昨今、未経験でも始められる人気の副業として、Webライター・コピーライターを始める人が増えています。
しかし、副業ライター1を始めたいと思いつつも、
「上手くいかなかったらどうしよう…」
「せっかくやるなら失敗したくない…」
こんな思いから、足踏みしている方もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、
・副業ライターが経験しがちな5つの失敗談
・失敗を改善する5つのアドバイス
・筆者のリアルな失敗談
をご紹介します。
実際に副業ライターとして活動する私が、ライター仲間の実体験も含めた「リアルな体験談」をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください!
1…本記事の副業ライターは、Webライター、コピーライターを総括しております

副業ライターが経験しがちな失敗談 5選

これまで私自身もたくさんのライターのお話を聞いてきましたが、実はライターの失敗談はおおまかに5つのパターンに分類されます。
まずは「定番の失敗パターン」といえる5つの失敗談を見ていきましょう!
低単価の沼から抜け出せない

副業ライターのキャリアは低単価案件を請けるところから始まります。
実際、案件獲得のためのプラットフォームであるクラウドソーシングサイトでは、1文字0.5円、場合によっては1文字0.1円以下の案件も存在します。
最初は仕方がないのことなのですが、この低単価案件に時間を取られた結果
「どれだけ書いても稼げないし、、、もう無理…」
このように消耗して諦めてしまう副業ライターが多いのです!
Web上での記事執筆で継続的に稼ぐためには、実績を積んだら積極的に単価交渉を行い、スキルに見合った案件にシフトしていくことが重要です。
いつ終わるの…?クライアントの修正ループ

記事執筆の後は、クライアントからのチェックが入り、修正箇所を伝えられるケースが多いです。
具体的には「追加要望」や「仕様変更」ですね。
しかし、こういった修正依頼が繰り返されると、いつまでたっても記事が完成しません。
もちろん契約内容によっては「無料修正は◯回まで」と明記されていることもあり、それを超える場合は追加費用が発生します。
ところが「修正は無料で当たり前」というクライアントも存在しており、初心者の副業ライターはこの悪質なクライアントに振り回されてしまうことが多いのです!
無限修正ループに巻き込まれないためには、契約前に修正回数や対応範囲をしっかり確認しておきましょう。
納期に追われ、副業が本業を圧迫

どの仕事にもいえることですが、仕事の基本は「納期を守ること」です。
しかし、会社員とは違い、自分で仕事量を決められるのが副業ライターの特徴。
結果として、案件を一度に多く請けすぎてしまい、本業や生活に大きな影響が出ることがあります。
例えば…
「平日は本業で忙しいのに、夜や休日に副業ライターの仕事を詰め込んでいる」
このような、生活に余白のない“ギリギリ”なスケジュールが続くと心身ともにへとへとに。
さらに

今日書いて、明日納品してください
このようなハードな案件を請けてしまった際は、徹夜で作業することにもなりかねません。
結果として
副業を頑張る→体調が悪くなる→本業に悪影響が出る
といった負の連鎖に陥るのです!
そのため、副業ライターを長く続けるには、自分が使える時間を確保し案件数を調整する必要があります。
まずはスケジュール管理を徹底し、無理のない範囲で仕事を請けるようにしましょう。
知識のないジャンルに執筆が進まない

多くの人は自分の「得意な分野」と「苦手な分野」をもっています。
そして、得手不得手があるのはライターも同じです。
もし知識のないジャンルを執筆する場合、どうしてもリサーチに“多くの時間”を使うことになります。
さらに、調べた情報が自分の中で整理できず、文章にまとめるのに時間がかかることもあるでしょう。
その結果、
「早く書きたいのに進まない」
「締め切りが近いのに仕事が終わらない」
といった状態になり“執筆自体が苦痛”ということにもなりかねません!
もちろん、苦手なジャンルに挑戦することも大切ですが、
副業ライターとして継続したいなら、まずは自分の得意分野や興味のあるテーマから始めるのがおすすめです。
そうすることで、記事を書きやすく、円滑にライティンスキルも伸ばしていけます。
納期に間に合わず、信頼がガタ落ち

ライターがクライアントから信頼を失う一番大きな原因は「納期を守れないこと」です!
「ギリギリに提出してしまった」
「結局間に合わず遅れてしまった」
このようなことがあれば、当然クライアントは安心して仕事を任せられなくなります。
その結果、リピート依頼が来なくなり、安定した収入にも繋がりません。
ただ、まだ自分の執筆スピードを掴めていない副業ライターは、納期に遅れてしまうことが多々あるのです。
イレギュラーなことが起こっても間にあうような余裕のあるスケジュールを組みましょう!

もし、どうしても遅れそうな場合は、事前に連絡を入れることが信頼関係を守るカギです!
筆者のリアル談|副業ライターでやらかしたココだけの話

前のセクションでは、副業ライターによくある失敗についてお話ししましたが、実は私もそうした失敗をいくつも経験してきました。
そこで!
ここからは、私が実際にやらかしてしまった体験談を正直にシェアしていきます。
同じ失敗を避けるためにも、ぜひこの機会に確認しておいてくださいね!
いきなり難易度の高いジャンルから請ける

ライターを始めたばかりの頃、私は海外投資というジャンルの案件を見つけました。
「海外に関係しているなら、海外経験がある自分にも書けるかも!」
そんな軽い気持ちで応募したのです…
一応、提案には受かったのですが、実は大きな落とし穴が隠されてしました。
というのも、投資というのは数多のジャンルのなかでも、非常に難易度の高いジャンルだったからです!
実際、リサーチに時間がかかりすぎて、執筆がなかなか進まず…
やっと完成させた記事は表面的で薄っぺらい内容でした。
結局、クライアントから「内容が的確ではない」と指摘され、記事は“ボツ”になってしまいました。
この経験から学んだのは「いきなり難易度の高いジャンルには要注意!」ということです。
記事が公開されずに、かなり落ち込んだ

ある美容系の案件に取り組んでいたときのこと。
一度、私はクライアントに記事を納品し、報酬も請け取りました。
ところが、後日メディアをチェックしても、自分の記事がどこにも載っていなかったのです。
「あれ、掲載されていない…?」
「なにかまずかったのかな…」
もちろん、報酬はいただいているので契約上の問題はありませんが、その時は、かなりショックでナイーブになっていました。
このような事態が初めてだったこともあり、うまく執筆に集中できませんでした。
その後分かったのは「納品した記事が必ずしも公開されるわけではない」 ということです。
記事を公開するかどうかは、クライアントの事情やメディアの方針次第なのです。
この経験を通して、私は「落ち込むよりも、自分の文章力を磨こう」と気持ちを切り替えました。
これからライターを始める方は、記事が公開されないこともあるということを覚えておいてください。
そうすれば、私のように落ち込んで執筆が進まなくなるなんて事態も避けられるはずです。
単価交渉を恐れて、“セルフブラック”状態に

ライターを始めた頃、私は単価交渉がとても苦手でした。
「交渉して嫌われたらどうしよう」
「余計なトラブルになったら面倒だし…」
そう思って、単価交渉を言い出せなかったのです。
しかし…
結果どうなったかというと、低単価の案件ばかりで働きすぎてしまい、心も体もボロボロ。。
時給にすると500円ほどで、まさに“セルフブラック”状態でした。
このままでは続けられないと気づき、思い切ってクライアントに単価交渉を試みることに。
もちろん、交渉に応じてもらえない場合もありましたが、その時はその案件を手放しました。
その代わりに、ポートフォリオを整えて実績をアピールし、高単価案件に挑戦し続けたら…
今では以前よりも安定して案件を受けられるようになりました!
私が学んだことは、
「単価交渉を恐れずにやってみる」ということ!
クライアントとの信頼関係ができていれば、意外とスムーズに話が進むこともあります。

失敗から学ぼう!副業ライターとして挫折しないための5つのアドバイス

これまでのセクションでは「副業ライターによくある失敗」と「私自身が経験したリアルな失敗談」を解説してきました。
“苦は楽の種”という言葉もあるように、失敗やつらい経験は決して悪いことではありません!
ただスムーズに副業ライターとしてキャリアを作る上では、不要な失敗は避けたほうが良いですよね。
そこで、ここからは、副業ライターとして挫折しないための5つのアドバイスをお伝えします。
①文字単価0.9円以下の案件は避ける

副業ライターとして仕事を始めると、多くの場合クラウドソーシングサイトから案件を請けます。
その中には 1文字0.9円以下の超低単価案件も存在します…!
「低単価だから簡単に書けるだろう」
とつい考えがちですが、必ずしもそうではありません。
低単価でも、内容が難しかったり、何度も修正を求められたりすることがあります。
また、低単価案件は
- 報酬はもらえるけど、実績として公開できない
- 案件の内容が浅くてポートフォリオに使えない
といった問題もあります。
低単価の案件ばかりを続けると、モチベーションが下がりやすく、疲弊することも珍しくありません。
そのため、ある程度実績を積んだら単価交渉をしたり、ポートフォリオを作って高単価案件に挑戦したりする準備を必ず行いましょう!
②執筆ジャンルは絞る

執筆ジャンルは勇気を持って絞りましょう!
なぜなら、自分の知識や経験があるテーマだと、記事のリサーチがしやすく、執筆時間を減らせるからです。
また「この分野ならあのライター」というクライアントからの認知を取れれば、高単価案件にもつながりやすくなります。
例えば、金融、美容、旅行、ドラマなど自分の趣味や知っている業界に特化している方がいらっしゃいます。
とはいえ、どのジャンルから始めたらいいのかわからないと思いますので、その場合は下記の記事を見て、ジャンル選びの参考にしてくださいね!
③本業と両立を第一にスケジューリングする

Webライター、コピーライターを副業としている限り、本業との両立を前提にスケジュールを立てることが大切です!
本業の仕事内容や勤務時間によっては、副業と両立するのが難しい場合もあります。
だからこそ、まずは自分の1日の時間を整理して、副業に使える時間を確保することが必要です。
例えば、1日のスケジュールを考えてみます。
・通勤時間:7時〜8時半
・本業:9時〜18時
・帰宅時間:19時半
・夕飯:20時〜21時
・余暇時間:22時〜23時
・就寝:23時半
このように書き出せば、22~23時を副業の時間に当てられるとわかりますよね。
自分の生活リズムや体調も考えながら、無理のない範囲で副業時間を設定していきましょう!
④地雷案件を見定める

クラウドソーシングの中には「地雷案件」と呼ばれる危険な案件も存在します。
例えば、以下のような案件です!
- 納品しても報酬が支払われない
- 「テストライティング」に報酬が出ない
- 指示があいまいで、修正や追加を無限に要求される
では、どうやって地雷案件を見分ければいいのでしょうか?
以下のような特徴がある場合は、注意してください。
- クライアントのプロフィール情報がほとんど書かれていない
- クライアントが過去に発注した案件数が少ない
- 受注者からの評価が低い(1〜2など)
- 文字単価が安すぎる
もちろん、これらの特徴が必ずしも悪徳クライアントというわけではありませんが、駆け出しライターのときは要注意!
特に低単価案件は危険ですので、初心者のうちは1文字1円以上の案件を目指しましょう!
案件内容が少しでも「怪しいかも」と思ったら無理に応募せず、別の案件を探すくらいの慎重さが必要です。
地雷案件についてはこちらの記事でも解説しています。
⑤ライティングの基礎を学んで記事の品質を上げる

副業ライターとして長く活躍したいなら、ライティングの基本スキルをしっかり身につけることが大事です。
なぜなら品質の高い記事を書けるようになれば、クライアントから引っ張りだこの状態を作れるから。
そもそも当たり前の話ですが、クライアントが仕事を頼む目的は「売上を上げること」にほかなりません。
逆に言えば、品質の高い記事を書いて売上を作ってくれるライターは、重宝せざる終えないのです!
ではどうやったらライティングの基礎を身につけられるのでしょうか?
おすすめの学習方法は、次の3つです。
①本で勉強する
②ライティングスクールに入る
③YouTubeやブログから無料で学ぶ
ちなみに、私が入学したコピーライター養成スクール『Online ApC Academy』では、ライターを始めたい方に向けて、無料トライアルを提供しています。
私はこの無料トライアルを受けて、コピーライティングやSEOライティングといった基礎知識から、クラウドソーシングサイトを活用した案件の取り方まで学びました。
これにより「クライアントに信頼されるライターになるための基礎」を身につけることができたと思っています。
Webライター・コピーライターの副業で稼ぎたい方には、ぜひ覗いてみてくださいね!

まとめ : 失敗談から学び、副業ライターとして成功を掴む

ここまでライターとしての失敗談についてお話ししてきました。
もちろんこの記事を読んだからといって「一度も失敗せずに成功する」なんてことはないでしょう。
ただ、これらの失敗談を事前に頭にいれておけば、効率的に副業ライターとして収入を得られるはずです!
ぜひ定期的に見返して、先人たちの失敗談を活かしてくださいね!
「副業ライター 失敗談」に関するよくある質問

最後に、副業ライターに関してのよくある質問と回答をまとめておきました。
同じような質問がある方は、ぜひご確認ください!
よくある質問①専業主婦で副業ライターをやりたいです。未経験の場合、スクールに入った方がいいですか?
結論からお伝えすると、独学でも大丈夫です!
本やネットを使ってライティングの基礎を学んだり、案件獲得の方法を学ぶこともできます。
ですが、実際に案件を請けてみると「提案のやり方」「各案件の執筆方法」など実践ならではの“壁”にぶつかることがあります。
そのため、悩んだ時に相談できる人がいなければ、成果が出るまでに時間がかかることは間違いありません。
スクールに入るとライティングの基礎を体系的に学べたり、講師の添削を受けたり、案件の相談もできたりしますので「なるべく早くライターとして成果を出したい!」という方は、スクールを利用するのもおすすめです。
よくある質問②副業ライターで月に5万円以上稼ぐことはできますか?
副業ライターで5万円以上稼ぐことは可能です!
まずはライティングの基礎を学び、案件を取るための行動を積み重ねることです。
例えば:
・サンプル記事を3本~5本書く
・クラウドソーシングサイトに20件~30件応募する
・実績が上がったら、Xでの募集案件や高単価案件に挑戦する
といった感じ。
最初は大変に感じるかもしれませんが、行動して失敗を振り返り、改善を繰り返せば5万円以上稼ぐことは十分可能です。
「まずはやってみる」ことが、副業ライター成功の第一歩です!
よくある質問③失敗するのが不安です。どうすればその不安を乗り越えられますか?
失敗したことのない成功者は一人もいません。
初心者のうちは、案件を請けて失敗したらどうしよう…と不安になるのは当然です。
実は、案件を続けて慣れても不安は完全にはなくなりません。
私は今でも「はじめて」の案件を請ける時は不安を感じます。
しかし大切なのは「失敗しても大した問題じゃない」と考えることです。
何も命を取られることはありません。
ただ失敗するたびに「なぜうまくいかなかったのか」を考えて改善すればいいだけなのです。
これを繰り返すことで、少しずつ自信がつき、不安を乗り越えられるようになります。

