昨今では副業が解禁される企業も増えてきました。
在宅で手軽に始められる副業としてWebライターの仕事に関心がある人も多いようです。
しかし…。
- Webライターの仕事に関心があるけど一体どうやって始めるのか…?
- 初心者のWebライターはどうやって仕事を受ければ良いのか…?
- そもそも未経験者のわたしが本当にWebライターになれるのか…?
など、疑問をお持ちの方は少なくないと思います…。
そこで本記事では、未経験・初心者の人が在宅でWebライターを副業として始める方法について、筆者の体験談も交えながらご紹介いたします!
Webライターの副業は難しい?誰でもできる?
Webライターとして副業を始めるのは、いま”あなたが想像上で思い描くほど難しいことではない”ということを先にお伝えさせてください!
ただ「誰でもできるのか?」という問いに対して、多くのWebライターは首を横に振ることでしょう。
この説明だけでは具体的なイメージが湧かず『結局どっちなの?』という声が聞こえてきそうなので…笑
次にお伝えするセクションを読み、これらの具体的な理由を一緒に紐解いていきましょう!
文章力はどれくらい必要なのか?
そもそもWebライターとは、企業のオウンドメディアなどのWeb媒体に掲載される文章執筆を仕事とする人のことをいいます。
では、副業Webライターには文章力はどれくらい必要なのでしょうか?
結論から言うと、副業としてWebライターをするうえで、最初からそれほど高い文章力が要求されることはほぼありません。
日本人として基本的な文法や語句の言い回しを使う文章力があれば、副業Webライターとして十分仕事をしていくことはできます。
むしろ、やたらと難解で専門的な文章を多用することは全くお勧めしません。
多くの人が読んで理解できるような文章を書くことが副業Webライターにとって何より重要なことです。
副業でWebライターを行ううえでのメリット・デメリット
副業でWebライターを行ううえでどういうメリットとデメリットがあるのでしょうか。
まずはメリットからあげていきたいと思います。
メリット①在宅勤務が可能
副業Webライターは在宅勤務が可能な仕事です。
基本的にいつでもどこにいてもパソコン1台で仕事が始められます。
サラリーマンが帰宅後に続けられる副業にも適していますし、育児や介護に携わる人などにとって、場所に縛られず仕事ができることは副業Webライターの大きなメリットと言えるでしょう。
発注先であるクライアントとの打ち合わせもチャットやオンライン会議で行うことが多く、受注、執筆、納品と全ての工程がリモートで完結するので、比較的自由な職場環境で働くことが可能です。
メリット②本業の収入+αが得られる
後ほどご紹介するクラウドソーシングサイトに登録して副業Webライターとして仕事を行うことで、比較的すぐ報酬を得ることができます。
本業の収入+αが得られるのは副業Webライターの大きな魅力です。
市場の観点からも、無限ともいえるWeb媒体が存在する現代では、Webライティングは需要過多の仕事です。
そのため、これからWebライターを副業として始めようとする初心者の人でも収入を得ることは十分に可能といえます。
もちろん最初から大きく稼げることは稀ですが、仕事をひとつ受けるだけで数千円の報酬を得ることは十分可能です。
今後、副業Webライターとしての経験を積んでいけばさらなる報酬アップも望めます。
メリット③簡単に始められる
副業Webライターは、特殊な資格などがなくても文章を書く基本的なスキルがあれば、誰でも副業で始めることができます。
始める際に初期投資が必要な店舗経営などとは異なり、パソコンとインターネット環境さえあれば在宅で手軽に始めることができるのも大きなメリットでしょう。
ただし、公務員など副業が禁止されている職種の場合、簡単に始められるからといって始めると違法の可能性もあるので注意しましょう。
次に、副業Webライターのデメリットをあげていきます!
デメリット①副業で『数十万円稼ぐ』のは大変
先述のように、副業Webライターとして仕事を受注すれば、すぐにでも数千円の報酬を得ることは比較的簡単なのですが、数十万円を稼ぐことはそう簡単ではありません。
今数十万円稼いでいる副業Webライターも、最初は文字単価1円などの安価な案件の受注からスタートしています。
その後、継続案件を獲得し実績を作ることで徐々に高単価案件を受注し報酬をアップさせているのです。
したがって、最初から大きく稼げないからと言って悲観することはありません。
コツコツと地道に仕事をこなし実績を重ねていけば、数千円だったのが1万円、3万円、5万円、10万円…と必ず報酬はアップしていきますので根気強く続けましょう。
デメリット②自己管理能力が不可欠
副業Webライターは、企業に勤める会社員とは異なり、基本的には誰の監視下にも置かれることなく1人で文章を書くことを仕事としています。
周りの目がないということは自由である反面、スケジュール管理や、自分の思考・感情・行動を管理するための自己管理の能力がなくては、副業Webライターとしての仕事は難しいということです。
デメリット③続けられるかは自分次第
繰り返しますが、副業Webライターの仕事を始めてすぐ大きく稼げることはまずありません。
1記事書いても数千円の報酬しかもらえない時期が長く続くというのも現実です。
「せっかく副業Webライターとして仕事を始めたのに全然稼げない…」そう思って諦めて辞めてしまう人も少なからずいます。
しかしここで辞めてはもったいないです。「
成功できるのは「諦めなかった人」です。
何事においてもそうですが、夢や目標を常に思い出すなど、モチベーションを保つための自分なりの方策を持っておくことが副業Webライターを続けるうえでも重要です。
また、よりWebライターのメリット・デメリットについて詳しく知りたいという方は以下の記事も参考にしてみてください!
※以下の記事ではWebライターも包括してコピーライターと総称しております
副業Webライターにはどんな仕事があるのか?
実際に副業Webライターの仕事にはどんな種類があるのでしょうか。代表的なものを3つご紹介します。
文字起こし
文字起こしとは、音声データを文字として書き起こす仕事のことをいいます。
音声データには演説、インタビュー、対話、株主総会などの会議行事などがあります。
音声を文字に起こす仕事と聞くと簡単な作業のように思えますが、音声データの内容によっては聞きなれない言葉や難解な語句が出てきたりと、聞き手として幅広い知識と教養が求められる仕事です。
1分あたり計算で70円〜80円 ※音声データの単語量による
校正・校閲
文章の校正とは、ライターが書いた文章の間違いを正す仕事のことをいいます。
もちろんライター自身も間違いがないように見直しをしたうえで納品するわけですが、どうしても主観的な見方に偏ってしまいます。
ライターが書いた文章をより良いものにするために、客観的な目線でチェックする校正の役割が重要なのです。
校正と似た言葉に校閲がありますが、校閲とは校正に加え、文章が事実と異なっていないかなど、より精度の高いチェックが含まれます。
校正・校閲の報酬は、リーガルチェックなどの精査内容により変動ありますが、大体5,000文字までの校正・校閲で10,000円からが相場のようです。
5,000文字まで10,000円前後〜 ※リーガルチェックなどで変動あり
SEO記事・Web記事制作
副業Webライターとして柱ともいえる仕事は、SEO記事・Web記事制作です。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」です。
あるキーワードを検索エンジンで検索した時に、検索順位が先頭にくる記事のことを「SEO順位が高い」という表現をします。
SEO順位が高い記事ほどWeb上の多くのユーザーの目にとまり、それだけ集客などに有利です。
したがってSEO順位が高い記事を書ける副業Webライターはクライアントからは高く評価されますし、獲得できる報酬にも大きく影響します。
SEO順位が高い記事を書けるようになるには実績を重ねることも大事ですが、一定のテクニックや、SEOのアルゴリズム(原理)に関する知識も持っておいたほうが有利です。
SEO記事・Web記事制作の報酬は、記事内容の専門性にもよりますが、クラウドソーシングサイトでの受注では単価1円からが多く、後述のようにSNS上での受注となると単価2円以上のものもあります。
1文字単価1円〜 ※記事内容の専門性による
副業ライターの仕事は、本記事でご紹介した以外にも実に多くの案件が存在しています。
より詳しくWebライターの仕事内容を知りたい方はこちらの記事もご確認ください!
初心者必見!副業Webライターの始め方【3ステップ】
では初心者が副業Webライターを始めるにあたって、どう言う手順を踏めばいいのかを3つのステップで説明していきます。
【ステップ1】ネット環境を整える
副業Webライターを始めるために必要なものはパソコンとネット環境だけです。
スマホでも副業Webライターの仕事は不可能ではないですが、リサーチ業務を考えるとパソコンはやはりあったほうが断然いいです。
カフェなど家の外でライター業務を行う際には持ち運べるWi-Fi環境なども必要となってきます。
【ステップ2】自分に合うサービスに登録して案件を探す
副業Webライターとしてどうやって案件を探していけばいいのか、代表的な方法を3つご紹介していきます。
1 クラウドソーシングサイトに登録する
副業でWebライターを始めたい人にまずおすすめしたいのは、クラウドソーシングサイトを活用して仕事を探すことです。
副業Webライターとしてのライティングの仕事も数多く掲載されており、自分が好きな依頼案件を選んでWebライターとしてすぐに仕事をすることができます。
おおまかな流れとしては、登録→受注→納品という3段階です。ここでは筆者も活用しているランサーズを例にご紹介していきます。
引用:ランサーズ
まずは自分のプロフィールを作成します。クライアントが自分に依頼するかどうかの判断基準となるページなので、できる限り詳細に記載しましょう!(経歴、資格、可能な業務、得意分野、稼働時間など)
初心者でも比較的簡単にこなせる仕事も多いので、自分ができそうなジャンルの仕事があったらクライアントに対して仕事を受注したい旨を提案し、提案が通れば実際に作業を行っていきます!
自分が執筆した制作物を納品すれば、クライアントからクラウドソーシングサイトを通して報酬が支払われます。
2 SNSでクライアントと連絡を取る・受注する
X(旧Twitter)を通じてWebライターの仕事を探す方法もあります。Xでは、副業Webライターを募集している企業や個人が多数います。
その数あるクライアントの中から自分に合った記事ジャンル、クライアントの特性、報酬体系などを選んで、DM(ダイレクトメール)などで、副業Webライターとして仕事を受けたい旨の提案をします。
双方の条件などが合致すればマッチングが成立してWebライターの仕事ができます。
案件によっては単価が2円以上のものがあったりと比較的高額なことと、手数料が差し引かれることなく報酬が支払われることは大きなメリットといえます。
3 求人サイトで案件を探す
大手の求人サイトでWebライターを募集している企業等も多いので、求人サイトを通して副業Webライターとして働く方法もあります。
完全在宅のフリーランスや、企業に入ってWebライターとしてWebメディア制作のメンバーの一員となるなどさまざまな種類の仕事があります。
自分にあった業務形態を選んでWebライターとして活躍することができます。
【ステップ3】案件をこなし実績を作る
「習うより慣れろ」と言いますが、副業Webライターもやはり最初は多くのライティング業務を受注して案件を数多くこなすことが大事です。
案件を1件1件こなすことで、最初は初心者だった人もだんだんライティングスキルは上達していきます。
そうなると、クライアントからも信頼され、継続案件をもらえるようになり、実績を作ることができます。
実績を買われ、雑誌社などから「コラムを書いてみませんか?」などのお誘いがくることも。
【EX】実績を作ると報酬金額がUPする⁉
副業Webライターとして自分が作成したWeb記事等がSEO検索上位に表示されるなどの実績を作ると、当然のことながらクライアントからは喜ばれます。
そうなると、クライアントはその後もその副業Webライターに継続してWeb記事等執筆を依頼したいと思います。
筆者の経験から言うと、一般的に5件程度継続して仕事を受注したタイミングで、副業Webライターから報酬金額を上げる提案、すなわち単価引き上げの交渉をしていいと思います。
5件も継続案件を発注するということは、クライアントはその副業Webライターへ依存している証拠。この好機をしっかり捉えて自分の価値を高めていくことが報酬金額UPの鍵となります。
Webライター未経験者のための実践テクニック【実績ゼロから高単価案件を獲得する方法】
未経験で副業Webライターとしてスタートした当初は実績ゼロです。
最初は低単価案件から受注することがほとんどですが、そこからいかにして高単価案件を獲得していけばいいのか、筆者も実践してきたテクニックをご紹介していきます。
サンプル記事やポートフォリオを充実させる
自分がこれまで作成してきたWeb記事は、サンプル記事としてストックしておきましょう。
この、サンプル記事を作成する意図としては、新しい仕事を受注するときのポートフォリオとして使用できるねらいがあるのです。
また、ポートフォリオとは、自身のスキルやこれまでの実績を示すものであり、「自分のアピール・セールスポイントを紹介するための資料」を意味します。
ただ注意点として、ポートフォリオに載せられる実績はあくまでクライアントが「載せていい」と許可したものだけです。
無断でポートフォリオに掲載することは契約違反になる恐れがありますので、掲載前に必ずクライアントの許可を得てください。
最初は実績ゼロでも、実績や経験を重ねていけば自分のアピール・セールスポイントは明らかになってくるはずです。
そうしてサンプル記事やポートフォリオを充実させていけば、クライアントの目に止まりやすくなります。
提案文をしっかり作り込む
提案文はクライアントへ向けて、自分に仕事を受注させてほしいとお願いするダイレクトなメッセージです。
副業Webライターの人の中には、毎回同じ提案文を定型的に使って提案する人もいますがあまりお勧めしません。
クライアントは千差万別なので「このクライアントにはどう提案すれば刺さるだろうか」ということを毎回しっかり考えたうえで提案文はしっかり作り込むべきです。
なるべく多くの案件に応募する
初心者のうちは「自分のスキルでできるかな…」などと頭の中で答えを出してしまい、案件に応募するのが億劫になってしまいがちです。
しかし極論を言うと「仕事を受けてから考える」くらいでちょうどいいと思います。
自分には難易度が高いと思った案件でも応募して仕事を受けてしまいましょう。
自分には未知の分野であってもリサーチすればなんとかこなせるものです。
いろんな経験を積めばスキルは必ず上がっていきます。
そうすれば副業Webライターとして高い価値を提供できるようになり、やがて高単価案件を獲得できるようになるでしょう。
オンラインスクールを通して知識を身につける人も急上昇中
最近ではWebライティングを学べるオンラインスクールも増えてきました。
オンラインスクールでは、Webライティングの基礎的なスキルや、時にはSEOなどのマーケティング知識も学習できるうえに、自分の書いた文章を先生に添削してもらう機会もあるので初心者にはメリットが大きいといえます。
ちなみに筆者も副業でWebライターを始めるにあたり、オンラインスクールであるOnline ApC Academyで学ぶことを選択しました。
独学でのライティング学習に限界を感じていたからです。
Online ApC Academyでは基本的なライティングスキル、SEO知識、クラウドソーシングを活用した仕事の受け方など幅広く実践的に学べたことで、早い段階でWebライターとして報酬を得ながら実績を積むことができています。
まとめ:Webライターは副業におすすめ!
今回は、副業Webライターの仕事に興味がある人に向けて、未経験・初心者が在宅で始める方法を筆者の体験談つきでご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
パソコンとネット環境だけで気軽に始められて、余暇時間を有効に活用でき、在宅の仕事も可能なWebライターは、時間と場所に縛られない自由な仕事です。
文章を書くことが好きな人なら、これから始める副業としてとてもおすすめといえます。
副業Webライターとして継続するのに大事なのはやはり、文章を書くことが好き、という気持ちです。
その気持ちさえあればモチベーションを保ちつつ、好きなライティングを楽しみながら副業Webライターとして続けられると思います。
「Webライター副業」で調べた方によくある質問
最後に、「Webライター副業」について調べた方によくある質問に対して回答をしていきたいと思います。
Q.Webライターに必要なスキルとは?
Webライターは実にさまざまなスキルが必要となり、特に役立つものとしては以下のスキルが挙げられます。
・ライティングスキル
・情報収集スキル
・コミュニケーションスキル
・SEOスキル
・マーケティングスキル
ただ、上記スキルは”これからWebライターを始めようとしている方”全員がもっていなければいけないわけではありません。
Webライターを始めてから『経験・実践』しながら養えるとより活躍できるWebライターに近づくと言えるでしょう。
初心者・大学生でもWebライターとして稼げる?
Webライターは文章を書く基本的なスキルさえあれば誰でも始めることができ、クラウドソーシングサイトに登録して仕事を受注すればすぐに報酬が発生します。
したがって初心者・大学生であってもWebライターとして稼ぐことは十分可能です。
国語の成績は関係ある?
率直に言って関係ありません。
国語が得意だったに越したことはないとはいえ、苦手だったにしろ、文章作成スキルは学習と実践の積み重ねで十分のばすことができます。
Webライターで副業をした際に確定申告は必要?
副業Webライターであれば、本業Webライターとは異なり、年間所得が20万円以下であれば原則申告は不要です。
ただし、個人の状況により確定申告の対応は異なりますので、不明な場合はご自宅の管轄の税務署に問合せてみてください。
【SNSマーケティング✖️ライターの二刀流】でメディア記事執筆を受託。愛猫家。
LP制作、シナリオ制作、各種メディア記事など実績アリ