
この記事では『本の虫』とまで言われた経験のある読書人かつWebライターの筆者が!
これからWebライターを始めたいと少しでも考えている方や、初心者ライターさんへ向けて特におすすめしたい本についてご紹介します。
実際、書店に足を運んでも、ネットでWebライティング関係の本を調べても…
「たくさんありすぎて、結局どの本を読めばいいのか分からない!」
…となってしまう方は多くいらっしゃると思いますので、そんな長い本探しの旅に終止符を打てるような内容にしました!
ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです!
初心者Webライターにおすすめの書籍タイプ5選

Webライター初心者の方におすすめしたいのは、Webライティングに関する本だけではありません。
さまざまなタイプの本を読むことで、あなたのライティング力は確実に向上するでしょう。
本セクションでは、初心者の方におすすめする書籍のタイプ5選をご紹介します。
- 【タイプ1】ライティングに関する本
- 【タイプ2】小説
- 【タイプ3】漫画
- 【タイプ4】雑誌
- 【タイプ5】ビジネス本
それでは1つずつ詳しくご紹介しましょう。
【タイプ1】ライティングに関する本

1つ目は、ライティングに関する本。
文章術、SEO※1、セールスライティンなど、ライターなら必須と一般的に認識されているタイプの本は、やはりおすすめです。
※1 SEO:Googleなどの検索エンジンに認識されやすいよう対策すること
理由は、Webライティングは学生時代の作文やレポートの書き方とはまったく違うからです。
ライティングに関する本を読むことで、Webライティングならではの文章ルールを学びましょう。
【タイプ2】小説
小説を読むと、表現力や想像力、さらに読解力を鍛えることができます。

それは、ストーリーに思わず引き込まれたり感情移入ができるからです。
青春ものやミステリーもの、またハードボイルドもの、さらには文豪の名作など…あなたはどんな小説が好きですか?
好きな小説を読むことで、あなたのWebライターとしての能力は自然と高まるでしょう。
【タイプ3】漫画
Webライターを仕事にするには「文字がたくさん並んだ本を読まないといけない…」というイメージを持っていませんか?
意外かもしれませんが、実は漫画も初心者ライターにおすすめなのです!
漫画って面白いですよね。面白さにつられて読むうちに読解力が身についてきます。
また、漫画には普段使わない言葉もよく出てくるため語彙力も高まります。
読解力も語彙力もWebライターには必須のスキル。
漫画は誰でも読みやすいため、初心者Webライターには特におすすめです。
【タイプ4】雑誌
実は雑誌もWebライターにとっては、大切な勉強の場になります。
ジャンルは、ファッション、音楽、旅行など何でもOK。

雑誌の場合、誌面のほとんどを写真が占め文字のスペースは限られていますよね。その中で、商品を宣伝、また、伝えたい情報が詰まっています。
そのため、文章のまとめ方を学ぶことができたり写真の横に添えられた短い文章(キャッチコピー※2)の意味などを考えることもでき、おすすめです。
※2:キャッチコピー:読者の注意を引く広告文
わかりやすい文章のまとめ方についてもっと知りたい方は、下記の記事にて詳しく解説しています!
【タイプ5】ビジネス本
経営や経済、自己啓発などのビジネス本も初心者におすすめのタイプ。

「ビジネス本は読み慣れない…」という方もいらっしゃるかもしれませんが、実は学ぶべきところは「文章」ではなくビジネス本の中の図や表の使い方です。
ライターというと文章を書くことに重点を置きがちですが、文章だけではなく図や表を上手に使っていかに読者に伝わりやすくするのかも重要な仕事なのです。
ビジネス本には、難しい内容をできる限りわかりやすく伝えるための工夫が、いたるところに散りばめられています。
文字だらけの文章を読みたい人はいないでしょう。
そのためビジネス本には、図や表が適切に使われているのです。
Webライターにとって、読者にいかにわかりやすく伝えるか、また、記事を最後まで飽きずに読んでもらえるかはとても重要です。
このような理由で、ビジネス本では図や表の使い方を重点的に学びましょう。
初心者Webライターにおすすめ書籍ランキング【ベスト10】

前セクションでは、初心者Webライターにおすすめしたい本のタイプを5つご紹介しました。
それでは、これらタイプを踏まえたうえで、ここからは実際に『初心者Webライターにおすすめの10冊』をランキング形式でご紹介します。
順位 | 書籍名 |
---|---|
10 | 世界一やさしいWebライティングの教科書 |
9 | スピードマスター1時間でわかるWebライティング |
8 | セールスコピー大全:見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方 |
7 | 「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた |
6 | 「最強の一言」Webコピーライティング |
5 | 超Webライティングバズる単語300 |
4 | Webライティングのすべてがわかる本 |
3 | マクサン式Webライティング実践スキル大全 |
2 | 新しい文章力の教室 |
1 | 沈黙のWebライティング |
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
【10位】世界一やさしいWebライティングの教科書1年生
著者 | グリーゼ、福田 多美子 坂田 美知子、加藤 由紀子 |
タイプ | ・Webライティング |
おすすめの人 | ・これからWebライターを目指す人 ・読んでもらえる記事を書きたい人 |
引用元:Amazon
【内容の要点】
Webライター初心者に向けて、SEOや集客などの基礎を解説した1冊。
分かりやすい文章を書くためのテクニックから文章構成に至るまで、Webライティング全般に渡って解説しています。
例文や練習問題も用意されているため、Webライティングをより習得しやすいでしょう。
【感想】
わかりやすい文章の書き方の例文だけではなく、わかりにくい文章の例文もあるため、理解しやすかったです。
リライトの例文も豊富で具体的に学べました。
※ちなみに、SEOについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
【9位】スピードマスター1時間でわかるWebライティング
著者 | ふくだ たみこ,さかた みちこ |
タイプ | ・Webライティング |
おすすめの人 | ・プロのWebライターを目指す人 ・読者を惹きつける記事を書きたい人 |
引用元:Amazon
【内容の要点】
短時間で気軽に読めるWebライター初心者にピッタリの1冊。
Webライティングに必要な知識とテクニックがわかりやすく書かれています。
【感想】
Webライティングは、学生時代の作文やレポートとは違った抑えておくべきポイントがあります。知らずにどれだけ記事を書いても結果は出ない…ということを教えてくれた本です。
短時間で読めるため読み切りやすく、これからWebライターを目指す人におすすめです。
【8位】セールスコピー大全:見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方
著者 | 大橋 一慶 |
タイプ | ・セールスライティング |
おすすめの人 | ・売れる言葉を身につけたい人 |
引用元:Amazon
【内容の要点】
言葉だけで読者に商品やサービスを買ってもらう文章術を学べます。
Webライターなら必須で身につけておきたい、読者の心に響くセールスコピーのスキルが凝縮された1冊です。
【感想】
この本を読み、売れる記事を書くにはテクニック以上に読者の気持ちに寄り添った言葉が大事だと改めて気づけました。
読むだけではなく課題にも取り組めるため、より理解が深まります。
【7位】「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた
著者 | 藤吉 豊、小川 真里子 |
タイプ | ・文章力 |
おすすめの人 | ・わかりやすい文章を書けるようになりたい人 |
引用元:Amazon
【内容の要点】
一流のライター、小説家、編集者など文章のプロに共通するノウハウがランキング化してまとめられています。
文章を書くことに慣れていない初心者から現役で活躍しているライターまで幅広く学べる1冊です。
【感想】
わかりやすい文章について、良い例と悪い例を示しながら解説してくれているため理解しやすかったです。
本に書かれている内容を普段から意識することで、ライターとしてさらに成長できるでしょう。
【6位】「最強の一言」Webコピーライティング
著者 | 野津 瑛司 |
タイプ | ・セールスライティング ・Webライティング |
おすすめの人 | ・初心者ライターからひと皮剥けたい人 ・Webライティングを学びたい人 |
引用元:Amazon
【内容の要点】
マーケティング視点でライティングを紐解き、マイクロコピーの重要性から実践ノウハウを解説。
出版年月日も2024年と比較的新しく、ChatGPTなど生成AIとの掛け合わせて活用する方法についても押さえた1冊です。
【感想】
発売されて間もなく店頭で手に取って読んでみたのですが、目の前のセールスコピーと向き合うだけでなく、もっと細部に人の心が動く要因があることに気づかせてもらいました…!
読了後、程なくして数々の有名書籍が封印されているAmazonの中でもベストセラーに挙がっていたのですが、「内容は少し難しいけど、実務に活用できるし…そりゃベストセラーにランクインするよね。」という印象です。
【5位】超Webライティングバズる単語300
著者 | 東 香名子 |
タイプ | ・Webライティング |
おすすめの人 | ・多くの人に読まれる言葉を知りたい人 |
引用元:Amazon
【内容の要点】
SNSやWeb記事で、多くの人の注目を浴びやすい言葉を例文を交えながら解説。
ジャンル別にバズる※3キーワードが300個紹介されています。
※3 バズる:インターネット上で多くの人に注目され話題になること
【感想】
実践的なのでWebライティングにすぐに使えます。
筆者は、どうしてもいい言葉が思いつかない時、いつも手に取ってパラパラと見ています。
「バズるキーワードなんてこれまで考えたことがない」という初心者の方にも使える1冊です。
【4位】 Webライティングのすべてがわかる本
著者 | KYOKO |
タイプ | ・Webライティング |
おすすめの人 | ・文章で人の心を動かしたい人 |
引用元:Amazon
【内容の要点】
Webライターとしての基本的な知識から応用まで凝縮された1冊。
コピーライティングやSEOの知識を駆使し、読者の心に響く文章を書くためのスキルを学べます。
【感想】
Web記事の文章の書き方やSEOの基礎的なことなど、細かくわかりやすく書かれています。
プロのWebライターとして仕事を受注する際、いつも側において読み返したい本の1冊です。
【3位】マクサン式Webライティング実践スキル大全
著者 | マクリン(新井 涼太),サンツォ(吉岡 智将) |
タイプ | ・SEO ・Webライティング |
おすすめの人 | ・SEOライティングを学びたい人 |
引用元:Amazon
【内容の要点】
思わず読みたくなる記事の書き方からSEOの知識まで、Webライターに必要な知識が詰まった1冊です。
初心者から上級者まで、Web文章で稼ぎたい全ての人におすすめです。
【感想】
Webライティングに必要な情報が充実していて、この内容の通り実践すれば方向を間違えずに進めると思います。
また、難しい言葉は避け、わかりやすい言葉で解説されているためとても読みやすかったです。
【2位】新しい文章力の教室
著者 | 唐木 元 |
タイプ | ・Webライティング |
おすすめの人 | ・伝わる文章の書き方を学びたい人 ・最後まで読まれる文章の書き方を学びたい人 |
引用元:Amazon
【内容の要点】
わかりやすく、さらに、最後まで読んでもらえる文章が書けるようになる1冊。
Web記事で成果を出すことが求められるWebライターにとって必読の書です。
【感想】
とても読みやすく、読むのがあまり早くない私もスラスラと最後まで読めました。
さすが「文章の教室」。良い記事=完読する文章と書かれていますが、まさにお手本にもなり、読み返して身につけたいと思います。
【1位】沈黙のWebライティング
著者 | 松尾 茂起 |
タイプ | ・SEO ・Webライティング |
おすすめの人 | ・わかりやすい文書を書きたい人 ・文章で成果を上げたい人 |
引用元:Amazon
【内容の要点】
温泉旅館「みやび屋」の若女将宮本サツキが弟のムツミとともに、謎の男ボーン・片桐のアドバイスを受けながらWebサイトを改善していく物語。
ストーリーを通じて、Webライティングやわかりやすい文章を書くポイント、またSEOなどが学べます。
【感想】
内容が濃く、分厚い本ではあるもののストーリーベースで展開されているため、漫画を読む感覚で進められて読了の難易度は易しめの印象でした!
文章の書き方やライティングを取り巻く用語も解説してくれるので、物語の中で自然と理解できます。
Webライティングの全てがこの1冊で学べるので、特に未経験者〜初心者の方にオススメですよ!
初心者さんがやりがち!本を買うときの注意点

前セクションでは、初心者Webライターにおすすめの書籍をランキング形式でご紹介しました。
本セクションでは、本を買うときの注意点をお伝えします。
初心者ライターさんがやりがちな失敗を避けるために、次の3点に注意しましょう。
- 読み切りやすい本を選ぶ
- 目的に合った本を選ぶ
- 良質な本をしっかり見極める
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
読み切りやすい本を選ぶ
1つ目は、読み切りやすい本を選ぶことです。

できるだけ多くの知識を取り入れたいからといって分厚い本を買ったけど結局読めなかった…ということは、よくあるパターンです。
しかし、それではせっかく本を買った意味がありませんよね…。
さらには読んで
途中で辞めてしまうより、読みやすい本を最後まで読んだほうが基本はずっと理解できます。
Webライターとしてステップアップしていくのためにも、まずは「読み切ること」を意識して本を選びましょう。
目的に合った本を選ぶ
2つ目は、目的に合った本を選ぶことです。

ライター向けの本は、文章の書き方・SEO対策・Webライティングなど、多岐にわたります。
しかし、数ある種類の中で必要な情報は、人によってさまざま。
Web文章の書き方の基本から身につけたい人もいれば、SEOを学びたい人もいれば、もっとセールスコピーライティングを極めたい人もいるでしょう。
「今、自分には何の情報や知識が必要なのか?」を判別してから買うことが、Webライターとして効果的なスキルアップにつながります。
良質な本をしっかり見極める
3つ目は、良質な本をしっかり見極めることです。

初心者の時は、目についた本を片っ端から買ってしまいがちです。
しかし、色々な本を大量に買うより本当に良いものをタイプごとに1冊選ぶことが大切。
筆者は学生時代、参考書や問題集を親に何冊も買ってもらい、結局どれも真っ白のまま使わなかった…という経験があります。。「1冊だけをしっかり読んで練習したほうが効果的だった」と、あとから反省したものです。
ライティングの本も同じですね。やみくもに買うのではなく、良質な本を1冊、タイプごとにしっかりと見極め読み込みましょう。
まとめ:自分に合う本を選んで効率良くライティングのスキルを身につける
本記事では、ライターになったばかりで本を読んで勉強したい人に向けて以下のことをお伝えしました。
- 初心者Webライターにおすすめの書籍タイプ5選
- 初心者Webライターにおすすめの書籍ランキング【ベスト10】
- 初心者さんがやりがち!本を買うときの注意点
自分に合う本を選ぶことで、効率よくライティングのスキルを身につけられるでしょう。
今回お伝えした内容が、初心者ライターから脱却し”結果の出せるライター”へと、スキルアップを目指すあなたのお役に立てれば幸いです。
Webライティングを身につけるための方法の1つとして、今回は書籍をご紹介しましたが、それ以外にも電子書籍やWeb記事などから、たくさんのことを学べます。
筆者が卒業したコピーライター養成オンラインスクール「Online ApC Academy」では、文庫本1冊相当に当たる合計10〜12万文字以上のテキストブックを無料で配布しています!
受け取る方法はLINEの友だち登録をするだけなので、もし気になる方は以下の「画像」か「ボタン」のどちらかをクリックしてみてください!
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「Webライター 本」に関するよくある質問
初心者Webライターが読むべき本について、よくある質問を3つご紹介します。
よくある質問①Webライターを本業にしたいのですが、全くの初心者です。どんな本を読んだらいいでしょうか?
本記事でご紹介したように、文章の書き方、SEO、セールスライティングなど、タイプ別の良書を1冊ずつ選んで読むことが大事です。
まず、プロのWebライターがおすすめする本を読んでみるのもいいでしょう。
プロも最初は初心者、同じ道を通っています。体験を通しておすすめしている書籍は参考になりますよ。
よかったら、本記事の「初心者Webライターにおすすめ書籍ランキング(ベスト10)」をご覧ください。本業への始めの一歩となるでしょう。
よくある質問②コピーライターにおすすめの本を教えてください。
コピーライターにおすすめの本は、セールスライティングに関する本です。
コピーライターは、Webサイトだけではなく新聞や雑誌など、さまざまなメディアの広告(ブランディングを含む)に携わるため、セールスライティングの本は必読の1冊です。
余談ですが、コピーライターとセールスライターの違いは、それぞれの「目的」にあります。
コピーライターの目的:各メディアのブランディングや認知度を高めること
セールスライターの目的:読者に購買や申込みなどの行動を促すこと

ちなみに、セールスライターが読むべき本も、もちろんセールスライティングについて書かれたものです。
よくある質問③ 副業としてWebライターに興味があります。本だけで始められますか?
今のあなたに合った良書を読むことで、Webライターとして副業を始めることは可能です!
とはいえ、この場合はいわゆる「独学」で始めることとなり、成功させるも失敗してしまうも自分次第のイバラの道でもあります。
もし未経験からWebライターを始める詳しい方法を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
