたいだね。じゃあ、いつから勉強を始めるか自分で決めておいたらどう?

このように、現在の子どもの状態が親の意に沿わないものだったとしても否定せず、あくまで自分で決めたら?」という提案をすると、成功しやすいようです。

やる気のない子供をただ放置するのではなく、本人が自分で決めるためのきっかけを与えるようなイメージですね。

②よく観察して「認める」

提案を受け入れて本人が自分の行動について決定したら、それを守れているかどうか見守ることも重要です。

子供が自分の決めた通りに行動し始めたのを見たら、すかさず声かけをします。

言葉かけの例

「自分で決めたことが、守れているね」

「宣言した通りに、始めたんだね」

と言ったように、あくまでも”認める”だけでOK。「あなたの行動を見ているよ」「気づいているよ」と伝えるのです。

「ちゃんと守れて偉いね」といったように”褒める”要素を加えると「親に褒められたいからやる」という別のモチベーションにつながることがあるため、注意しましょう。

③自分の経験、失敗談を「伝える」

命令・説教はもちろん、良かれと思って”アドバイス”をすることも中高生にはあまり響かず、かえってうるさがられてしまうことはよくあります。

とはいえ、子供自身がさまざまな選択肢から何を選べばいいのかと迷い、ヒントを得たいと思っている時もあるもの。

実際に我が家の子供たちも「人生で1番後悔していることってある?」といった質問をぶつけてきたことがあります。

子供が「知りたい」と思ったタイミングで自分の後悔や経験を「伝える」ことができれば、その中から子供自身が何かを感じ、学び取ることもあるでしょう。

伝え方のコツとしてよく言われるのは「アイメッセージ」です。

アイメッセージとは「I(アイ)=私は」〇〇だと思う、という自分の気持ちを伝えること。

言葉かけの例

私は高校のときの進路でこんな失敗をしたから、後悔しないために今勉強することは必要だと思う

といったように、あくまでも「私はこう思うけど、選ぶのはあなただよ」という立場を貫くと、受け止める子供のほうも強制されたような印象を持たずにすみます。

人をやる気にさせる魔法の言葉〜7つのポイント〜

親や教師が子供に対してやる気を出させたい時だけでなく、ビジネス上でも後輩や部下にやる気を出してもらいたいと考える場面は多いでしょう。

とはいえ、一歩間違えれば「セクハラ」「パワハラ」など「〇〇ハラスメント」と言われるリスクも大きくなっている現代。

「リスクを避けるために何も言わないでおこう」と消極的な姿勢をとるのではなく、相手の立場を思いやって言葉をかけるコツについて、7つのポイントに絞ってお伝えしていきます。

具体的な言葉かけの例もご紹介していますので、やる気のない後輩や部下にどのような言葉をかければいいか悩んでいる人は、参考にしてみてください。

①「言う」の前にまずは「聞く」

部下や後輩などやる気がない人のやる気を引き出すため「何か特効薬のような名言はないかな?」と探したくもなりますよね。

ところが「言う」よりも実は「聞く」のほうが相手のやる気を引き出す効果が高いことも多いのです。

相手のやる気が出ない原因は、彼女に振られたといったプライベートなことかもしれないし、仕事上で難しいポイントがあってつまづいているだけかもしれません。

「聞く」ことは「あなたのことを心配しているよ」「力になりたいと思っているよ」というメッセージにもなります。

「話を聞いてもらってスッキリした」という状態になればやる気が回復することも多いもの。

「何かやる気が出る言葉を言おう」とか「叱咤激励しよう」などと考えるよりも、まずは相手の話をじっくり聞くことを心がけてみましょう。

具体的な言葉かけの例

・元気がないけど、何か悩んでいることでもあるの?

・何か困っていることがある?

・最近、調子はどう?

②共感する

相手の話をよく聞いて、共感の気持ちを伝えることは、人間関係を深める重要な要素となります。

「分かってもらえた」という安心感が信頼につながり、ポジティブなコミュニケーションを取りやすくなるからです。

それまではネガティブな感情にとらわれていてやる気がでなかったとしても、共感してもらうことで孤独感や不安が薄れ、前向きな気持ちになれるのです。

具体的な言葉かけの例

・それは辛かったね

・あなたがそう感じるのも当然だよね

・私にも同じような経験があるよ

③失敗があっても責めない

誰でも失敗した時は落ち込んでしまうもの。そこへ失敗を責められるような言葉をかけられたら、相手はますますやる気を失ってしまいます。

失敗した後輩や部下が再びやる気を取り戻せるように声をかけるとしたら、決して責めたりせず、前を向けるポジティブな言葉を選びましょう。

具体的な言葉かけの例

・失敗は成功のもとだよ

・チャレンジがあったからこその失敗だよ

・失敗した経験が、大きな学びになるよ

④頑張りを認め、良かったところを具体的に伝える

失敗してやる気をなくしている人に対して「責めない」ということだけでなく「過程を認める」ことも必要です。

相手は失敗したという結果だけにとらわれてしまい、チャレンジによって得られた成長に気づいていないかもしれません。

「ビジネスでは結果が全て!」という考え方が根強い部分もあると思いますが、結果だけではなく過程を認められることで、次にチャレンジするエネルギーもわいてくるのです。

具体的な言葉かけの例

・結果は残念だったけど、大きな声で堂々と話せていたのがよかったと思うよ

・プレゼン資料がすごく見やすかったよ。下準備を頑張ったんだね

・誰よりも練習していたのを知ってるよ

⑤「頑張れ」ではなく「一緒に頑張る」

落ち込んでいる人や、やる気を失っている人に対してついつい言ってしまいがちな言葉が「頑張れ」です。

しかし、この言葉は場合によって突き放されたような印象を相手に与えてしまうことがあります。

「共に頑張ろう」と伝えれば、突き放された印象も与えず心強い味方として認識されるため、相手も困ったことなどを相談しやすくなります。

具体的な言葉かけの例

・協力し合ってやっていこう

・1人で抱え込まないで、一緒に頑張ろう

・私で助けになることがあったら、いつでも頼ってね

⑥期待して、信じる

本人にとって難しいと思われる壁に直面しているとき、やる気を引き出すためには「期待していること」「信頼していること」を伝えましょう。

他者から期待されるとそれに応えようとする心理効果のことを「ピグマリオン効果」といい、心理学的にも有効なアプローチ法だと言えるからです。

具体的な言葉かけの例

・この課題は、あなただからこそ乗り越えられると思っているよ

・今までの努力を見てきたからこそ、やり遂げられると思っているよ

・あなたなら大丈夫だと思うから、これを任せるね

⑦感謝の気持ちを伝える

当たり前のようで意外とできていないのが「感謝の気持ちを伝える」ことです。

部下・後輩という立場の人たちは上司や先輩に助けてもらったとき自然に「ありがとうございました」と口にするでしょう。

しかしながら、自分が教える側、サポートする側の立場になると、部下や後輩に対して「ありがとう」と伝える機会がぐっと減ってしまうのではないでしょうか?

人は、好意に対しては好意をもって応えたくなる「返報性の原理」というものがあります。

こちらから「ありがとう」を伝えることで、相手も感謝の気持をもって期待に応えてくれる可能性が高まるのです。

具体的な言葉かけの例

・あなたがサポートしてくれて、助かる

・いつも協力してくれてありがとう

・あなたがいてくれて、心強く思っている

人をやる気にさせる漫画や映画の名言

ここまではやる気のない子供や後輩、部下に対してどのような言葉かけをすればいいのかについて、伝え方のコツと具体的な言葉かけの例についてご紹介してきました。

ただ、人間関係や仕事の忙しさから本当に疲れ切っている時など「誰とも関わりたくない」「ただダラダラして過ごしたい」という日もあるでしょう。

そんな時はソファにゴロゴロ寝そべって漫画を読んだり、映画を見て気分転換をはかったりしてみてはいかがでしょうか?

気分転換のつもりで読んでいた漫画で、逆境にも負けず頑張っている主人公の姿に自分を重ねたり、登場人物のセリフにハッとさせられることも多いもの。

このセクションではそんな「気軽にストレス解消しつつ、モチベーションを上げたい」という前向きな人に刺さる漫画や映画の名ゼリフをご紹介していきます。

中学生・高校生編

まずは現在の中学生・高校生世代に人気の漫画・アニメから、やる気がアップしそうな「登場人物の名ゼリフ」を集めてみました。

①逃げるほうが 絶対後からしんどいって事は もう知ってる

(出典:『ハイキュー』縁下力の名言/古館春一/集英社)

②足掻くしかない 今の自分ができる精一杯で前に進む 

 どんなに苦しくても 悔しくても

(出典:『鬼滅の刃』竈門炭治郎の名言/吾峠呼世晴/集英社)

③本当にダメなのはその失敗を次に活かせないやつだ 

(出典:『ドラゴン桜』桜木建二の名言/三田紀房/講談社)

④負けを知らないスプリンターは、絶対に強くならない!!

(出典:『弱虫ペダル』寒咲通司の名言/渡辺航/秋田書店)

⑤やりたいことを思いっきりやるためにはやりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ

(出典:『ちはやふる』駒野勉の名言/末次由紀/講談社)

大人編

ここからは「大人編」として、漫画やアニメに限定せず、名作映画に出てくる名言もあわせてご紹介します。

自分の”年”なんて忘れよう 私の夢は年をとっていない

(出典:『宇宙兄弟』福田直人の名言/小山宙哉/講談社)

10点でも20点でもいいから自分の中から出しなよ

(出典:映画『何者』田名部瑞月の名言)

道を知っていることと、実際に歩くことはちがう

(出典:映画『マトリックス』モーフィアスの名言)

成功に向かっているとき、失敗は必ず繰り返すもの

(出典:映画『ミッション:インポッシブル』イーサンの名言)

やる前からひるんでどうすんだ 試合前に有利も不利もねぇ スコアは常に0−0から!

(出典:『GIANT KILLING』達海猛の名言/ツジトモ/綱本将也/講談社

まとめ:やる気が出ない人の心を動かす魔法の言葉

今回の記事では「やる気が出ない人の心を動かす魔法の言葉」についてご紹介しました。

・思春期・反抗期と言われる中高生に対して言葉かけをする際のNG言葉や伝え方のコツ

・やる気のない後輩や部下のモチベーションを上げるための伝え方のコツと具体的な言葉かけの例

・疲れ切ったとき、気分転換がてらに読みたい漫画や映画の名ゼリフ

といった内容でしたが、何か1つでも心に響く言葉には出会えたでしょうか?

日頃から相手との信頼関係を築き、相手の立場を理解したうえで、思いやりを持って発せられる言葉はきっと気持ちが伝わります。

「気にかけてくれたんだな」「心配して言ってくれてるんだな」と思われるだけでも言葉かけは成功なのです。

相手の心に響く言葉を選んで、やる気を出してもらえるように積極的なコミュニケーションをとっていきましょう。

やる気に関するよくある質問

やる気のない部下がいて困っています。何かいい言葉がけの仕方はありますか?

Answer

「部下のやる気を出させよう」と考えると、つい自分の過去の成功体験を語ってしまったり、叱咤激励しようと考えたりしがちです。

「何か困っていることある?」

「気持ちを切り替える方法って何かある?」

といったように「言葉をかける」というより「相手の言葉を引き出す」を心がけ、疑問形の言葉かけをおすすめします。

中学生の息子に刺さる伝え方のコツはありますか?

Answer

中学生ともなると、大人が考えている以上に「言われなくても分かっている」という状態にあることを理解しましょう。

命令しない・叱らない・決めつけない、といったようにNG言葉を意識しつつ、あくまでも「私はこう思っている」という自分の心の状態を伝えるようにするのがコツです。

【例】

「いつから勉強を始めるつもりか教えておいてくれると(私が)安心できるんだけど・・」

「スマホばかり見ていると目が悪くならないか(私が)心配なんだけど・・」

やる気を継続してもらうにはどうすればいいですか?

Answer

せっかくやる気を出してくれたら、継続して仕事や勉強に取り組んでもらいたいものですよね。

やる気を継続してもらうためにできることは、ポジティブなフィードバックです。

やる気を出して頑張ったものの、思ったような結果につながらないこともあるでしょう。そのようなときに「どうせ自分なんかこんなものだ」と投げやりにならないよう、良かったところを見つけて伝えるだけでも相手は救われます。

「今回は思うような結果が出なかったかもしれないけれど、自分で計画したことを少しでも前に進める習慣が身についたね」

といったように、次へ向けて前向きになれるような声かけを心がけましょう。

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地方の小さな店舗で集客用SEO記事を書いているパートライター|Webライター|ランサーズ認定ランサー|クラウドワークスライター検定3級
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