『ブログ』は誰もがかんたんに記事や日記を投稿できる、現代においても人気なメディア媒体です。
本記事をご覧になっている方のなかにも、現在進行形でブログを書いている、ブログを始めようか考えている…という方もいらっしゃると思いますが、
「そもそもどういうものを書けば良いか分からない」
「ブログを始めたはいいものの、全然うまく書けない」
「ブログを書いている!けど全然見てもらえない」
など、ブログを取り巻く悩みを持つ方は多くいらっしゃることでしょう。
そこで本記事では、そもそもブログとは何なのか?という基本的な情報から最新のブログ事情、具体的な書き方について、実際にプロのコピーライターとして活動している筆者の観点も加えてご紹介します。
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現代におけるブログとは?
ブログとは、正式にはウェブログ(Weblog)という名称で、古くは1990年代の後期から少しずつ認知が拡大したメディア媒体です。
ブログを活用する目的は、主に自身の行動記録を残す日記や、あらゆる事柄に関する感想・考察・まとめを綴った記事を他のユーザーに見てもらうことがです。
身近な例としては、ブログ黎明期とも言える2005年頃、テレビに出演する芸能人の多くが個人ブログを開設し、ファンはそのブログを見て好きな芸能人の動向を探る…。
といったことが挙げられますが、今は懐かしい思い出かもしれません(笑)
そういったなか、現代におけるブログ市場では、ユーザーに見てもらう目的だけに留まらず
- 企業が認知拡大・集客・商品の宣伝などを目的とした『企業ブログ』
- 個人の収益を目的とした『アフィリエイトブログ』
など…ブログの目的が枝分かれした派生系が出現しました。
ただ、どんな目的のブログであっても、ユーザーに見てもらえなければ書く意味がないのは共通項です。
そこで次のセクションでは、ブログを書いたことがない初心者の方でも、現在ブログを書いている・運用をしている方でも役立つ、ブログを書く前に押さえておきたいポイントについてお伝えいたします。
初心者必見!ブログを書く前に行うべきポイント【5選】
「ブログを書くのにコツって必要なの?」
そんな風に思ってしまう方もいると思います。
自分の考えや経験を記事にするブログは比較的始めやすい傾向にあるため、”とりあえずやってみよう!”という気持ちで始める方が多いのも事実です。
やってみる!という気持ちはどんなことにおいても大切な気持ちなので非常に良いことなのですが、コツなどを知らずに始めてしまうと、
『アクセス数が増えない…』
『ファンが増えない…』
『コメントがなかなか来ない…』
と自分の想像とは違ったものになってしまい、うまくいかずに挫折してしまうなんてことも。
いったんコツさえつかめば時間もかからなくなってくるので、ぜひブログを作成する際は参考にしてみてください。
ペルソナを決める
記事を作成する際に設定する架空の人物像、それをペルソナと呼びます。
言わばターゲットの設定です。
なぜペルソナを設定するのか?
それはペルソナを設定することで、求めるニーズに合わせた記事を的確に書くことができるからです。
万人受けする料理が結局無難と言われてしまうように、万人受けする記事を書いても読者は自分事として捉えられず、結局誰にも響かないまま終わってしまうなんてことも…。
(もちろん万人受けする料理が悪いわけではなく、私も好きです。ファンを作るための効果が弱いという意味で受け取ってください)
そもそも多くの読者は問題を抱えていて、記事を読むことでその問題が解決することを期待しています。
そんな読者の期待に応えるためにペルソナを設定するのが重要なのです。
例えば料理記事を作成する際、ペルソナは
- 減量中のアスリート選手
- 一人暮らしを始めたばかりの大学生
- 子育て中の主婦
- 単身赴任中のサラリーマン
- 健康を気にする30代男性
など、様々考えられます。
仮に”減量中のアスリート選手”をペルソナに決めたとき、「簡単ずぼら飯」の記事を探したり見たりするかと言えば…………その可能性は薄いでしょう。
自身のブログにファンを作るためには、常にペルソナ=ファン層が求める記事を書くことが効果的です。
ブログの方向性やターゲットを明確にすることで、あなたのブログにファンが増えるに繋がります。
読者に起こしてほしい行動を決める
ブログを始めた目的は、
- 自分の考えを自由に表現する場
- 集客ツールとしての利用
- 商品の紹介で収益を得るため
と様々だと思いますが、目的とは別に”読者にどんな行動を起こしてほしいか?”を決めると良いでしょう。
一例をあげると、
ブログを始めた目的:
自分の考えを自由に表現する場
読者にどんな行動を起こしてほしいか?:
自分を好きになってもらう(ファン化)
ブログを始めた目的:
集客ツールとしての利用
読者にどんな行動を起こしてほしいか?:
公式LINEの友だち追加
ブログを始めた目的:
商品の紹介で収益を得るため
読者にどんな行動を起こしてほしいか?:
商品の購入
といったイメージです。
そして、もし商品やサービスの購入であれば、記事の中でそれを活用すると読者はどのような変化が得られるか?がイメージできるような流れで文章を作成してみてください。
さらに読者に対して具体的なアクションを促す部分(商品購入ボタン)を記事内に設けることで、読者の行動に繋がりやすくなります。
HPへの誘導であれば、「もっと詳しく知りたい!」と読者が感じるような工夫をすることもおすすめです。
魅力的なタイトルを作る
GoogleやYahoo!で調べて読者が一番最初に目にするのが記事のタイトルです。
タイトルに興味を惹かれなければ、クリックしてブログに訪問することも無いでしょう…。
実際にあなたもウェブ上で何かしらの情報を検索したら、タイトルが気になったものから順にクリックして実際に記事を確認すると思います。
どんなに魅力的な内容の記事を書いても、その記事を見てもらえるかどうかはタイトルにかかっていると言っても過言ではないのです。
ですので、あなたのブログを見てもらえるように魅力的なタイトルを作ってみましょう。
タイトル作成のポイントは以下の通りです。
また、行動心理学の一種に「カクテルパーティー効果」というものがあります。
どんな騒音の中にいても、自分に関係や関連のある情報は、無意識にその内容が目や耳を通して入ってくる現象。
例えば赤いベンツを購入しようと考えていたら、町中を歩いていても急に赤いベンツに目が行くようになる…
きっと『意識しだすと急に目につくようになった』という経験は多くの人にあるはずです。
もしも、普段頭の中で考えていることがそのまま文章としてあなたの目の前に現れたら、ついつい記事を読んでみようと思いませんか?
同じように、ピンポイントな表現を使うことで、読者は自分事と捉えてついタイトルをクリックし、ブログを読んでしまうなんてことも。
- 初心者必見!~
- 子育てママにオススメする〜
- プロレベルを目指す方向け○○
- 30代女性骨格ストレート向けコーディネート
- ○○は本当に必要?脱○○を検証してみた
など、ペルソナが普段考えていそうな文体でタイトルをつけることを意識してみてくださいね。
大枠の見出し(目次)を決める
ペルソナを決めて、記事を読んで起こしてほしい行動を決めて、タイトルも決めて………準備万全!いざ執筆開始!といきたいところですが、ちょっと待ってください。
次に行っていただきたいのは、大枠の見出し(目次)を決める作業です。
なぜ先に見出しを決めるのか?
それは、
という特徴があるからです。
基本的に記事を隅から隅まで読む人は稀です。
ほとんどの読者は最初に見出しを見て自分が得たい情報があるかを確認し、該当の項目に飛ぶことがほとんど。
そのため”見出しで何を伝えるか”という点は非常に重要となってきます。
読者が「もっと詳しく知りたい!」と思うよう意識して、見出しを作成しましょう。
複合キーワードを抽出する
よりアクセス数を増やしたい!もっともっとファンを作りたい!ブログから副収入を得たい(アフィリエイトブログ)!という方は、記事の複合キーワードを決めてブログを書くようにしましょう。
そもそも、複合キーワードとは何か?
GoogleやYahoo!といった検索エンジンで何かしらの情報を調べるときに入力する、二単語以上のキーワードのことを指します。
例えば「化粧品 美白」や「ナス レシピ 簡単」です。
実際にあなたも複数のキーワードで検索した経験が一度ならずあるはず。
また検索エンジンで調べた結果、表示される記事の順番は検索をしたキーワードによって異なってきます。
なお、このような検索エンジンの特徴を活かしてサイトに訪れる人を増やし、WEBサイトの成果を向上させる施策のことを【SEO】と言います。
そして、SEOの観点から”ユーザーがより検索するであろうキーワードをブログ記事に取り入れ、検索エンジンにて上位表示されやすくする”ために、複合キーワードの抽出はブログを書く前に行うべきポイントの一つとなるのです。
ただ、SEOを意識した複合キーワードの抽出は他のブログを書く前に行うべきポイント
- ペルソナを決める
- 読者に起こしてほしい行動を決める
- 魅力的なタイトルを作る
- 大枠の見出し(目次)を決める
に比べ、少し難しいかと思います。
はじめは上記の4つのポイントを意識してブログを書き、次のステップとして取り組むといいでしょう。
ブログの書き方|簡単マニュアル
基本的にご自身のブログであれば、気負わず思ったままを記事にしても問題ないでしょう。
その中でも押さえるべきポイントがいくつかあるので、今回はその中から3点お伝えさせていただきます。
分かりやすい言葉を意識する
ブログを書くときは専門的な用語や難解な表現を避け、わかりやすい言葉使いを心がけることが重要となります。
なぜなら、頭を使って読まないと理解できない文章だと、読者は途中で読むのをあきらめ離れていくからです。
もし専門用語などを使う場合には、必ず注釈を入れ、読者が別途検索する手間をかけないように意識しましょう。
読者が求めているのは、あくまでその記事で自分の疑問が解決することです。
悩みを解決するために見ている記事で、新たな悩みが出てそれも検索しなくてはならないような状況だと、読んでてすごく面倒に感じますよね?
それは自分と同じ価値観の人を見つけたい!と思って記事を読んでいる読者も同様で、難しい単語ばかり書かれたブログで言葉の意味が理解しづらければ、なかなか共感は得られません。
読者への配慮と思って難しい表現や単語は使わず、なるべくシンプルに、中学生でもわかるような文章で表現してみてください。
個人に向けて文章を書く意識で記事を作成する
ブログは自身の意見や経験を発信する場ではありますが、文章に書き起こす際は、読者に対して一対一のコミュニケーションをするように意識してみましょう。
基本的にブログ記事を読んでいるときの読者は、1人でブログ記事を読んでいます。
常に2〜3人で一緒に、一つのブログ記事を読むことはありません。
つまり、ブログ記事を読んでいるその瞬間は、書き手と読み手が一対一の状態にあるのです。
そのため読者が自分に向けられた内容であるかのように感じる表現や配慮をすることが重要となります。
代表的な例でお伝えすると「いまこのブログの皆さんは、〜」ではなく、「いまこのブログのあなたは、〜」です。
直接的な呼びかけや共感を引き起こす表現を用いることで、読者の関心を高めることができます。
PREP法を活用する
PREP(読み:プレップ)法とは、文章をわかりやすく書く際に役立つ「文章構成の型」を指し、使用すると、読み手に内容を簡潔に伝えることができるようになります。
また、PREP法の「PREP」とは、 『Point(要点・結論)』『Reason(理由)』『Example(具体例)』『Point(要点・結論)』の4つの頭文字を取った略語です。
- P:Point(要点・結論)
- R:Reason(理由)
- E: Example(具体例)
- P:Point(要点・結論)
要点・結論からはじまり、すぐに理由を伝えて具体例をあげ、最後に要点・結論を繰り返すのが一連の流れになります。
答え(要点・結論)から始まることで読者は「読み手が何を言いたいのか」を先に知ることができるため、記事の趣旨を理解しやすくなります。
初めからすぐに取り入れることは難しいかもしれませんが、ここが自然に活用できるようになると文章のレベルもグンと上がるので、ぜひ挑戦してみてください。
ブログを書く上での注意点
ここでは実際に記事を執筆する上での注意点を3つご紹介します。
知らなくて後から問題になってしまった…といったことがないよう、ぜひご参考ください。
著作権侵害に注意する
ブログに限らず、コピーライターとして記事を執筆する中で絶対に守らないといけないのがこの「著作権」の問題です。
著作権(ちょさくけん、英語: copyright、コピーライト)は、作品を創作した者が有する権利である。また、作品がどう使われるか決めることができる権利である。作者の思想や感情が表現された文芸・学術・美術・音楽などを著作物といい、創作した者を著作者という。知的財産権の一種。
引用:著作権 – Wikipedia
他ウェブサイトから画像やデータなどの情報を引用しようと思った場合は特に注意が必要です。
引用に関しては、文化庁より下記の注意事項が挙げられています。
(注5)引用における注意事項
引用:著作物が自由に使える場合 | 文化庁
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
ほかにも写真や画像に関しては、引用物は加工しないこと、さらに自分で撮影した写真に無関係な人物が映り込んでいる場合は顔にモザイクをかけるなど配慮し、特定できないように注意することが大切です。
※写真に写っている人の許可なしに画像を公開すると、肖像権侵害として訴えられる場合もあります。
また、著作権ではないですが、「効く」「治る」「痩せる」などの表記は「薬機法」に引っかかる可能性もあるので、あくまで個人の感想程度にとどめておいたほうが無難となります。
読者の心理的壁を知っておく
前提として、読者は
という「3Not」を持っています。
つまり『読むのが面倒だな』という感情を持っているのが前提。
もちろん価値観に共感しているファンであれば読んでくれるかもしれませんが、そこに至るまでにはやはりこの3Notを通ります。
だからこそ、いかに言葉で読者の注意を引くかの工夫が非常に大切な要素となります。
ちなみにあなたは、普段自宅にポスティングされたチラシやメルマガにどのくらい目を通していますか?
メルマガに関しては、もともと自分が興味があって登録したはずなのに、いつの間にか読まなくなってしまった…ということも多いのではないでしょうか?
ここでポストに入っていた絵ダイエット商材のチラシを例にあげ、3Notを説明すると、
- 読まない:そもそもチラシに興味がないので読むことすらしない
- 信じない:ビフォーアフターの写真を見て「本当に?」と疑う
- 行動しない:気にはなったが「まぁいいか」「面倒くさい」と行動しない
となりま。
これらはなかなかに大きい心理的壁です。
この心理的壁を取り払う方法としていくつかの手法があります。
- 相手の立場に立って、興味が持てるようなタイトルを作成する
- 読者の安心感を獲得するために自信をもって言い切る
- 今行動しないと大変なことになるかも?など危機感を感じさせる内容や、限定性を盛り込んでみる
細かく分けていくとたくさんの方法がありますが、まずは上記3点を意識して、ぜひ文章を作成してみてください。
必ず最後に見直しをする
ブログを書いた後は、必ず見直しを行いましょう。
見直しを行うことで文章の誤りや不明瞭な部分に気づき、修正することで読みやすさや一貫性を向上させることができます。
また、その情報は本当に正しいのかの確認や引用先のサイトリンクを貼る等、確認する際は注意が必要です。
完成した記事は日を改めて確認すると、違和感に気づきやすくなるのでおすすめ。
読者にとって読みやすい文章を作成し、公開前の最後まで読者に寄り添った記事であることを意識しましょう。
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- 読むだけで技術が身につく『テキストブック(全8巻)』
- ライターの実情を紐解く『講義動画(全4本)』
- 約14日間の完全無料トライアル
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まとめ:記事作成における最初の設計図をいかに作成できるかがポイント
今回は初めてブログに挑戦する際に押さえておきたい書き方のポイントと注意点をお伝えしてきました。
文章を書くことは誰でもできますが、せっかくなら読者のニーズがある「読まれるブログ」を書きたいですよね?
記事執筆にあたってはまるでマンガにおけるネームのように、ブログ作成における設計図のようなもの(ブログを書き出す前の準備)があります。
ブログを書くために必要な設計図としては、
- ペルソナを決める
- 読者に起こしてほしい行動を決める
- 魅力的なタイトルを作る
- 大枠の見出し(目標)を決める
- 複合キーワードを抽出する
という項目でお伝えしました。
加えて文章の書き方のコツと、ブログを書く上での注意点までお伝えしてきました。
ブログ作成は誰でも気軽に始められる分、ある程度のスキルを身につけておくことで他ブログサイトとの差となりあなたの強みになります。
ぜひ今回の内容を参考にされてみてください。
これからブログをはじめる方やスキルアップを目指す方にとって、この記事が役立つことを願っています。
仕事では長年の営業経験を活かし、現在は様々な角度から記事を執筆中。
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